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今季ドラマの特徴 [ドラマ]

今季のドラマはまだすべて見終わっていないのですが、何となく一つの特徴があるような・・・。

「笑わない主人公」がなぜか多い気がします。
要するにいわゆるドタバタ系のコメディーはほとんどないのではないでしょうか?
私は火曜日10時台のドラマは観ないので(ここはラブコメが多いし)すが、今観ているドラマに
共通しているのが、表情を出さない主人公が目立つような気がします。

月9の菅田将暉さんも、なかなか難しい役を演じていますが、飄々としていてほとんど感情的にはならないし、そのあとスタートした「ホワイトドクター」の浜辺美波さんも感情を失くしたヒロインだからほとんど笑わないし、木10の「ゴシップ」に出ている黒木華さんも、全くもって笑いません。
土曜日の逃亡医Fの成田凌さんも笑わないし、日曜劇場の阿部寛さんも、今までのような少しコミカルな役ではなく、傲慢ともいえる役なのでほとんど笑わないですし・・・。

冬だからなのか、シリアス系のドラマが多いなという印象です。
でも、今季実は一番期待しているのが、金曜日の深夜枠にしては俳優陣がなかなか人気のある人ばかり揃っているという、「愛しい嘘」というドラマです。
これもサスペンスなので、珍しく波瑠さんがおとなしい目の役で、登場人物全員実は闇を抱えているというドラマなのでコメディ要素はゼロに等しいですし、一回しか見ていませんが、絶対に続きが見たいと思ったドラマです。

時期柄、心の底から笑えるようなことが本当に少ないのですが、今日は満月です。
満月は太陽と月が180度になるので今日は太陽が山羊座なので月は蟹座です。
この、180度というのはなかなか注目に値する角度で、性質も反対ではありますが、エレメントは共感しあえるため、反発しながらも惹かれあうという、相性で言えばなかなか濃い相性で縁のポイントにもなりますし、ヘリオセントリック占星術などでは、太陽を中心にしますので、太陽星座とは必ず180度反対側の星座に地球が来るという理論になっています。
さらには最近「月は欠損である」という理論も話題になっていて、それ自体は全肯定はしないけれど全否定もできないなという感じで、月というのは意外と悪い部分のほうが出るものだったりはしますから、そういったとき、180度反対側の星座の良い面を取り入れるといいのではというのは頷けます。

乙女座に月のある私は、どうしても「きっちり物事をやらなければ」という変なプレッシャーを自分にかけがちで、その割には混とんとするところがあります(部屋の片づけなど)。
そんな時魚座的カオス状態を認めて「まあいいか」というように自分に対しての規制を緩めてやったら楽になれるかなというのは確かにあります。
逆に言うとうちの娘婿は月が魚座なので常に「まあいいか」というような姿勢です。でも、実際は気配りもちゃんとできるし、割と細かい部分に気が付く一面があったりするのです。
彼は随所に乙女座的な気配りをしているなと思うので、この、180度の関係性は非常に意味が深いなと思います。

と、ドラマの話が占星学の話に変わってしまいましたが、笑えない時期に笑わない主人公が多いドラマを観ているとどんどん心も寒くなりがちなので、火曜日10時は「華大さんと千鳥君」という本当にくだらないことを一生懸命やっているだけのバラエティを見て笑っていますが、こういった笑いが必要な世の中だろうなと思います。

相変わらず刃物による事件が多すぎますし、心に余裕のない人が多いのだろうなと思います。
私自身も決して余裕があるわけでもないし、そんな時こそ「まあいいか」という姿勢は大事だなと思うわけです。

満月には、不満はあっても家族で過ごせていることに感謝しなければならないですね。



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今年のドラマ総括 [ドラマ]

今年も残すところもう1日になってしまいました。

コロナ禍でおうち時間が多かった私にとって、母の介護に追われ、家事三昧でしたが、その分家事をやり終えて一息ついたらドラマを見るというのがお決まりの癒しになっていました。

特に今季のドラマはかなり面白いものが多かったので、ほぼ毎日のように何か見ていたように思います。

恋愛ドラマはあまり好きではないのですが、今季に限っては、意外とよかったです。

月曜日はフジテレビが「月ドラ火バラ」とうたっていたように、「ラジエーションハウス2」と「アバランチ」を続けて観ました。
ラジハは1ほどの面白さはなかったように言われていますが、私は窪田正孝さんが好きなので、あのホンワカした中にもシャキッと締めてくれる医療ドラマとして楽しめたし、本田翼さんの演技が云々という人がいますが、かわいいから別にOKで、メンバーが全員変わらなかったのが良かったと思いました。シリーズ化していくのかはわからないですが、私的には好きなドラマです。
「アバランチ」は映像が昭和っぽい感じで、綾野剛さんは、「コウノドリ」のようなホンワカした役もできるのに、こういったハードボイルド系もこなせるいい役者さんになったなと思います。このドラマは暗いとかいう人もいましたが、私はこういう重ためのドラマは好きなので、ずっと見続けていました。コミカルな役が最近多かった木村佳乃さんのシリアスな演技が久々に見れて、やはりこの人はうまいと思ったのと、高橋メアリージュンさんが、こういう蔭のある役が意外とよく、アクションも見事だったなと思いました。それにしても最近、渡部篤郎さんは、悪役ばかりですね。

