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ラストレター [娯楽]

この映画は、気になっていたので水曜日のレディースデイにたまたま休みができたのもあって、思い切って一人で観てきました。

岩井俊二作品を観たのは初めてだったのですが、私自身年齢的なものもあって、昨今のネット主流のコミュニケーションにはややついていけない部分も多く、昔は「文通」とか「交換日記」というような、実際に文字を書いて相手とつながるということが結構好きだったのもあってか、タイトルに惹かれたというのもあります。
文字フェチでもあるので、字のきれいな人が好きだというのもあるのですが・・・。

内容は詳しく書くとネタバレになるのであまり書けませんが、映像とか色彩がとっても情緒的で、演じている人がみんな上手だというのもあったので、セリフの一つ一つの「間」の取り方がとっても柔らかい空間を作り出していて、美しい涙が自然と流れてくる感じで、ほっこりしました。

ここでも感じましたが、この映画のヒロインは亡くなった姉の代わりにそのことを伝えるために参加した同窓会で姉と間違えられてしまい、言い出せずにいたら高校時代にほのかに憧れていた先輩と「文通」することになって、そのまま姉になりすましてしまったのですが、学生時代や若いころに華のあった子が意外とその後あまり幸せとは言えない恋愛や結婚をし、地味であまり目立たなかったような子のほうが普通に幸せになっているというケースは多々あります。
本来なら華のある役をする松たか子さんが今回はその、目立たなかった妹の役ですが、さすがに達者なので、本来の気の強さを抑えて普通っぽさを見事に演じていました。

高校時代を演じた広瀬すずさんは姉の方ですから、まあ、言わずと知れた華のあるタイプです。今回注目したのは高校時代の妹を演じていた(その後姉妹がそれぞれ産んだ娘の役もすずさんと同時にしていたのですが)森七菜さんという子です。

一見目立たないおとなしそうな顔立ちですが、こういう子は大化けしそうでそれこそ唐田えりかさんみたいな感じになるのでは?と思ったのでもしかして乙女座かなと思ったらやはり乙女座でした。蠍座はないので魔性系ではないですが、金星が獅子座ですから自分に自信はありそうで、昨年大ヒットした「天気の子」でもヒロインの声を演じていましたし、それ以前にもテレビドラマ「3年A組」で人質になった高校生の一人を演じていて、決して派手さはないのになぜか気になるというタイプでした。
実際にもこういうタイプの子のほうが実はもてるのではないかなと思います。
今やっている「白でも黒でもない世界でパンダは笑う」という妙なドラマでヒロインを演じている清野菜名さんと雰囲気が似ています。清野さんもまた、昭和っぽい顔立ちですがアクション女優ですし、今後も需要は増えそうですし、彼女は天秤座ですが金星が蠍座ですから男性にもてそうな要素満載です。
森さんとか清野さんはまだ伸びしろの多い若手ですが、変な恋愛をしないようにしてほしいものです。

一方の広瀬すずさんは朝ドラ女優として世間的好感度が高いですが、美人ですが色気はないように思います。杏さんと逆のライツで双子座・月牡羊座ですし、個人天体に水の星はないですから正統派ですし意外とサバサバ系でしょう。この配置は数々の恋愛を経て、案外大女優の道を歩みつつある長沢まさみさんと同じですから、すずさんも、恋愛をしても意外と息の長い大女優になるのではないでしょうか。

今年は双子座に金星が長期滞在する(4月から8月頭まで)からなのか、双子座にライツを持つ女優さんが結構活躍しそうです。
すずさん然り主演の松さんもだし、長沢さんもそうだし、ガッキーなどもそうです。

なんでもそうですが、トップレベルになる人は、恋愛をばねにはしても決してスキャンダラスなことで落ちぶれないでしょう。

と結局は星の話になってしまいますが、「ラストレター」で少しだけですが出てくるトヨエツさんの存在感はもう、引き込まれました。やはりうまい!あと、ちょこっと出てきた中山美穂・・・普通のおばちゃんの役をすべきだなと感じました。こんな役がもう似合う年齢ですから、今後もヒロインは無理があるなと思いました。中山美穂とトヨエツさんは岩井監督の昔の映画「ラブレター」の主演ですから、その意味で参加したのかなと思いましたがこの二人はこの映画ではものすごく印象深かったです。
あとは、脇役がなかなか私たちの世代には「知ってる!」という人が多く、松さんの姑さん役が昔「ほほにキスして」などのヒット曲を出した水越けいこさんだったり、母親役が木内みどりさんでそういえば去年急逝されたんだなと思ったり、小室等さんが出ていたり・・・。

ただ、主人公のあこがれの君の役は、高校時代の神木隆之介さんはすごくよかったのですが、大人になってからの役が福山雅治さんというのは別に彼がどうこうではないのですが、松たか子さんとホントに合わないなと感じてしまい、ちょっと年齢的にもう少し若い俳優さんで、オタクっぽいイメージの人のほうが似合ったのでは?とは思いました。でも、憧れの君だから、かっこよさも必要だったのでしょう。福山さんが小説家っぽさを出すためにひげを生やしていたり、服装がダサかったりと工夫はしていましたけど・・・。

内容的には突っ込みどころもあるのですが、(亡くなった姉のことが今一つ分からない点が多かった)映像の美しさと間の取り方の良さを感じて何となく感傷に浸れそうな気分にはなりますので、観終わって嫌な感じは与えない映画だと思います。
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