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愛情面における月と金星の違い [占星学]

女性の恋愛運を観る場合、自分自身の感情や欲求としての月と、恋愛観を示す金星がやはり重要になるのですが(男性の場合だと太陽と火星です)、同じサインであってもやはり月と金星では出方がかなり違うものだなということを痛感することが多いのです。
特に男性から見ると月や金星は好みの女性の性質やタイプを示しますので女性の月や金星の星座に現れる性質などに引き寄せられるというケースが多くなります。

やはり月はこと恋愛面だけではなく、生活全般において、大事な局面で出てくる性質ですし、金星は恋愛面において顕著に出てくる性質のように感じます。(異性へのアプローチの仕方などに出ます)

太陽・月・金星・火星はやはり恋愛運を観る際には不可欠な惑星なのですが、私のようにこのすべてが地象サインだったりするとあまり変化がないため、全く事例としては面白味がありません。
でも、この4つの惑星のすべてが火・地・風・水と分かれている人もいます。

月と金星のサインに矛盾がある人の場合、恋愛と結婚は基本的に分けて考えた方がいいと思います。
まずは今自分が結婚したいのかただ恋愛したいのか、そこを決めておく必要があると思いますが・・・。

恋愛というものは、現実的である結婚とは異なり、本能的なものなので、頭では自分がホッとできるような相手のほうがいい、相性のいい人のほうがいいとわかっていても、いわゆる「琴線に触れる」ということがなければ燃え上がらないものです。一言に「好き」と言っても、Likeの延長線上のようなものもあれば、身も心も焦がすようなLoveという感情もありますし、Respect というような尊敬の念が好意につながる場合もあると思います。
恋愛といえばどうしても情念のようなものをイメージさせる蠍座が出てきますが、確かにこの星に月や金星を持つ人は恋愛において情熱的だし、本能的です。
惑星の品位が月も金星も蠍座ではどうしても悪くなってしまうため、蠍座の良くない面が出てしまうことが多いせいで、恋愛面で悩みを抱える人の多くが個人天体が蠍座にある人が多いのです。

太陽星座が射手座や双子座のように割とサバサバした人でも、月が蠍座だとこと恋愛面では人が変わったように猜疑心の塊になります。ほかのことでは明るく生き生きしているのに、好きな人ができるともう、その人がちょっとでもほかの異性と話していると気になってしまい夜も眠れなくなります。
ところが、金星が蠍座の人の場合そういう猜疑心はそれほどありません。自分の情熱がひたすら好きな異性に向かうだけで、その多くがフィジカルなものを含むので、いくら相手に好意を持たれても、性的に響かない相手だと何とも思わないのです。ただ、月が蠍座の人のような「ほかの異性と関わってほしくない」「私だけを観てほしい」という思いは強化されなくて、どちらかというと自分がその人のことを好きでいることが大事だと思う人が多いため、相手によってはその愛情が重く感じられることもあるのです。

友人に、太陽と火星が蠍座にありますので本質や好きなタイプの男性にはやはり情熱的なものや色気を求めるのですが、月も金星も乙女座なので、頭で考えてしまうという人がいます。結果的に彼女の場合、地象サインの相手と付き合うことが多いのでどこかしら自分自身の情熱や本能が不満を抱えやすくなってしまいます。

また、別の人で太陽も火星も射手座なのに、月が乙女座で金星が蠍座なので頭で考える割には本能的なものが強いという矛盾を抱えて誰に対しても満足できない人がいます。人生のパートナーとしては現実的な月で選びたい、でも金星が満足できないといったところで、彼女を観ているとどうも大恋愛がしたいのかなという気がします。

品位のよい金星魚座、牡牛座、天秤座を持つ人は比較的恋愛面ではあまり嫌な思いをしなくて済むでしょう。ただ、結婚の場合はやはり月星座によるものが大きいと思いますから、好きだという思いだけで結婚すると「こんなはずでは」ということになりがちですから注意が必要です。
もちろんすべてアスペクトにもよるので、一概には決められないのですが・・・。