水10の「恋です!」は最初はラブコメかと思っていたんですが、これがもう、見るごとにはまってしまい、実は一番感動したドラマでした。
杉咲花さんは実に演技がうまいなと思っていましたが、今回の髪形がものすごく似合っていて、かわいかったです。視覚障碍者のこともすごく勉強になったし、毎回お笑い芸人の全盲の濱田祐太朗さんが解説していたのも面白かったし、なんせ、「白杖」という名称を初めて知りました。「しろつえ」だと思っていたのですが、「はくじょう」と読むんだと、自分の無知さも思い知りました。
このドラマはみんないい人で、黒川役の杉野遥亮さん、今までイケメンさんの割にはあまり目立たない役柄が多かったですが、このヤンキー君の役はなかなか良かったし、今後演技の幅がかなり広がったのではないかなと思います。モデルのめるるちゃんこと生見愛瑠ちゃん、(この子の名前がどうしても読めない)意外と演技うまかったし、脇を固めていたお姉ちゃん役の奈緒さんや、鈴木伸之さんの金髪もなかなか見ものでした(ラジハではお医者さん役なのに180度違う役)。
最終回のラストシーンで、ユキコと黒川が思いを伝えあったシーンは泣いてしまいました。

木曜はまあ、お決まりのドクターX、相変わらず「失敗しない」大門未知子さんでした。最後は初めての未知子の恋模様かと思ったのですが、そうはいかなかったようです。
木10は江口のりこさんが主役ということで、お仕事ドラマだと思って期待して観た「スーパーリッチ」でしたがこれは一番期待外れでした。以前「彼女はきれいだった」ではすごくいいなと思っていた赤楚衛二さんでしたが、このドラマの役はすごくうざい男で、嫌いになっちゃいました。これはもう、お仕事ドラマではなく恋愛ドラマになってしまって、私の嫌いな方の恋愛ドラマの路線にいってしまい、尻切れトンボはいやなので見てしまいましたが、内容もあり得ない話だし、江口のりこさんの無駄使いだった気がします。彼女は恋愛ドラマ向きではないなと・・・。

金曜日の「最愛」これもまた、感動でした。出演者がすべて好きな人ばかりだったので一番期待していて、期待を裏切らなかったです。
「最愛」というと中島みゆきさんの曲がいつも頭にめぐるのですが、このドラマはそれぞれの「最愛」に向けてのメッセージ性があった、オリジナル脚本でとても楽しめました。
松下洸平さんは、この役はものすごくよかったです。赤楚さんと違ってこの役で好きになりました。
田中みな実さんがいつもの色気を抑えて、地味な役を演じていたのも新鮮で、なかなか頑張っていたのではないかと思いました。友人がこのドラマの出演者、朝ドラに出ていた人ばっかりだと言ってましたが確かにそうかも・・・。
でも、消えてしまった井浦新さんが気になる・・・。主人公の吉高由里子さんの飛騨の方言がすごくかわいかったです。弟役の高橋文哉君がイケメンで注目株だなとちょっとチェックです!(笑)

土曜日は「2月の勝者」、これは、どんな役でも演じられる天才、柳楽優弥さんなので見ました。井上真央さんとの掛け合いは、二人ともうまいので、安心して観ていられました。

日曜日は「日本沈没」。うーん、これもちょっと期待外れだったかな。
小栗旬さんは好きなのですが、このドラマに恋愛要素は不要だったかも。官僚の顔ぶれがちょっと役不足だった気がします。なぜにウエンツ?中村アン?と思いつついつも見ていました。
どこかにも誰かが書いていましたが、比嘉愛未さんっていつも相手が死んでしまったりするような不幸な役柄が多いなぁと私も思いつつ見ていました。凛としていて正統派美人なので私は好きなんですが、なぜかいつも脇役が多いなぁと不思議に思います。
あとは「真犯人フラグ」、秋元康の原作だから見ないでおこうと思ったのですが、西島秀俊さんだし、と観たらなんかもう、話がとっちらかっていて、出演者全員怪しい。桜井ユキさんの怪演が面白くて見ていますが正直2クールもいらないだろうと思ったりします。

と言いつつしっかり作り手の意図にはまってしまっていますが・・・。

と、今季は「恋です!」と「最愛」が私の中では秀逸でした。

やはり役者さんがうまいと内容に関係なく安心して観れるというのが実感です。

と、ドラマの話で今年は終わろうと思います。

来年もよろしくお願いします。

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珈琲いかがでしょう [ドラマ]

コーヒー好きの私にとってはとても興味のある内容のドラマでした。
結構顔が「タイプ」の中村倫也さんが主演で、原作があの「凪のお暇」のコナリミサトさんですので、コナリさんはきっと中村さんがお好きなんじゃないかなと思うぐらい、この「珈琲いかがでしょう」の主人公はイメージにピッタリでした。

中村さんの陰のある役柄もなかなかよかったけれど、ドラマの中で紹介されたコーヒーがまた興味深かったのです。
コーヒーの淹れ方自体も、本当にゆったりと、まったりとしていて、

「こんな風に淹れたらきっとおいしいだろうな」
と思いましたし、最近コーヒーの淹れ方も私自身こだわっています。

興味深かったコーヒーですが
ピンク色の層になっている「ロサメヒカーノ」というのはまず家では絶対にうまくいかないだろうと思うので、どこかのお店で飲んでみたいなと思いました。

