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「いい人」は魅力的ではない [ドラマ]

ドラマを見ていていつも思うのですが、いわゆる「いい人」というのは結果的に振られるパターンが多いようで、実際にも、やはりいい人過ぎる人というのは、確かに嫌われる要素は少ないのですが、インパクトが薄いので、恋愛のように「ただ一人の相手を選ぶ」場合においては選ばれないケースが多いようです。
ここで言う「いい人」というのは、足を踏まれても「自分が足を出していたから悪いんだ」と思って謝ってしまうような人です。自分のことは後回しにしてでも困っている人がいたら見捨てることができない人や、女性だと聞きわけが良く、常に受け身でただ待っている人です。

私は足を踏まれたら「痛い」というので足を出していた自分が悪いなどとは絶対に思いませんし、自分のことを後回しにはしませんが(笑)、受け身で待っているというのは恋愛面では特に多いと思います。

いい人かどうかは別として、アクは強くないし、部類のお人よしでいつも「やめときゃよかった」と思うことが多いですがこれはまあ、アセンダント射手座に水星がのっかっているせいでしょう。
しかもアセンダント主星が12ハウスの木星ですので自ずと人助けをしてしまうようです。
5ハウスに火星があるのに全く発動できないし、金星と月とのグランドトラインで守りに入ってしまうせいか、積極的な恋愛アピールなどしたことがありません。

まあ、時代もあったのでしょうけど今は女性のほうが随分アグレッシブです。
男女ともにもてる人というのは意外と積極性もあると思うし、どこかしら癖のあるキャラだったり、良くも悪くも人の心に残るタイプでしょう。
前季ドラマで「六本木ハウス」を何気に観てしまいましたが(香川照之さんの見納め?で)主人公に好きだと言われ続けてただただ待ち続けていただけだった、新木優子さん演じる女性は10年以上もワガママを言うことなくただ待ち続けてきたのには、主人公の父親に対しての恩返しと復讐のためだったのですが、そういったことは一言も言わずにただただ待っていたという控えめで謙虚すぎる女性でした。育った環境のせいか、自己肯定感が低かったのかもしれません。
一方、生意気であざとく、でもひたすら主人公への愛をずっと伝え続け、振られても臆することなく彼に尽くし続けてきた平手友梨奈さん演じる女性は最後には主人公の心をとらえてしまいました。
嫌味なぐらい自信家で、自己肯定感の塊のような女性で、一般的にはいやなタイプなのですが、あまりにも一途だったのでかえってあっぱれという感じでした。

今季のドラマでも「Silent」というオリジナルストーリーで涙活に良いというドラマがあるので、恋愛ドラマにはあまり興味もなくなってきたおばさんですが、目黒蓮君の切ない表情はなかなか良いので、つい見ていますが、ここでは主人公は女性なので(川口春奈さん)、現在の恋人役の鈴鹿央士さん(六本木ハウスでは平手さんに振られる役でしたが)は、男版の「いい人」そのものです。声を荒げて怒ることもなく、いつも自分のことはさしおき彼女の心配ばかりしているというような穏やか極まりないいい人ですが、なんと、目黒君演じる主人公の元カレの男性とはもともと親友ですが、彼が耳が聞こえなくなってしまったことで関係性が変わってしまい、元彼女だった主人公を取られるという嫉妬心より、突然耳が聞こえなくなってしまった親友への友情のほうで悩んでいるというような人です。
このドラマはまだまだどう展開していくのかがわからないですが、ちょっと今までにないラブストーリーなのもあって(障害を持っている人がただのいい人では描かれていないという)見ていこうと思っています。

鈴鹿君演じる男性のキャラがあまりにもいい人過ぎて今後どう変わっていくのかはわからないですが、やはりいい人というのはそんなに魅力的には映らないなというのが正直な感想です。

恋愛においては好きな相手にはどうしても「嫌われたくない」という意識が働くもので、ついいい人をしてしまうケースが多々ありますが、その程度の愛し方なのだということにもなってしまいます。
自己防衛のためにいい人をしているというケースがあるので、私など最たる例です。
思っているだけなら傷つかなくて済むわけですから。

一途過ぎても重たくなる場合もありますが、健気にもなるので、重くならない程度の健気さというのはすごく魅力になるわけです。

どうしても手に入れたいものは絶対に必死で見つけるしそのための努力は厭わないのに、対象が人になった場合消極的になってしまうようでは本物ではないということでしょう。

冥王星に対してハードアスペクトがあったほうがやはり良い意味での一途さ、しつこさは働きますので、欲しいものを手に入れるということに対しては貪欲になれると思います。
私など冥王星はソフトアスペクトだらけですので、所詮は貪欲さがないと思われても仕方ないなという
感じです。