最近、昔書いたノートをよく見るのですが、言葉遊びを書いたものがあったので

          恋の言葉遊び.jpg

もちろん単なる言葉遊びなので「違う!」と思う人もたくさんいると思います。
ただの言葉遊びとして一つの例として面白がってください。

私なんて「繊細で誠実な恋」って・・・明治時代みたいで全然時代錯誤でしょうね。
そこまでおしとやかではないですが、まあ、恋愛においてはおくてなのでそうかもしれません。

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またもや双子座アスリート [有名人]

以前からここにも、アスリートには双子座がなぜか多いということを書いていますが、今年は5月27日に木星が双子座に移行することもあって、より一層パリ五輪での双子座アスリートの活躍が期待できそうです。
とにかくこの星は物事を楽しむということに対して長けていますので、大一番だったり強い相手と闘う場合にも緊張度が低く、試合そのものを楽しめてしまうからというのと、守護星が水星という神経やスピードを示す惑星なので、それが良い意味で働く場合が多いからだと思います。

中国の牙城を崩せるかもしれないぐらいの実力をつけてきていると言っても過言ではない日本卓球女子の選手たちですが、15歳の張本美和選手の成長は著しいと思います。
美和選手は、お兄さんの智和選手が既に活躍しているのでそこに追随している感じでしたがもはや今はお兄さんをしのぐぐらいの実力をつけていると思います。

オリンピックの個人代表を伊藤美誠選手と最後まで争うことになりましたが、美和選手が双子座ということもあり、多分美和選手が選ばれるのではないかなと思っていました。
そして今回の世界卓球での活躍を観てももう、美和選手は実践ごとに力をつけているように感じます。

双子座の適度な軽さ(周りの空気を軽くする力を持っている)に加えて月は根性のある蠍座です(夜遅くに生まれていない限り)。
しかも、蟹座の早田ひな選手、牡羊座の平野美宇選手、天秤座の伊藤選手はともに活動宮の生まれなのでライバル心が表に出てしまい、良い面もあるのですが、3人とも大舞台だと必死になりすぎてしまうという傾向がどうしてもあります。
そこに双子座の美和選手が入ることで緩和剤になるのです(ほかのどの選手とも相性がぶつからない)
ちなみにもう一人の木原美悠選手は獅子座なのでこれまた誰ともぶつからないです。

これだけ見ても日本女子卓球界は活躍してくれるのではないかと期待大です。
そこに「頑張ります」と力こぶを入れるのではなく、「リラックスして試合を楽しんできます」と言えてしまうのが双子座のアスリートなので、やはり双子座もしくは3ハウスに個人天体がある人は何事も「適度にエネルギーを消耗しつつ楽しむことを優先できる」という特性があるように思います。

私の生徒さんも、3ハウス強調型の人が多く、長く勉強を続けてくださる方は特に多いのです。
3ハウスは双子座のナチュラルハウスだし、学ぶこと自体が好きな人が多いからです。

私は3ハウスが空っぽですのでどうしても9ハウスが強いから、専門知識を得る事や「元を取る」ということを考えすぎて楽しむということができにくい必死さを持ってしまいますのでそこが自分でも嫌なところです。もっと純粋に楽しむことだけに集中できればそれこそ趣味も増えていくだろうと思うのですが・・・。
なんとまあ、今その3ハウスにプログレス太陽が居座り、トランジットの土星がぴったり載っていますので余計楽しめなくなっているのと、現在絶賛かぜっぴき中でもあり、今年になってずっと体調不良ですから(1月は口内炎が長引き、今月はずっと風邪気味で熱が出たりしましたし)山羊座に冥王星がいたらきっとコロナかインフルにかかっていたと思います。
土星というのは健康面ではどうしてもライツに影響するときは体力を消耗してしまいますので、正直還暦すぎの老体にはきついです。

勉強したくても体力がないため、長時間パソコンの前にいることができず、ブログもなかなか更新できません。
介護があるので手洗い、うがいの励行などは気を付けているし、感染対策としても消毒はいつもしているのですがすぐに自分が弱ってしまうという情けなさで、介護される側の母のほうが体力もあり強靭な生命力を持っているので私はエネルギーを吸い取られているような気もします。