ロサメヒカーノ 大阪.jpg

あと、ジャコウネコの糞から作られるらしい、非常に珍しいコーヒー「コピルアク」は、通常店で飲むと一杯なんと1万円ぐらいするぐらいの貴重なものだそうですが、安くて手に入るところがあったのでお試しに一杯800円で一度試してみました。

私は酸味の強いコーヒーがあまり得意ではないので、あっさり系が好きです。
このコピルアクは非常にあっさりした飲み口で、後味も非常によかったですし、まろやかでした。

このコーヒーも、1000円以下で飲めるところがあるそうなんでぜひともお店で飲んでみたいものです。

と、コーヒーの話が毎回出てくるのでとてもほっこりした時間を過ごせました。
原作の漫画のほうがきっと面白いのかもですが。


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今季ドラマ総括 [ドラマ]

またもやご無沙汰の限りですみません。
年齢のせいか、能率よく物事が徐々にできなくなっています。
今季ドラマでは私自身「老い」を感じることが多くて、身につまされる内容のものをたまたま観ることが多かったため、結構考えてしまいました。

認知症とか介護を扱ったものがたまたま多かった気がするのです。

「監察医 朝顔」
本来こういったホームドラマ系は苦手なのですが、上野樹里さんが好きなのと、風間俊介君も好きなので医療系の話もあるし、観ていましたが、まさか時任三郎さん演じるお父さんが認知症になるとは・・・
朝顔みたいな優しい家族に囲まれたらお父さんは一生安泰だろうと思いますが、現実は家族が認知症になってしまったらそんなに優しく接する事は出来ないしなぁと思いつつ見ていました。
でも、お父さんが完全に記憶違いのことを言ったりしたりしたときの対応が決してそれを正そうとしないで聞き入れるという朝顔たちのやり方を観ていて、私は母にどうしてもおかしなことを正そうとしてしまい、切れられるということばかりしているので反省しました。
このドラマは理想の家族像を描いていましたが、朝顔のまわりの人間関係が良すぎるというのもありますけどね。

「俺の家の話」
クドカンの脚本によるものはあまり好きではないのですが、長瀬君最後のドラマということもあって、観てしまいました。ここでも認知症になっていく父を西田敏行さんが演じていて、もともとうまい役者さんですがもう、長瀬君との父子関係は見事でした。
やはりこのお父さんも施設入所を嫌がるところが母と同じ・・・でも、大きな違いはこの家は能の大家の家で、財産があること。
ただ、長瀬君演じる長男が最後、亡くなってしまうというオチ?はちょっと悲しすぎました。
この家族もまた、なんだかんだでみんな優しいし、何よりきょうだいがいるのはいいなという気はしました。きょうだいがいたら確かに争うこともあると思いますが助け合うこともできるし・・・。
私は一人っ子という重責を担っているのですべての決断をしないといけないのでそこがきついのです。
今後母が本当にもう自分の意思がなくなってしまったら、私がすべてを決めないといけないので、その責務を担っていることで、仕事のモチベーションもなかなか上がらなくて困ります。

もう一つは逆に老いてもまだ頑張れるという希望をくれた、先日もここに書いた「その女、ジルバ」です。ここでは介護などの暗い場面は一切なく、皆さん元気なシニアの方ばかりでしたが、私もあと10年経ってこんな方々みたいに元気でいられるかはわからないですし、老後はやはり女友達というのは大事だなと痛感しました。

あとのドラマはやはり圧巻だったのは「天国と地獄」です。
特に高橋一生さんの憑依型の演技はもう、入れ替わり後、所作がすべて女性的だったのはもちろんのこと、顔つきまで女性的になっていて、見事としか言いようがありませんでした。
ちょっと「?」というところも内容的にはあったのですが、やはり柄本佑さんは最後めちゃくちゃかっこよかったです。
このドラマは登場人物の名前がもう素晴らしく、主人公が太陽(日高陽斗)と月(望月彩子)で、柄本さん演じたのが陸(地球)ですからね。しかも陽斗の双子の兄は朔也(朔は新月)だし・・・。

他にも登場人物の名前がすべて数字に関係あったりしてだれが犯人なのか毎週想像させるような感じでしたし。
最終回は、北村一輝さん演じる「セク原」も実はめちゃくちゃ熱いいいやつだったとわかり、あんな素晴らしい警察官のチームは実際にはないだろうと思いつつも感動しました。
爽やかで観た後にスッキリ感が残る良いドラマだったなと思います。

今季はその他ではあまり記憶に残るものはなかったのですが、最近、恋愛系はもうお腹いっぱいで、年のせいか、ほっこりしたものを好むようになりました。
その意味では土曜日、30分しかありませんが「モコミ」という小柴風花さん主演のドラマが何となく癒されました。
小柴さんもまた、いろんな役に適応できる上手な女優さんですね。牡羊座なのにおっとりしていて、不思議な魅力のある人だと思います。同じ牡羊座でもはや大女優としての地位を確立した綾瀬はるかさんのように、将来いろんな役ができる女優さんになるのではないかなと思います。

もうすぐ4月・・・出会いと別れの季節ですが、今年は今月中に桜が咲いて散ってしまいそうですね。

2021.3.27 辨天宗 桜.jpeg
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その女、ジルバ [ドラマ]

