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太陽と月の星座が逆の場合 [占星学]

私は太陽山羊座・月乙女座ですので、太陽乙女座・月山羊座の人とは太陽と月が逆になります。
この場合、占星学的には確かに縁も強いし、相性もいいのですが、性格が似ているかというと実はあまり似てないなと感じるのです。

縁があり、相性がいいというのはある意味「理解しあえる」という関係性になるからなのですが、
だからといって「好き」というような情熱を傾けられるかというとそうでもないように思います。
同性同士なら、たぶん友人になるのは簡単ですし、理解しあえるので一緒に仕事をするなどでもぶつからずにできるだろうと思います。
でも、異性の場合必ずしも魅力を感じるかというと、友達以上に発展しないケースが多いのではないかなと思います。
私も、乙女座・月山羊座の男性を数名知っていますが、友達としては確かに気が合ったし、仲は良かったのですが、異性として見れたかというとそうでもなかったです。
地象ばかりの私などはこういう現実的な相性に基づいて結婚したらそれなりに幸せだったとは思うのですが、人が人を好きになるというのは本能であって理屈ではないので、むしろ、自分にないものを持った相手に惹かれるから厄介だったり、片思いが存在したりするんだろうと思います。

友人夫婦で、奥さんが蟹座月獅子座の人がいますが、この奥さんは再婚だったので、慎重になるとっていたところ、獅子座月蟹座の男性を知り合って、それはもう、大恋愛で再婚して幸せに暮らしています。
男女の相性としては確かにいいので、おすすめしましたが、互いに獅子座を持っているのでドラマチックな相性にはなりやすかったです。
ただやはり現実一緒に暮らしたらもはや老夫婦みたいでトキメキはないとおっしゃっています。

なので、再婚とかある程度の年齢になった人の場合は経験値もあるのでいいのかもですが、初婚とか若い人の恋愛の場合は太陽と月がお互いに逆という、この組み合わせは意外とないのです。

私のような太陽山羊座・月乙女座だと活動宮の太陽と柔軟宮の月の組み合わせですが、逆になると太陽が柔軟宮で月は活動宮ですので、私よりも活発で現実的な傾向は強くなるように思います。
私自身で言うと、山羊座で月射手座の人などは同じ、活動宮の太陽と柔軟宮の月の組み合わせですので、どちらかというと、この組み合わせのほうが似ている気がします。
太陽と月では、同じサインであってもやはり出方は全く異なってきます。
山羊座の場合だと太陽だと本質ですので、社会性が強く仕事の面では割とシビアですが、月の山羊座になると情緒面がお堅い傾向が強まるので性格的に慎重で容易には人を信用しなかったりするという傾向があると思います。
なのでやはり月同士が似通っている者同士のほうが、太陽星座が何であれ惹かれあうように感じます。

ただ、男女に関してはやはり金星・火星のサインもはずせないので、ライツはあまり引き合わなくても、金星・火星が合う人とは仲良くなったりします。

性格的に合うということと、異性として惹かれるということはあまり関係がないように思います。
もちろん本質が合うほうが楽ではあるのですが・・・。

恋愛と結婚は必ずしも一致しないというところが、相性診断の難しいところです。
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自分で決めること [ひとりごと]

「あなた次第」とよく言われることがありますが、私はこの言葉がものすごく嫌いでした。
相談事などをした場合によく言われることですが、何となく責任回避した言い方のように思えて、同時に突き放された気持ちにもなったからです。

でも、物事は結局は自分次第なのです。
占いの場でも、「結果的にはクライアントさん自身が決めることだ」とよく言いますし、それが決して占い師が責任を回避してるからではなく、物事の結果はその人自身が選び取ったことでなければ結局は納得できないからです。

「あなた次第」という言葉だけが独り歩きしたら確かに何となく冷たく感じるのですが、要するに「自分で決めるということが何よりも大切なのだ」ということが言いたいだけなのだと思います。