もともと治療軸に土星が載るのもあって、一旦体調を崩すと長引くのですが、月は月で魚座の土星とオポジションにはなるしもう、心身共にガタガタです。

ガンバるという言葉は好きではないので、元気玉を皆さんどうか送ってくださいね。

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「個」を大切に [有名人]

世界の小澤こと、マエストロの小澤征爾さんがお亡くなりになりました。
またひとつ芸術の世界で巨匠がいなくなってしまいました。

「個」を大切にというのはこの小澤氏の言葉ですが、決して自我をとおせという意味ではなく、一人ひとりが個性を大切にしてそれが集まって一つになって素晴らしいハーモニーを形成することのすばらしさをおっしゃっていると思います。

私自身もとてもいい言葉だなと思います。

「個」というのは1ハウスの象徴的な言葉ですが、確かに強すぎると自我のむき出しになって周りと協調できないことにもなりかねないですが、音楽というのはそういった不協和音すらうまくまとめることで素敵なハーモニーを醸し出し、素晴らしい音楽を奏でることのできる不思議な力を持っていると思います。

小澤氏のチャートはやはり芸術家らしく、金星と海王星の合が太陽星座と同じ乙女座にありました。
きっと1ハウスに全てあったのではないかなと思います。
ソフトアスペクトが多く、やはり育ちの良い、芸術家の方は、ソフトアスペクトが優勢になっている場合が多いです。
しかも、芸術にはとても重要な72度のクインタイルが3個もあります。
セプタイルという、360度を7(海王星の数字なので芸術に関係します)で割った、割り切れない51度25分42秒にあたるマイナーアスペクトも多く、運命的なものを感じるアスペクトが多いのです。

柔和な雰囲気の方だし、全く大物だからというような尊大さを感じない性格はきっと月の天秤座の友好的な一面が出ていたと思いますし、乙女座のマジョリティは山羊座のドラゴンヘッドとすべてトラインになるので(太陽はオーブが広いですが)天才的な才能が有りながらも努力を欠かさない人だったのでしょう。

1ハウスに惑星がない人や、1ハウスがあまり強く出ない人はどうしても自我を抑えてしまう場合が無意識に多くなっていると思いますが、1ハウスは自分のアイデンティティですからやはりあまり抑えるとフラストレーションが起きます。
程よく自分自身の個性を生かすことはやはりとても大事なので、誰にでも自分にしかできないことや、その人なりの良さはあると思うのでそれに気づけるかどうかが、1ハウスが弱いとどうしても難しくなるのです。

私は1ハウスに3天体ありますが小澤氏のような上品な惑星ではなく、水星・土星・太陽ですから自我の強い人間です。ただ、自分の得意分野に気づくことが比較的早くに出来たのもあって、カルマとはいえこういった仕事に就いています。
この仕事をしていなければきっと自信のない人間のまま不満だらけの人生を送っていたと思います。

一方、常識人の主人は1ハウスに海王星しかなく、一人称を多用する私をいつも怒ります。
獅子座・月蟹座ですので本人も自我は強いのですが、アセンダント天秤座のせいかどうしても人前では「いいかっこ」をします。
普段なら家の前に車をつけて買い物した荷物を運ぶのは絶対に私なのに、近所の人の姿がたまたまあった時には自分がわざわざドアを開けて荷物を運ぶなど、とにかく人目を気にします。

主人がもしオーケストラに入ったらきっと楽譜通りの面白味のない音楽しか奏でないと思います。でも、本当は目立ちたいのできっと「オーケストラみたいにみんなで一緒にとかはいやだ」とかいうはずです。このように1ハウスのフラストレーションは結構自我を抑えている人には溜まりやすいと思います。

私も別段面白い人間ではないのですが、個性はあると思うので、小学生のころからみんながやっている楽器ではなく、木琴とかシンバルとか一人しかいないような楽器を好んでいました。
声が低いので歌えばアルトですから絶対に主旋律は歌えませんが、アルトがなかったら主旋律は活かせないので、と自負していたし、目立たないポジションの中で目立つ(笑)のが好きでした。