久々にドラマネタです。

最近「おとなの土ドラ」が結構面白く、土曜日の深夜枠ではありますが、結構起きていることも多いので見てきましたが、このドラマは初回から気にはなっていたのですが初回の日は寝てしまい、あとからネットで観たのですが、世のシニア期の女性たちにエールを送る、素晴らしいドラマだと思いました。

主演の池脇千鶴さんが最初誰なのかわからないぐらいだったのですが、多分たるんだ感じを出すような特殊メイクをしているんだと思います。でも、彼女実際にも39歳ということなのでビックリ!
小柄で童顔なイメージで、演技派の女優さんでほとんどテレビには出ない方という感じだったので・・・。
何といってもこのドラマの出演者の平均年齢が高い!しかも、御年87歳の草笛光子さんの美しいこと!もう、あっぱれです。もちろん女優さんだからといえばそれまでではあるのですが、姿勢も良くスタイルも良く、話し方が凛としているのはずっと健在で、年齢不詳ともいえるぐらいです。
ドラマの舞台になるバー「BAR OLDJACK&ROSE」には、戦後から水商売で生きてきたくじらママこと草笛さんを中心に、かわいらしいおばあちゃんの草村礼子さん、おばあちゃんとはとても言えない、少女のような中田喜子さん、そして、私と同い年ですがこのドラマだと若い部類になる久本雅美さんが、普段のおしゃべりなMCと違って抑えた演技をしているので、実際に劇団ワハハ本舗の役者さんでもあるんだなということがわかり、このドラマの中では好感度アップです。
そこに、仕事にも人生にも疲れ果ててただ日々を過ごしていた主人公の新(池脇さん)がふとしたことから「BAR OLDJACK&ROSE」の張り紙を見つけて、そこにあった「ホステス募集」(40歳以上)
という文言に惹かれ、入っていくと、上記のシニアがみんなホステスとして働いているというバーだったのです。
なので池脇さんは40歳なのでここでは「若い」わけです。そして「かわいい」と賞賛されます。
新をもじって「あらら」という源氏名をつけてもらい、常連さんたち(皆さんシニア)の集まるこのバーで、新の新たな人生がスタートし、彼女はどんどん輝きを取り戻していくという話なのですが、演技派女優さんばかりなので安心して観ていられるし、何といっても、普通だったら絶対に仲良くならなかったであろう、新の普段の職場(工場に配置転換させられた)のチームリーダーである、元ヤンの江口のりこさん演じる「すみれ」と、同じく配置換えでやってきた職場仲間の、四大卒なのにプライドを傷つけられながらも他に行く場所もなく淡々と仕事をしていた、真飛聖さん演じる「みか」と、この、「BAR OLDJACK&ROSE」のおかげで、友情が芽生えるのです。
江口のりこさんは今や売れっ子ですが、実に不愛想で不器用な役がうまいですし、本当に好きな女優さんなので、今季は「俺の家の話」と両方に出ていらっしゃいますが、ここでの「すみれ」もまたどんどん変わっていきます。

あと数回で終わるのでしょうし、「みか」は実家に帰ってしまったのですが、アラフォー以上の年齢の女性に、輝きをもたらす素晴らしいドラマです。

「BAR OLDJACK&ROSE」みたいなバーがあったら私だって若い部類になるんで、働いてみたいと思うような、人生の酸いも甘いも嚙み分けた人ばかりが集う、そんな素敵なお店なのです。

マンガが元のようですが、こういう、日常のあるあるを描いたドラマはとても好きなのです。

池脇さんはどうやらくじらママの前にこのバーを主宰していた「ジルバママ」と顔がそっくりのようで(池脇さんが演じていますし)ジルバママと関係がありそうな気がします。
そう、忘れてはいけないのが、マスター役の品川徹さんです。普段は頑固おやじの役が多いですがこのドラマではダンディでしかもかわいいおじいちゃんを演じています。

若い子ばかりの恋愛ドラマには正直もうついていけない年齢なのもあって、こういう味のあるドラマはほっこりできます。
疲れている日常ですが、ここに出ているシニアたちのように、明るく楽しく過ごせるようになりたいなと思わせてくれます。
楽しいことは、いくらでも作っていけるんだなと思えるような、自分にもエールをくれるドラマなのでついはまってしまっています。

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結婚に不向きな人 [ドラマ]

ツッコミどころは満載でしたが、年齢的にやはり若い子のラブストーリーにはついていけないのもあって、「恋する妻たち」は大石静さん脚本というのもあり、観てしまいました。

3人のアラフォー女性、しかもみんな思春期の息子を持つ母親という共通点から仲良くなった女性たちの恋模様を描いた作品でしたが、最終回は「あっぱれ」という感じでまとめられていましたので割とスッキリしました。
3人の中で結局きちんと結婚したのは仲里依紗さんが演じていたマリだけでしたが、お相手の阿部サダヲさん演じる丸太郎という落語家さんがまあ、かっこいい事!こんな男気のある人は、近頃珍しいぐらいで、あんな風に愛されたらマリさん最高だなと思いました。決してイケメンとは言えない阿部サダヲさんですがやはり何を演じてもうまい!丸太郎に惚れました。