前季のドラマの中でいろいろ考えさせられることが多く秀逸だった「凪のお暇」ですが、その中で
子供のころに誰でも一度ぐらいは遊んだことがあるであろう「花いちもんめ」という遊びは実は私も嫌いで、主人公の凪も「誰にも選んでもらえない」と思っていたように、「誰かに選んでもらう遊び」だと思っていたので、当時目立たないキャラだった私はやはりほとんど最後のほうまで「〇〇がほしい」とは言ってもらえなかった記憶しかなく、自分は不人気なんだと思ってずっと高校時代ぐらいまでは凪と同じように周囲に合わせるだけの従順でおとなしい人間でした。
でも、このドラマの中で独特の存在感を発揮した三田佳子さん演じた「みどりさん」というおばあちゃんが「花いちもんめは、自分で誰かを選ぶ遊びよ」と言ったその言葉にハッとしました。
「そうか!自分が選ぶ遊びなんだ」と・・・。
確かに選ぶ場合、みんなで話し合って決めるのですから、この遊びは誰を選ぶのかを決める遊びであって、最後まで誰が残るのかが大事とかではないのです。

ものは考えようといいますがまさにそうなんだなと思いました。

要するに子供のころから自分で物事を決めることの大切さを教えている遊びなわけです。

私が実施しているインナーチャイルドカードの中にも、「ソードのシーカー」なるカードがありますが、これはまさに「自分で選んだ道ならそれは正しいのだ」ということを示しています。
どちらが正しいかではなく、自分で決めたならその道が正しいのです。

占いの場面でも、付き合っている人が2人いてどちらがいいかという相談も多いのですが、こういう場合ももちろん相性等は観ますし、ある程度どちらがいいかということも助言はしますが、やはりクライアントさんは自分で決めるべきなのです。実際、こちらの助言がどうもしっくりこない場合も多いようで、その人は自分である程度決めているのだろうと思います。
でも、迷うことだってあるのでちょっと聞いてみたいということで占いを利用すると思いますし、占いはその程度の役割で良いと思っています。

これは決して無責任な助言ではないと思うし、占いではこう出ているけれど、自分でその人がそうじゃない、私はこっちのほうがいいんだという反発を覚える材料になってもいいと思います。

かくいう私も、「自分で決める」ということはとても苦手です。
そして「どうしよう~」と友達に相談しては「あなた次第」と言われてへこみますが、友達は私が結局は頑固で自分で決められる人間だと知っているからです。

私だけでなく、みんな自分で決める力を持っているのです。
ただ、自分で決めるということには覚悟や責任が伴うため、それを回避したいだけなのです。

ドラマの凪も、自分で決める力をちゃんと持っていたのに、それを棚上げして単なる「いい人」を演じていたのでしょう。でも、成長し、慎二とゴンという対照的な二人の男性からのアプローチに対して「どちらも選ばない」という選択をちゃんとするのです。

自分で決めるという勇気を持ったら、たとえそれが失敗して後悔したとしても、自分で選んだのだからと覚悟ができます。自分の人生のかじ取りは自分にしかできないのですから・・・。

なかなか難しいことだし、私自身もいつも選択肢が与えられるとその都度迷います。家族の問題やいろんな局面でどうも私は自分で決めるという立場になることが多いのですが、決めろと私に言う側は、うまくいかないと私のせいにできますが、私自身は誰のせいにもしなくて済むわけです。

こう考えたら、自分で決めた方がいいように感じます。
凪は、免許を持っているのに今までは誰かに運転してもらっていましたが、これからは自分で運転するというのも、「やってみたいこと」の中に掲げていました。
残念ながら私は免許がないのでそれはできませんが、「やってみたいこと」はいくつかあるし、それを決めるのは確かに私なので、大事なのは結局は「自分がどうしたいのか」なんだと思いました。

受け身でいたり、誰かに同調していたら確かに傷つくことは少ないかもしれませんが、感動もないし、つまらないと感じるでしょう。
能動性はやはり大切なんだなと思いました。

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