ホロスコープの1ハウスに惑星がなくても生かすことは可能です。

主人のアセンダント主星金星は9ハウスで月と合ですので、専門分野では強く出ます。
そこに自負心があるようなので、確かに資格はたくさん持っています。
ただ、もっと活かすには、1ハウスに海王星があるためにどうしても女性的な側面(小さいことを気にするとか繊細過ぎるとか)が邪魔をしますので、本当は女性相手の仕事などのほうが向いていたとは思います。

私もですがお互いに生まれてくる時代を少し間違えたようなところもあるので、時代背景を加味しつつチャートを読む必要もありそうです。

今、奇しくも「さよならマエストロ」という、クラシックのマエストロを主人公にしたドラマをやっていますが、クラシックは昔からなぜか好きでした。
生まれ変わったら今度は絶対に吹奏楽とかオーケストラに入りたいと思うぐらいです。

海王星が最もアスペクトのない私には無理ですが・・・。


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ネイタルチャートの読み方 [占星学]

昨日、間違えて12月にセミナーと書いてしまいましたが、
明後日
2月7日(水曜日) 10時半~12時 Skypeによるリモートセミナーをします。

日程的にあまり間がない告知ですので、今回は一人の卒業生さんからの依頼でいつもやっている
ネイタルチャートの読み方についてやります。

来月はアスペクトについてをやりたいと思いますが、アスペクトは大事ですし特に出生時間不明の人の場合はこれしか頼れないのもあって重要なのですが、意味を覚えるという感じで捉えるとわけがわからなくなります。
パッと見て気になるアスペクトを拾う必要があります。

そういったコツのようなものが特にあるわけではないのですが、私はネイタルチャートを読むのは割と得意ですので、どこにポイントを置くかという基本中の基本ですが、アスペクトにこだわりすぎることでサインや惑星の本来の意味を見落としてしまう場合もありますし、何といってもネイタルチャートではライツ(太陽と月)や個人天体(ライツ・水星・金星・火星までの比較的動きの速い天体)が重要です。

ネイタルチャートはもともと持っている資質なので、冥王星のアスペクト等に捉われてしまうと本当の意味で読めなくなります。
トランスサタニアンは確かに運命や未来予測には重要な役割を示しますが個人の持っているもともとの運勢にものすごく影響があるかというとそういう側面を持っているということで、動きの遅い天体は生年月日が近い人は皆同じアスペクトを形成します。
世代的傾向はわかるかもですが、個人の運勢をまず見た上で、その人が例えば離婚運を持っていた場合それをいかに回避できるかは、トランジットやプログレスなどを合わせて時期を読む必要があります。
逆に先天的によい運を持っていても単なる宝の持ち腐れになる場合もあるので、どの惑星を効果的に使えばよりその人が生きやすくなるかをネイタルチャートから示すことが可能です。

私自身で言うと、仕事運にはあまり悩まない配置になっているものの、家庭運のほうは今一つです。
なので余計に家庭運を大事にしなければならず、そのためには自我を捨てる必要があります。
なので結婚運が先天的に今一つ良くないチャートの人の場合、逆にそこが課題にはなっていますが、努力することで幸せな結婚生活を送ることは可能なのです。

金運や健康運なども同様ですが、人はどうしても良くないものは回避しようとするため、そこに向き合うことを避けます。

でも、私は今まで、グランドクロスなど結構ハードな配置を持つ人のほうが努力して達観してその運命を受け入れることで成功しているケースをたくさん見ていますし、グランドトラインやミスティックレクタングルなどの比較的恵まれた配置であっても平凡な人生で不満を持っている人もたくさん見ています。

やはりネイタルチャートをいかに生かすかが大事だと思っていますので、その人自身が自分のチャートとどう向き合うのかは非常に重要だと思っています。

というわけで今回はあまり間がないため、希望者を募るのは難しいかと思いますが、今後も基本的なことを中心にセミナーをやっていきたいと考えています。

マニアックな理論がお好きな方も結構いらっしゃるのですが、やはり基本的なことを無視しては本当の意味でチャートを読むのは難しいと思います。

初めて参加される方は6000円ですが、一度でも私の鑑定を受けたり、レッスンを受けた方は5000円になっていますのでよろしくお願いします。



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