「あざとい」とか「したたか」と言われてみたいものですがこればっかりは計算してできるものでもないのでしょう。


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T火星長期滞在は怖い [占星学]

トランジットの火星は二年に一度は同じ星座に長期滞在するのですが、今年はもう、8月21日から何と来年の3月25日まで、ほぼ7か月間も双子座に滞在します。(今月30日から来年1月12日までは逆行します)

双子座がその人のチャートの何ハウスにあるかによって影響力は異なりますが、アングルに当たっている人の場合やはり影響力は強くなります。

私自身、この火星のおかげでもう、9月中旬ぐらいからいろいろあって大変です。
自分自身はそれほど今年は大きな問題もなく、母が比較的元気なので(これもT火星がライツと角度が良く、4-5ハウスを通過しているからだと思います)割と安心して出かけたりもできたのです。

ところが、7ハウスにT火星がずっといるので、どうも対人関係における災い、特に主人に何かあるのかとずっと気になっていました。
主人とまたつまらないことで喧嘩するのかなという感じで見ていたのですが・・・。

先週末、主人が仕事中に転倒し、左足のかかとをひどく打ち付けてしまい、当初はひどい捻挫かと思っていたらその後骨折(骨がずれていた)がわかり現在入院中で20日オペをしました。
命に別状はなかったのはよかったのですが、いかんせん大黒柱が仕事できない状態がここ数か月は続くと思います。しかもしばらくは松葉づえ生活なので歩行も困難ですからどこにも行けないでしょう。
ストレスというのは本当にあちこちに影響を与えますのでその後私自身も、背中の痛みが続き、なかなか集中力を保てない中で家事の負担が半端じゃありません。

そんなときに限って外出の予定が多く組まれています。じっとなどしていられない状況が続くのです。
しかも年末には逆行しているT火星が6ハウスにやってくるので私自身が壊れるのかなと・・・。

私は守護星のせいか、土星との付き合いは比較的得意なのですが、火星とか天王星のような急な出来事にはどうも精神と肉体の調整を取ることがなかなかできず、もともとこの二つはスクエアですから、本当にアクシデントには弱いなと思います。
自分自身が耐えればいい事は別に耐えますが、人の災難をかぶってしまう場合、その対処法に冷静さを欠くのです。

松葉づえを使ってのリハビリが今後続く主人ですが、本人も骨折などしたことはないので、慣れるまでは入院させられますから、しかも、コロナ禍で面会は一切できないのでそれもまた厄介です。

皆さんは火星はどのハウスを通過しますか?
自分自身が災難に遭うのもいやですが、やはりパートナーが災難に遭うというのもなかなか嫌なものです。
私の場合は当面6-7ハウスになるので、まさに自分自身を犠牲にしつつ誰かの役に立つために働くという感じで、パートナーとの互いへの責任を果たすことで公平な関係性を築けるかということが課題になってきます。
人は病んだりすることで謙虚さを得る場合がありますが、主人にとっては体が不自由ということで母の身体的な不自由さからくる苛立ちなどを少しでも理解してもらえたら私たちの関係性ももう少し安定すると思います。
隣り合ったハウス同士の関係性というのはとても重要なのです。

私自身は自己犠牲を「嫌だ」と思うのでなく、自分が家族のために役立っていることで成長できると考えた方がいいかもしれません。一方主人自身はほぼ8-9ハウスですので、今回の事故で死の恐怖を味わってしまったと思います。本能的なものを受け入れざるを得ない状況で、精神的に成長するかもしれません。幸い、事故時には火星は9ハウスにありネイタル金星とほぼ合だったので、命に関わらなかったように思います。こだわりを捨てていかに柔軟性を身に着けるかということが今後の課題だと思います。
これだけ長期にわたって火星が滞在すれば何かしらみんな学ことがあるとは思います。
来年は冥王星も一時的に水瓶座に移行しますし、土星も魚座に移行します。流れはガラッと変わると思いますが、個人の運勢に影響を与えるのはやはり個人天体です。
火星は個人天体の中では最も長期にわたって影響力を与える惑星なので、事象そのものはいやな事ですが、そこから学ぶことも大きいように感じます。

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11月10日、東京でセミナーをやります! [お知らせ]

