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矜持と矜恃 [ひとりごと]

こんな言葉は全然知りませんでしたが、言葉というのは本当に知っていても覚え違い、認識違いのことがかなりあります。

「矜恃」も「矜持」も「きょうじ」と読むそうですが、なぜこんなことを調べているのかというと・・・

安室ちゃんの引退ニュースで、世代的には私などはやはり1980年に引退した山口百恵さんを思い出してしまいます。
そして、どちらも出生時間もわかっているのでつい、引退時(安室ちゃんの場合は来年の9月16日です)のトランジットやプログレス、さらには両方の引退の年のソーラーリターン図などを書いてみました。

まあ、百恵さんの引退は本当にお見事としか言えませんでしたし、私の中ではいつまでも尊敬できる女性の一人なのですが、安室ちゃんもまた、お見事だと思いました。

お二人の引退時のホロスコープには共通点があって、また、ソーラーリターン図でも共通項がいくつか見られたのです。簡単にいうと
「頂点のままの引き際」
というのがお互いの願望で、そこにはお二人の本物のプライドを見たような気がしました。

プライド・・・というとこれもまた、よい意味で使われる場合もありますが、たいていは、誰かに対してかっこ悪いからとか、外部に対しての自尊心や傲慢さのようなものとして用いられる場合もある言葉だと思います。
でも、本物のプライドは、自分の中に持つべきものであって、別に自ら「プライドが高い」と言ってひけらかすものではないので、そういう意味でのプライドを持つことが「矜持」と「矜恃」なので調べてみたのです。

前者のほうが「持つ」という字が入っているので、自尊心を持っていることが外見や言動からも見て取れるものですし、一般的にプライドを持つということはこの文字で示されるようですが、本来心の中にはもっていても言動は控えめで表に出さないのが「矜恃」の「りっしんべん」のほうだそうです。

そして「きょうじ」と言われる言葉自体は、よい意味での、その人の社会における役割に対してもつべきプライドのことを指すようです。

よく、恋愛などで「プライドが高いから自分から告白など絶対にしない」とか言ってる人がいますが、そういうのはプライドではなく、単なる傲慢さでしかないと思います。相手に対してどう思われるかを気にした上での自尊心はプライドというにはちょっと違うようです。

百恵さんも安室ちゃんも、言動は至って控えめだし、自ら目立とうとはまるでしないタイプです。
でも、どこか凛としたプライドは持っていたはずです。
星座でいうとよく、獅子座がプライドが高い、と書かれています。あと、天秤座や射手座も割とプライドの高い星と言われています。
これらはすべて太陽の主星が吉星(太陽・金星・木星)なのもあって、やはり輝くべき星だし、明るく、前に出る星ではあります。
だから、よい意味でのプライドは確かに持っているでしょう。無様なことを良しとしない潔さがあります。

ただ、「きょうじ」というような意味合いのものではないように感じました。

百恵さんは山羊座、安室ちゃんは乙女座なので、間違っても「私はプライドが高いです」とか言わなさそうですし、実際にそのような発言はありません。
でも、月が百恵さんは牡羊座、安室ちゃんは月は射手座です。男性的なさっぱりした一面があります。

プライドという言葉にはやはり火の星座がふさわしいように思います。
ただ、「きょうじ」という意味合いだと、地の星座なのかなと・・・。

地の星座と火の星座は心理占星学でいうと相反するもので、感覚と直感です。
現実を見据え、しっかりと基盤を持ちつつも、いざというときには大胆な決断ができる素早さを持っている感じです。
どちらも現実的な星ですので、一度言ったことは必ず守ります。
でなければ、自分のそれこそプライドが許せないと思います。

だからこそ、唐突に引退するのではなく、きちんと前もって宣言して、周りのだれにも迷惑をかけないように準備しているのだと思います。

安室ちゃんはまだ40歳(と言っても彼女のいでたちから、40歳というのにびっくりですが)なのに、もう、今回の決意には、あっぱれ!という気持ちになりました。

安室ちゃんの曲は難しいのでとても歌えないから、あまり聞いてなかったのですが、ちょっと聞いてみたくなりました。

今月の新月は何かあるなと思っていた矢先にこのニュースはかなり衝撃的ではあったと思います。

おかげで「きょうじ」という言葉を調べたり、ちょっと賢くなった気がします。(笑)
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