吉田羊さん演じるキャリアウーマンの優子さんの恋はまあ、現実にはあり得ない設定だとは思いましたが、キャリアウーマンと年下君という設定は割とよくあることかなというのはありますね。結婚はせず一緒に暮らす・・・これもまた、大人の女性ならではの自立しているという自信があるからこそできることでしょう。経済力があればこういう生き方もいいなとは思いますね。
男性が若いだけに、新たな恋もするだろうということも想定しているからでしょう。お互いを束縛せず、会ってるときは思い切り恋をするという感じですね。

で、私が感じたのは、木村佳乃さん演じたヒロインのことなのですが、この女性は結果的にポジティヴで強すぎるからか、結婚という制度には非常に不向きであるということでした。
ただ、お相手の小泉孝太郎さんが、顔はイケメンなのに非常に魅力的じゃないキャラクターで残念でした。丸太郎のほうが数倍魅力的でしたから・・。
木村佳乃さんと小泉孝太郎さんのラブシーンはちょっと不釣り合いでした。佳乃さんは人としてはとても明るく魅力的なのですが、恋愛ドラマには不向きだし色気が本当にないなと思いました。

強い女と弱い男、というカップリングはよくありますが、このカップルはどちらも中途半端なのです。
特に孝太郎さん演じる男性は仕事は割とできる人のようなのに、こちらもまた絶対に結婚には向いてないタイプ。陰のある役柄でしょうから、お坊ちゃん育ちの孝太郎さんにはちょっと合わない役でした。

ただ、この二人の結末が、ビジネスパートナーとして一緒に仕事をするということで、結婚も同居もしないということでしたが、こういう形は私は結構理想だなぁとは感じました。
私自身が結婚に不向きなタイプだと思うので、人間性はともかく仕事のできる男は好きだし、仕事の上で「のみ」関わっていけたら、尊敬できる上司の下で秘書的な役割をするというのは本当はやりたいことなのです。

母とか妻というような役割に生きることは私自身あまり好きではないし、だからといって完ぺきに自立していて自分で仕事のかじ取りをしたいというタイプでもないので、私自身が非常に中途半端に強くて弱いため、このドラマの佳乃さん演じる女性ほどはポジティヴではないですが、孝太郎さんがドラマの中で彼女に「うっとうしいなぁ」っつぶやくシーンがありましたが、「鬱陶しい女」という意味では同じかもしれないなと感じました。
大ヒットしたドラマ「逃げ恥」のヒロインのみくりもどちらかといえばかなり「鬱陶しい」系の女性ですが、無事結婚しましたね。(ドラマだからでしょうけど)
このドラマがなぜそこまで社会現象になるほどはやったのか謎ですが。

総じて我の強い女性という感じはしたので、そこは私と同じですし、結婚はやはりこれもまた自我を抑える鍛錬みたいなところがありますから、自我の強い女性はたとえ尽くしても「尽くしてあげている」という上から目線のようなものが感じられてしまうのかもです。
自分で自分の人生を構築できるし一人でも生きられるタイプではありますがその分かわいげがないですね。その点しっかり結婚したマリは4人の子供をちゃんと育てているし、自我があるようでDVみたいな夫に長年耐えてきたタイプなので、我慢強さを持っているし丸太郎の誘いにもなかなか応じなかったし、ある意味こういう女性がもてるんだろうなとは思いました。

同じ自立しているなら優子さんのようにもう、突き抜けていれば全責任を自分で負うし、自我も出さない。

アラフォーになって一番多いのはどのタイプなのかなぁとちょっと考えさせられました。

占星学でも結婚に不向きなタイプはありますが、絶対にこうだというのはありません。やはり育った環境なども大きいでしょう。
ただ一つ言えるのは、自我の強い女性は結婚に向いてないかなということです。

水瓶座時代になって、「平等性」は強まると思うので、事実婚とか週末婚みたいな自由な関係は案外増えるかもしれないなと思います。
地象の多すぎる私も、どうも地象の生き方に少々「飽きてきた」と言うと語弊はありますが、疲れてきました。
でも所詮は中途半端なので、何もできないんだろうなと、ドラマを見ていて感じちゃいました。




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久々にドラマの話 [ドラマ]

今年はドラマの開始時期が大幅にずれ込んでしまって、各局とも大変だろうと思います。
ただ、最近のドラマは、TBSなどはやはりうまく作られているものが多いですが、テレ東のドラマが意外と面白いのです。(こちらだとテレビ大阪)

いつも、悔しいけれど秋元康さんの術中にはまってしまうのですが(「あなたの番です」とか)
今季の「共演NG」なるドラマも、中井貴一さんと鈴木京香さんというキャスティングからして大人のドラマっぽいし、もう、タイトルに惹きつけられてしまいました。
しかもオープニング曲が歌詞はベタすぎるのに(かっこよく「共演NG」とそのまま歌っていたり)曲がめちゃくちゃおしゃれだと思ったらキリンジという、なかなかおしゃれなハーモニーを醸し出すので昔から気に入っていた兄弟デュオの堀込高樹さんじゃないかと知ってもう、今一番ハマっているドラマです。
タイトルの通り、共演NGと言われている役者さんばかりを集めたドラマを制作するという話でまだ2回しか放映していませんが、実際にこんなドラマがあったらめちゃくちゃ大変だろうし、まず、成立しえないと思いますが、いろんな事情が重なって共演NGの人ばかりが集まったという不思議なドラマ撮影現場を扱っています。主人公の中井さんと鈴木さんは元恋人同士という設定です。ドラマの内容は実にダサいのに、それを真剣に大物さんが演じているのが面白いのです。これも秋元氏の策でしょう。
しかも26年も前に恋人だったということなので、これからどのように話が展開していくか、また秋元氏のことだからきっと奇想天外なのでしょう。