HPにも告知してはいるのですが、私の占星カウンセリングに興味のある方は割とブログから入る方が多いようなので・・・。

ちょうど一か月後、11月10日(木曜日)
10時半から12時まで
東京都内セミナールームにて

「時事問題を私流に解説」 「複合アスペクトについて」

という題材でお話したいと思っています。
料金は90分1万円になります。

どちらも事前にリクエストを取った結果最も人気があった分野です。

時事問題、今年はあまり明るい話題がなかったのですが、できれば明るい話題がいいなと思っています。何か興味のある人や問題があったらリクエストお願いしますね。

場所は都内、渋谷区です。
参加希望の方はメールをください。
詳しい場所をお教えします。

質疑応答の時間も設けたいと思っていますので、個人鑑定はできませんが占星学(タロットでも可)の質問があればしてくださいね。

この日がどうしても無理という方のため、この日のセミナーを録画しておりますので
そういう方は後日参加費を払っていただいたら参加できるようになっています。

7年ぶりの東京になります。ぜひお会いできる方はお会いしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

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土星「先生」を味方につけるとすごい [占星学]

今年は一年を通して土星は水瓶座にいますので、一般的には水瓶座や不動宮の人にとっては「試練の多い年」ということにはなるのです。
体調を崩したり、辛い出来事があったりした水瓶座の人もかなりいるとは思います。

ただ、土星というのは確かに「逃げ場」はないかもしれませんが、その試練は何かということは割とはっきりしているので、そこから逃げずにきちんと向き合った人には、通常の努力をしている人以上にギフトが大きくやってくると思います。

土星は同時に永続性をも示す惑星なので、意外と結婚という一見すると楽しい事象にも影響を及ぼすので、実際に結婚生活というのはあくまでも現実であり、決してパラダイスが永遠に続くわけではないのですから、その意味では永続性を保証するという形で土星が絡む時期にあえて結婚する人もいます。

先だって結婚を発表したフリーアナウンサーの弘中綾香さんですが、確かにしたたかそうだしなかなか強いものを感じるんですが、水瓶座ですが月が山羊座でした。しかも1991年生まれなので大惑星も山羊座に多い世代です。山羊座の努力や忍耐と言った克己心をかなりおもちのようです。
しかもお相手の方も何と同い年の水瓶座の方です。このお二人は「土星」を味方につけた結婚だと言えるでしょう。水瓶座同士ですのでお互いに自由を尊重しながらも高めあっていくといういわゆる「野心」もちゃんと手に入れた感じでしょう。

一方、22歳にして三冠王と王貞治氏のホームランの年間記録を抜いたヤクルトスワローズの「村神様」こと村上宗隆選手もまた、水瓶座ですが月が山羊座でした。
実は水瓶座も、古典占星学では主星が土星だったので、弘中さんにんしろ、村上選手にしろ、ライツの守護星が両方とも山羊座だと言ってもいいわけです。

村上選手は水瓶座らしく飄々としている感じで気負いがありませんが、多分人の見ていないところで不断の努力をしていると思います。
T土星が水瓶座にある今年だからこそ、その努力が大きく実ったと言えるでしょう。

こんな大物と比べるのはおこがましいのですが我が母親もライツ水瓶座です。
今年はちょっと太陽の上に土星が載るので、コロナ禍でもあるし健康面はヤバイんじゃないかと危惧していたのですが、今年は大きな崩れもなく今のところ元気なので、土星をうまく「節制」という健康管理に使えているんだと思います。無理をしない(できないでしょうけど)し、私も気を付けているというのもあると思います。
このように土星のパワーは確かにマイナス面が強いのですが、うまくつきあっていくことで持続力や芯の強さにつながりますから、必ずしも悪い事ばかりではないのです。

ちなみに、ゼレンスキー大統領も水瓶座です。大変な状況になったというのは土星の示す試練というにはあまりにも大きすぎる問題ですが、かなり善戦しているのは、土星をうまく使っているからだろうと思います。太陽のほうは水瓶座の初期度数なのでT土星からははずれていますが、月が獅子座15度ですからT土星とは180度です。メンタル面での辛さはもう、かなりのものなのは連日のニュースでもわかりますが、それでも絶対に屈しない姿勢はまさに土星ならではの忍耐力と心の強さだと思います。

惑星というのは、良い惑星があるからと言って安心している方がむしろ思わぬアクシデントにあたふたすることのほうが多く、凶星の影響を受けることが初めから予測できた場合は、「転ばぬ先の杖」として心に留めておくことで、準備ができますのでむしろ最悪の事態を免れることも多々あるのです。

そして、弘中さんのように幸せをつかむ人もいるし、村上選手のような偉業を達成するということだってあるわけです。

少なくともお二人にとって2022年は「最高の年」だと思いますから、土星とうまくつくあえばこんなにいい事だって起きるんだという一つの例です。

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