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先天運を知ることが大事な理由 [占星学]

私はレッスンにおいて、占星学講座の初級ではネイタルチャートを読むことができるようになることを目指しています。
いわゆるその人の持っている先天運を知ることで、ある程度のその人の生き方の指針になる事をホロスコープ上から示すことができるからです。

一方中級以降では、三重円(ネイタル・プログレス・トランジット)を読むことができるようになることを目的にしています。
心理的要因を読み解くという方法を取り入れていますが、やはり主に三重円を読むことで未来予測ができるということも大切であるのは占星学を学ぶ上で絶対に必要だと思っています。

上級コースはプロそれ相当の方向けでややマニアックな知識を学びます。

初級である程度その人となりを読めたら、じゃあどうすればもっと幸せな未来を築くことができるかということを中級で学ぶ感じです。

もちろん最近は占星学の知識はいろんな方がブログやHPで書いているので、私などよりもずっといろんな知識を得ている方も多く、初級から学ぶ必要のない方も多いのですが、やはり基本というのは何においても大事で、一つのチャートを読む場合、「●●運」(恋愛運とか仕事運とか健康運など)を知っておくことはやはり大事だと思っています。

そこで例えば離婚運がチャート上で観られる場合、それをお伝えするとやはりショックではあると思いますし、健康運などは特に心配になってしまいますので伝え方には工夫がいりますが、あくまでも先天運なので、努力したりトランジットの惑星を見てよい時期を見極めて行動することである手度回避したり人によってはかなり変えることもできるのです。

よく、宿命は変わらないけれど、運命は変えられるというのがそういうことです。

むしろ、先天運が恵まれすぎている場合、なんの努力もしなかったら、確かに驚異的に悪いことは起きないかもですが、良いことも起きないまま平凡な人生を過ごしてしまうケースもあります。

ただ、逆に私がおすすめしたいのは、やはり先天運にあまりよくない暗示が出ている人の場合で、確かにそういった暗示があっても、意識的に使うべき惑星をうまく利用したり、惑星やハウス、サインの意味合いはひとつだけではないので応用していくことで、「こう使えばいいんだ」ということに気づいてもらったらよくない暗示を回避できたりするケースも多々あるということを知ってほしいのです。

例えば離婚運のある人が必ず離婚するわけではないので、今の時代特に離婚イコール不幸ではないのです。若気の至りで必ず離婚はするけれどその方が再婚した場合に幸せになれるという人もたくさん見てきました。さらには結婚運が今一つの人の場合でも、良い時期を選ぶことで結婚することは可能なのです。
金運というのもなかなか厄介で、もともと先天的にお金に困らない運を持った人は確かにいますが、もとの金運自体は壊滅的でも、努力によって多くの財産を得る人もいます。
これは最も努力によって変えられる運の代表のように思います。
簡単に言うと木星が2ハウスにある人は確かに先天的にはお金に困りにくい運ではあります(実家がお金持ちだったりとかの場合が多い)。でも、それに甘んじて散財の限りを尽くせばお金はたまりません。むしろ2ハウスに土星がある人などは質素・倹約を心がけているので、無駄遣いをしないので晩年になってお金に困らないというケースもあるのです。
あと、ポウラリティの理論から、金運は対極の8ハウスも同時に必ず観ていきますが、8ハウスが良い配置だったりする人は人から与えられるお金(物質)が多いのかと喜ぶ人もいますが、必ずしも物質とは限らないのが8ハウスです。いわゆる「ギフト」が木星ですが、それは人脈だったり、人の心だったり、友人だったり、そういったギフトも存在するし、絶対に侮れないのです。
物質としてのお金はたくさんあっても、人望のない人を見ると、やはり孤独なんだろうなと思います。

イーロンマスク氏は一気に億万長者になりましたが、人望のほうはどうも今一つのようです。
彼の出生時間がわかりませんが、木星と海王星の合が目立ちます。
このアスペクトは、やはり奉仕的に人に対してハートを大切にしていくことが大事なのですが同時に理想主義者にもなりがちなので、彼は蟹座特有の「好きな人にだけ優しい」というような一面はやはり否定できない気がします。
一方、やはり財運のある前澤友作氏は、2ハウスに金星と冥王星の合があるので金運に関しては非常に能力のあるタイプだと思いますが、8ハウスに木星があり、どちらかというと人脈を大事にしていたり、お金を使うということもかなりしています。
もちろんどちらも実際には知らないですが、チャートを見る限り、マスク氏は孤独な部分もあるのですが前澤氏は割とグループなどの人脈を大事にしている印象があります。
前澤氏は月のほうが蟹座ですので、やはり情の厚さは感じます。

単なる一例ではあるのですがこのように先天運をどう生かすかによってその後の人生がより輝かしいものにもなるし、そうではなくなる場合だってあるということです。

あまり好まれない12ハウスに個人天体の多い人も、自我をむき出しにしたいと思うとどうしてもかないにくいですが、誰かの喜ぶ顔を見れたら幸せだという考え方ができる人の場合は案外幸せなのです。

そのように、チャートは使い方や心がけ次第で活かせるのです。

その意味で先天運を知ってどのように活用すべきかを学んでほしいなと思っています。


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ひまわり

こんにちは。

先天運。。。
私は、7ハウスの支配星火星が12ハウスなんですよねえ。。
しかも7ハウスの土星とインコンジャクト苦笑

2ハウスも冥王星が支配星で、太陽金星冥王星コンジャクションで2ハウス です。
使いようにもよるけれど、自分でもびっくりするぐらいのお金の使い方してしまう時があるんです。気をつけないといけないと思います。

でも、セレス ?という小惑星が冥王星金星とタイトなオポジションなのが地味に気になっていまして。。。

8ハウスのもらうものはお金だけじゃない。ってなるほど、と思いました。

わたしは、割とご先祖からの縁とか、目に見えないものを信じる方なので、このセレス さんがなんとかわたしの、使う時は使う先天運に何か良いものをくれてるのかなぁ、、、なんて思ったりです。

お金を使うのも、自分のお金が減るという考え方もありますが、使えば誰かのためになってる訳なので、私が使うお金で誰かが幸せになればいいなぁ、、とか思っとりします。

ホロスコープは知れば知るほど奥深いですね!

良い方に使っていきたいな、と思うこの頃です[わーい(嬉しい顔)]?
by ひまわり (2022-12-24 11:49) 

selene

ひまわりさん、過去スレを見ることがあまりないのですっかり遅くなってしまいました。ごめんなさい。
お元気ですか?
ホントに…ホロスコープは使い方次第なんです。
アスペクトの悪い側面だけを気にしてしまうとやりきれなくなるので、補えるアスペクトを探すといいですよ。
2ハウスの強調はどうしてもお金に焦点を当てがちですが、お金持ちは自信があるというのはそのせいでもあります。逆に言うと自信のなさから(自己信頼のなさ、自己肯定感の低さ)ものを買うことで安心しようとする場合があるのです。(私も少しそういうところがあります)
セレスは「生育」の意味を持つ小惑星ですね。ものだけではなく何らかのギフトを感じたら感謝の気持ちを「育てる」ということに使うと魂レベルがアップすると思います。
人に対して肯定感を持つ事で自分自身にも自信が生まれたりしますので・・・。そうなると物欲は減ったりするものです。
by selene (2023-01-16 20:43) 

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