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バイア・コンバスト・ウエイ [占星学]

久しぶりにしか最近はなかなか記事を書く時間が取れないのですが、ちょっと専門的なことを・・・。

コンバストという言葉は占星学をある程度知っている方はご存じだと思います。
太陽の8度30分以内にコンジャンクションしている惑星は太陽の熱に焼かれてしまうので良い意味が出にくいというものです。(水星に関しては28度以内にしかないため、あまりコンバストだからどう…ということはないという説もあります)

コンバストエリアというのは、上記のコンバストから来ているものですが、スピカという吉意の恒星(天秤座23度)を除く、天秤座15度~蠍座15度までの間のことを指していて、ここに、何らかの運気を読む場合のシグニフィケーター(結婚運だったらたとえばですが7ハウスカスプ主星とか女性だと太陽と火星)がある場合、意味合いが弱くなってしまいます。

それが、意外とここに惑星のある方が多いのです。

もちろん世代的な天体がここに位置している場合、ある程度世代的な影響にはなるのですが、ここ数年の異常気象と、今回の台風など、ちょっと気象状況が今までと変わっているのはなぜなんだろうと思ってマンデン図を見てみました。

最近のでいうと、10月20日に新月でしたから、新月図を見てみると
見事にこの「バイア・コンバスト・ウエイ」に太陽と月の合があり、木星・水星とともに4天体がここに入っていました。
天変地異などは4ハウスで観ますが、4ハウスに冥王星が居座っていて4ハウスカスプ主星は3ハウスにある土星で、リリスも3ハウスですから、乗り物に関するトラブルが予想されました。
実際、航空機事故も多いですし、今回の台風で車の中でなくなった方などもいて、さらには相変わらず車が突然突っ込むような事故も起きているし、電車の窓ガラスが割れたりということもあります。

4ハウスの冥王星にはソフトアスペクトしかないのですが、72度などのマイナーアスペクトばかりだし、全般的に一見すると平和ですが(今回の選挙結果でもそうですが)12ハウスに火星があるし、今後の展開はまだまだ分からない気がします。

株価が異常に高いのは2ハウスに木星があるからでしょうけど、これが先ほどのバイア・コンバスト・ウエイなので、今は一見好景気に見えるかもしれませんが、バブルの再来かとも言われていますし、なんとなく先のことを考えると楽観視してはいられないような気がします。

現在も太陽はバイア・コンバスト・ウエイにありますし、水星・木星とともに27日からは金星もここに入ります。
普段なら吉星なので平和そうですが、ただ平和だと思っているとあとで落胆しそうな時期のように感じます。

案外この領域はちょっと立ち止まって考えるには必要な時期を示している気がします。
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