あと、いつも夜遅くに放送されるドラマ枠がなかなかいいのです。
これはテレ東ではないのですが、どのクールにも出ている田中圭さん主演の「先生を消す方程式」というのも、田中圭さん、一見いい人そうですが、実はサイコパスだというような役で、高校教師なのですが、生徒もずるがしこいけれどそのまだ上を行くぐらいの狡猾さを持っているようで、これもまた面白そうです。このドラマも、大島美幸(森三中)の旦那である鈴木おさむ氏が監修なので、一癖も二癖もありそうです。田中圭さんはうまいのでこういうくせ者の役の方が私は好きです。

通常時間にやっているドラマでは今季はおばさんにはもはや観る気力が失せてしまった恋愛ものが多く、あまり見ていませんが、土曜日の「35歳の少女」(これもあの遊川和彦氏だし)は、徐々に面白くなると期待しているし(ただ、坂口健太郎さんはミスキャストかなと・・・35歳に見えないので)、日曜日の「危険なヴィーナス」は東野圭吾作品が元なので面白く見ています。
あとはあまり見る気がしませんでした。
人気の火曜日10時台のTBSはどうも私はあまり好きなドラマはありません。
月9も「監察医朝顔」は盤石の人気だろうと思いますし、こういうほのぼの系は本来好きではないのですが、一応医学ものなので見ようかなという感じです。

でも、やはりドラマは内容もさることながら音楽や脚本によるところもかなり大きいと思います。
最近夜更かしができにくくなっていて、もう、配信で観ることが多くなりましたが、私は脚本家で選ぶことが多いので、木曜日9時に放映している「秘書7人」は見逃しているので配信で観てみたいとは思います。(これもあのドクターXの脚本家、中園ミホさんだし)
とにかく、役者さんはやはりプロ意識の高い、うまい人が一番だと思うので、うまい人ばかり出演している、安心して観ていられるドラマがいいです。

本当は大好きな脚本家、坂元裕二さんのドラマが観たいですけど・・・。

と今回は、わかる人にしかわからないような内容です。
占星学以外の話題もたまには書きたかったので。

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期待を裏切らない面白さ [ドラマ]

三浦春馬君のことで、どうもショックが大きく、大ファンというわけではなかったのですが、あまりにも
純粋すぎるが故の出来事に、何かを書こうとしてもなかなか気が進まないでいました。

ちょっと関係なく久しぶりにドラマのことでも・・・。

7年ぶりの「半沢直樹」ですが、続編はたいてい、前よりも面白くなくなることが多いのですが、このドラマは期待を裏切らず、ずっと目が釘付けになりました。
原作では香川照之さんが演じた「土下座」の大和田氏は出ないそうなのですが、香川さんなくしてこのドラマはありえませんから、やはりドラマにはあの土下座の後のシーンから出てきましたね。
今回の悪役の一人は、香川さんの従弟にあたる市川猿之助さんですが、まあ、親戚だからなのか、わざと似せているのかはわかりませんが、いでたちや顔つき、所作まですべて似てるんですよね。
「顔芸」までそっくりで・・・。

今回はもしかすると大和田氏と半沢直樹が手を組む…なんてことがありえるかもしれませんが、このドラマで半沢直樹の部下の役の賀来賢人さんが久々にシリアスな役を演じていて、実は私は彼のコミカルな演技はあまり好きではなく、こういうシリアスなドラマのほうが合っている気がします。(奥さんの榮倉奈々さんと出会った「Nのために」というドラマはとても好きでした)

賀来さんも、亡くなった三浦春馬さんと同じように、目がキラキラしていて熱い感じの好青年ですが、火の星座かと思ったらライツがともに蟹座なんですね。
でも、金星・火星が獅子座だから、熱い役もできるんだなと思いました。生まれ持って華があるというか、何となく目立ってしまいます。(アタックNEOのCMなど、出ているメンツが皆さん主役級なんですが、彼が特に目を引くのです)
繊細さと大胆さを両方兼ね備えている、まさになんでもできる役者さんでしょう。

今回の半沢直樹では賀来さんに注目かなと思っています。

あと、「小物」感が半端なかった、東京03の角田さん・・・東京03、結構好きで角田さんが一番好きなんですが、この役柄はもう、姑息さがにじみ出ていました。

それにしても、猿之助さんが、香川さんを裏切り、もう一人の悪党役の古田新太さん(この人も何でも来い、の役者さんですね)に寝返ったのを知り、香川さんが一人でイライラしてスマホを放り投げたら、大きなテーブルの真ん中にまで行ってしまって、そのあとどうやってそのスマホを回収したのだろうということでネットが盛り上がっていたそうな…(私も同じことを思いましたが)

勧善懲悪モノの、令和版水戸黄門のような半沢直樹はやはり面白かったです。

同じように、こちらはあまり前ほど評判が良くないみたいですが(内容が時代錯誤だからか)「ハケンの品格2」は私的には大好きな作品ですので、こちらも、主人公の篠原涼子さんが相変わらずのスーパーハケンさんですが、このドラマでなくてはならないのが大泉洋さんとの丁々発止です。
当初は出ないと言われていた大泉さんですが、今後は出るそうで、やはりこの二人の掛け合いが面白すぎますので、こちらも楽しみです。

