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秋分図を読んでみました [占星学]

今月22日は秋分ですが、占星学では天秤座0度に太陽が来る日のことを言います。
12月21日、水瓶座0度で木星と土星がグレートコンジャンクションになる冬至までの間の社会情勢を観るのですが、今月14日にはまあ、9割がた菅政権が誕生するわけです。

総理大臣を示すマンデン図での太陽が4ハウスという野党の場所にいるので、与党が野党を完全に抑え込んでいる感じです。ただ、与党を示す10ハウスもなかなかハードでして、海王星・リリス・キロンがそろってありますので、MCの主星も海王星であるところから、伝染病であるところのコロナ対策がやはり大きな課題にはなるでしょうし、菅さんにとっても、本当に火中の栗を拾う感じになることは否めないでしょう。
国民の意識を示すアセンダントは蟹座なので、主星は月です。国民感情を示す月が6ハウスなのでまさに健康問題と労働問題に関心があることを示していますし、コロナ対策と労働問題はやはり重要課題ですね。
この月が菅氏の太陽星座の射手座であるところがまた奇遇というか運命を感じますが・・・。
しかも、6ハウスと12ハウスはインターセプトになるので、なかなか一筋縄ではいかないでしょう。
今月中には木星も土星も順行に戻りますので、7ハウスという対外的なことを示すハウスに木星・土星・冥王星の山羊座三点セットが鎮座していますが、どんどん冥王星以外は8ハウスに移行していきますので、(土星は既に8ハウスにいます)海外からの支援はやはり否めません。
救いは月が金星とトラインになっていますので、インターネットに関する通信関連や、女性に関すること、芸術・ファッションなどには少し期待が持てるかもしれません。
経済を示す2ハウスの主星も月になるため、やはり経済状況は不安定と言わざるを得ませんが、菅氏はアセンダント主星の月で言うと人気もそこそこありますが、EPが蟹座ではなく双子座ですので、首相になったらどんどん発信力を増し、今までは訥弁だった印象ですが、雄弁になると思いますし、そうすることで指導力を発揮すると思われます。
ただ、このEPが月とMCとでTスクエアになるため、菅氏はなかなかの策士でしょうし、実は結構話をすると説得力もあるように思います。

前途多難であることは確かでしょうけど、覚悟の船出という気もします。

ただ、日本の情勢は(日本だけではないと思いますが)なかなか明るいものになるには遠い気がします。
5ハウスにある水星と議会を示す11ハウスにある火星が180度で、先に書いた山羊座三点セットとでTスクエアになってしまうので、来年のオリンピックに対しての期待も大きいでしょうけど、海外の情勢も厳しく、オリンピック不参加というような国も出てくる恐れがあるでしょう。
従来の形での開催は難しいかもですし、そのあたりは十分に話し合う必要がありそうです。
水星がハードアスペクトしかないというのも気がかりです。

と、良い要素のなかなかない秋分図です。比較的ソフトアスペクトが多いのが太陽と木星という吉星であるところが救いではあると思いますが、菅さんが射手座で主星が木星であるというのも良い作用をもたらすかもしれません。
意外と外交もやってくれるのかもしれません。
意外と巧みな会話術をいかに発揮できるかまだ未知数ですが、射手座・月水瓶座という来年に期待できるような配置を持っている菅氏には期待が集まることは間違いないでしょう。

コロナとはもはや、共存していくしかなさそうですが・・・。


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