こんなにドラマが始まって、いろいろ楽しみなのに、どのドラマにももう、三浦春馬君の姿はないのだと思うとまだ信じられないのですが、悲しすぎます。

人は生まれたときから、この世での役割を成し遂げる期間が決まっていると言われていますが、彼はもう、すべてこの世での役割は終えたのでしょうか?
そんなはずはないと思うのですが、もしかすると、あの明るさの裏には、かなり老成した魂があって、「もういいかな」なんて思ってしまったのかもしれないと思うと、何を言っても憶測にしかなりませんし、あちらの世界で、亡くなった志村けんさんや、岡江久美子さんと会って、談笑できることを祈るしかないですね。

今年は本当にいろんなことがありすぎます。
土星・冥王星に加えて牡羊座の火星、キロン、リリスまであるのでそれらが全部スクエアになってしまうこの時期、星の配置がハードすぎます。
今日は蟹座29度での新月です。

私はまた8ハウスなので、天に還った春馬君に思いをはせようと思います。

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知らなくていいコト [ドラマ]

吉高由里子さん主演のお仕事系ドラマは私的に好きなものが多いのですが(以前の「わたし、定時で帰ります」は非常によかった)今季のこのドラマも、最初は「?」と思いましたがだんだん面白くなってきて、吉高さんも嫌いではないですが、相手役の柄本佑さんが注目されていますね。

柄本佑さんは以前から結構味のある役者さんで、さすがは俳優一家という演技派ですし、割と好きな俳優さんだったのですが、このドラマでの役柄「尾高さん」がとてもいいのです。
以前の向井理さん演じた「種田さん」ロスになっていましたが、この「尾高さん」もロスになりそうな・・・。このドラマ、日曜の「テセウスの船」とともに今季最も好きなドラマの一つです。

で、柄本佑さんのホロスコープを観てみました。
なんと、ハードアスペクトが非常に目立つなというのが第一印象です。
ただし、7天体が柔軟宮で、あの「飄々とした雰囲気」はまさに柔軟宮だし、カメレオン俳優たるゆえんかもしれません。
ここでも柔軟宮の良さが発揮されていると思いますが、射手座月双子座の満月生まれ。芸能界に多いパターンです。個性はあるけれど嫌味はないというタイプです。
で、今季のドラマでの尾高さん、やたら色気があると言われていますし実際確かにかっこいいんです。
柄本さんの金星は蠍座で何と冥王星と合。そりゃ、天性の色気が漂うはずです。小さいころからモテていたそうで、確かに女性を惹きつけるものがありますね。
火星も魚座でこちらは木星と合。女性に対して優しいでしょうし、彼の話し方とか声がいいなと思います。「尾高さん」が吉高さん演じるケイトが何か言ったときに「ん?」というしぐさと声・・・女性ならキュンとする人が多いと思います。

で、柄本佑さん自身は世の中の「色っぽい」という評価に対して他人事のような感覚でとらえているのもまた彼らしいですね。俳優ですので役柄によって印象が変わるのは当たり前だし、彼は実際、NHKでも実在した精神科のお医者さんの役を演じてこれはこれでまた、ひょひょうとした感じがやはり良かったと思います。
佑さんは安藤サクラさんのご主人であることも有名ですが、安藤サクラさんは水瓶座で月が双子座。
月同士のコンジャンクションは最も夫婦として分かり合える相性なので、お互いに良きパートナーとして、自由を楽しみつつも、理解している良い夫婦なんだろうなという印象です。

今年は双子座に金星が長期滞在するからか、ライツが双子座の人の活躍が目立つ気がします。
特に愛情面でよい運気が、ライツ双子座の人にはありそうな予感です。
月双子座の杏さんもきっと、今後報われることがたくさんあると思います。

ただ、調子にのりやすい面もあるのが双子座なので、佑さんも、人気に左右されず今まで通り飄々といろんな役を楽しんでほしいです。

「知らなくていいコト」はほかにも、上司役の佐々木蔵之介さんもいい味出しています。
私が好きな俳優さんってなぜかほとんど太陽男性星座で金星が女性星座の人ばかりなのです。
しかも風星座に星が絶対にあるので実際には絶対に相手にしてもらえなさそうな人ばかりです。(笑)
「テセウス」の竹内涼真君ももともと好きで、牡牛座ですがやはり月が双子座・・・。

今年は山羊座祭りなのに、双子座系の人が凶星の山羊座の惑星群の影響をほとんど受けない星だからか、生き生きしている気がします。

柔軟宮のふわっとした感じに双子座の軽やかさ・・・これを持っていれば、怖いものなしかもしれません。
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種田さんロス [ドラマ]

今季のドラマも2クール連続の「あなたの番です」以外は終わりました。

今季は結構観ていましたが、何と言っても、もともと好きな向井理さん目当てで観た「わたし、定時で帰ります」に、というか、向井さん演じる種田晃太郎に久々に心を奪われてしまいました。
「なんたらロス」みたいなことは他人事だと思っていたんですが、もともと顔とスタイル、声がドストライクの向井理さんが演じたこの種田さんは、実に素敵なオトコだったのもあって、はまってしまいました。

主人公の結衣(吉高由里子さん)の元彼氏という役柄でしたが、同じ職場の上司として一緒に仕事をすることになり、最初こそ気まずかったですが、(結衣には彼氏がいたので)晃太郎はずっと結衣のことが好きだったのですが、自分が仕事人間で結衣のことを顧みなかったから振られて当然だと思っていたから、結衣が現在の彼氏とうまくいってる限りは一切邪魔もしようとしないし、未練タラタラ男みたいな接し方など一切しません。言い訳もしないし、男らしいのです。
でも、毎日職場で晃太郎みたいな人と一緒に仕事をすればきっと誰でも惚れてしまうような男性です。
仕事ができるだけでなく、責任感もあり気配りもできるし人に対する思いやりも情もあるし、一切批判的なことを言わないし、もう、最高の上司だと思います。

でも、本当は完ぺきな人間ではなく、お酒もそんなに強くないし、仕事には器用でも女性には不器用すぎるし、案外弱い面もあったりします。これがまた、女心をくすぐるのです。

誰が演じたとしてもきっと好きになったであろう晃太郎の役を向井理さんが演じたものだからもう、向井さんそのものが晃太郎に思えてきて、結衣が今の彼氏と別れて絶対に晃太郎とよりを戻してほしいと、ずっと応援してきました。

結衣役が吉高さんだったのもよかったです。あまり好きではない女優さんだったら絶対に嫉妬してしまったと思いますが、吉高さんも危なげなアンニュイな役柄が多かったけれどこの役はスに近いような役で、ドラマの中でのファッションや普通っぽいナチュラルな感じがすごく好感持てました。

やはり「仕事のできる男」というのはめちゃくちゃポイント高いですから、結衣も、実は仕事が好きで一旦仕事をすると頑張ってしまう、晃太郎と同じタイプなのです。
必死で仕事をして体を壊すぐらいなら、効率よく仕事をし、定時で帰るスタンスを貫いてきた結衣ですが、晃太郎は相変わらずの仕事人間まっしぐらで、そんな彼が一体何のために働き続けるのかを身を持ってわかろうとして遂に倒れてしまうのです。
これが最終回で、結衣が目覚めたとき、そばにずっと付き添っていた晃太郎は「このまま目覚めなかったらどうしようと思って仕事どころじゃなかったんだぞ」と泣きながら結衣を叱ります。
もう、この涙につられて泣いてしまいました。

こんな風に愛されたいなぁと思いましたし、晃太郎がいかに結衣のことを愛しているかがわかったシーンでした。
普段の言動が優しい、中丸雄一さん演じる現在の彼氏でしたが、かなりいい人を演じているような感じで、不自然でした。決して悪い人ではないですが、感情の波がなさすぎるというか、どこかしら自分中心で、結衣のことを思いやった言動よりも、むしろ自分が楽しみたいというような感じを受けました。
もし、同じように結衣が倒れても、この彼はきっと怒ったりしないでしょうけど、ずっと付き添わず、仕事に行って、目覚めたら「良かったね」と普通にいうようなタイプでしょう。
晃太郎の思いやりを感じたシーンが、その時、結衣に「何か飲むか?」と言ってペットボトルの水を渡すとき、ちゃんとキャップを緩めて渡すんです。こういうさりげない優しさはめっちゃ「ツボ」です。

おまけに最後、結局フリーになった結衣が実家暮らしをしているので、「両親が腫れ物に触るように接してくる
から早く家を出たいんですよね」みたいに言うと「俺んち、来るか」という晃太郎にもう、ノックアウトされました。
これってプロポーズじゃん!?
そして「マンションでも買おうかな」
結衣が「え?なんで?」というと「いや・・・一緒に暮らさないかなと」と、ちょっぴり照れながらいうので、
結衣も何となく嬉しそうに「前向きに検討させていただきます」と言って終わるんですがまあ爽やかなエンディング。

晃太郎は、結衣に対する気持ちが一切ぶれてなかったのです。

そのほかにも胸キュンシーンはたくさんあるのですが、晃太郎のことばかり書きそうなので…(笑)

とにかく、やっぱり向井理さんはいい!という結論です。

ほかのドラマも、なかなか良かったです。
「ジェネレーションハウス」も、ツッコミどころはあるものの、窪田正孝さんの話し声や雰囲気も好きなんで、良かったし、大好きな天海祐希さんの「キントリ」も安定の面白さだったし、山Pの「インハンド」もなかなか面白かったし、「俺のスカート、どこ行った」も、最終回はちょっと「?」でしたが感動する場面もあり、学園もの好きな私にとってはなかなか良かったし、「あなたの番です」はいったい誰が犯人なんだろうと思いつつ観ていると結構次が気になる…という感じですし。(向井理さんと顔のタイプが似ている田中圭さんが出ているし)

いやはや・・・久々にはまったドラマが「わたし、定時で・・・」でした。
向井理さんは「きみが心に棲んでいる」のときのクソみたいな屈折した男を演じたのもまたよかったのですが、晃太郎は本当に彼の株を上げたであろう役でしたし、演技がうまくなったなぁと思いました。
ツンデレ具合が程よく、目で切ない演技ができるし、向井さんはあまり好きではないという人も割と多いと思うんですがこの役だけは好きだという人も多かったみたいです。

原作漫画も読んでみようかなと思いました。

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