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年を取ったなと思うこと [ドラマ]

自分自身が結構複雑な家庭環境だったのもあって、どうしてもほのぼのとしたホームドラマとか、ホンワカ系のドラマなどは避けてきた方なのですが、年を取っていろんな意味で少し丸くなったのか、最近ではこういったあたたかい「気」が流れるような番組を好むようになってしまいました。

今やっている朝ドラ「ブギウギ」は毎回涙なしで見れないというか、関西人には結構琴線に触れる場面が多いのです。
趣里さんは以前はちょっと猟奇的な役柄が多かったし、決して美人とは言えないし、さほど好きな女優さんではなかったのですが、このスズ子の役は彼女の真骨頂だなと感じます。
正直、関西弁も実は好きではないのですが、このドラマで流れる関西弁は響きがあったかいのです。

そして今日はその流れで初めてサンドイッチマンさんの「病院ラジオ」ある番組をそのまま見ていたらもう、号泣でして・・・

私自身も母の介護やらでなかなか余裕のない日々ですが、ここで登場する患者さんたちは皆さん壮絶な病との闘いにも、くじけず前を向いている方ばかりで、特に小さなお子さんはもはや達観しているような精神力で、一人の脳腫瘍を患っている9歳の男の子はまさに何か悟りの境地のような感じすらあって、本当に明るいのです。サンドイッチマンさんを見つけて開口一番「ダジャレ言って」と言ったり、でも、目の奥は強い意志(生きるんだという)を感じるようなお子さんで、「人生は楽しむためにある」なんて9歳の子ではとてもじゃないけど言えないのに、そういってみているこちらが逆に励まされてしまいました。
自分の辛さなどここに出ている人たちに比べたら塵のようなものだなと・・・。

今やっているドラマも、今季はやはり静かで、緩やかな流れを醸し出しているものが好きです。
あの話題作「Silent」と同じ脚本家さんということで注目していた「いちばん好きな花」ですが、もちろんツッコミどころは数々あるのですが、セリフの流れがとてもきれいなのです。
私は「Silent」は主人公には共感せずむしろ脇役のセリフや流れが好きだったのですが、この「いちばん~」は主人公が4人なので、(しいて言えば松下洸平さんかもですが)それぞれの奏でるセリフや行間の描き方が好きです。
誰かがこの脚本家、生方美久さんは若干30歳の方ですが、私の大好きな脚本家、坂元裕二さんの世界を彷彿とさせると思ったらやはり似ていると言われるようで、坂元さんは山羊座ですが、生方さんもきっと地の星座の人だと思ったらやはり牡牛座・月も山羊座でした。
流れはゆっくりだけれど、芯を感じる言葉を紡ぐ人だなと思いました。
松下洸平さん演じる椿という男性は、自分の魅力に気づいていないような人で、非常にその言語体系が「かわいい」のです。おにぎりを「おむすび」と言ったり、ポケットを「ぽっけ」と言ったり、かたつむりを「でんでんむし」というような人で、そういう表現がまた松下さんの飄々とした風情に合っていて妙にほっこりします。

朝ドラ「ブギウギ」も、きのうの「いちばん好きな花」も奇しくも母子の複雑な心情を描いたものでしたので、娘を持つ母として上手に接することができなかった自分自身の後悔もよぎり、どちらも泣けて仕方がなかったのです。ただ、どちらも娘が優しい。特に「いちばん~」の夜々ちゃんはあんなお母さんの愛情では息が詰まるだろうし、もっと反発されてもおかしくないのでしょうけど、夜々ちゃんのように、母親に気を使って生きている娘は結構いるんだろうなと思いました。

あと、何気に日曜10時の朝日系のドラマは当たりが自分の中で多かったので、「たとえあなたを忘れても」はベタな恋愛ものかなと思ったら、ここに出てくる言葉の流れもまた穏やかできれいなので、結構好きになりました。堀田真由さんは最初に見た時からきっとブレイクするだろうと思っていましたが、上品なこういった役は非常に似合います。でも彼女、牡羊座なんだなとちょっと意外でしたが。
前回の同じ枠でやっていた「何曜日に生まれたの」の最終回は素晴らしかったので、恋愛ものでもこういった生々しさがあまりないようなものは結構感動します。
今後ちょっと期待したくなるドラマです。

以前ならこういったドラマの観方はしなかったと思うので、やはり年を取ったのと、本当はもっとゆったりした流れが好きなんだと思います。
仕事柄どうしても人と話すのである程度の指針を示さないといけませんから、ベラベラと喋り倒してしまう癖がつき、実際の自分とどんどんかけ離れていくのが結構きついのです。

本当はもっとゆったりとした流れの中で生活できたら、イライラすることもなくなるのになと感じました。
まだまだ達観できるような魂レベルじゃないんだろうなと思います。

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今季ドラマ総括 [ドラマ]

今季は割とドラマを観ました。コロナになって家にいることが多かったせいかもしれません。
まず、話題になったのはやはり「VIVAN」ですが、堺雅人さん主演のTBSドラマっていつも豪華なラインナップで、期待を裏切らないですね。
一見ダメダメサラリーマンに見える彼が実は凄腕の「別班」だったというのがまるで一昔前の「必殺仕事人」シリーズの中村主水みたいで、こういう勧善懲悪ものは日本人の琴線に触れますね。
最後のほうはどうしても父と子という感じで、スターウォーズみたいでしたが、最後までワクワクしました。
もう一つは「ハヤブサ消防団」ですが、これは中村倫也さん見たさで見たのですが、池井戸潤さんの原作なのもあり、ミステリー性がやはり面白かったのですが、川口春奈さんはあのヒロイン役はちょっと合わないなと感じつつ見ていました。彼女は健康的で憂いがないのに、以前の「Silent」といい、割とシリアスな役柄がなぜか多く、もっと天真爛漫な明るいコメディのほうが合うのになと思います。
消防団のおじさんたちが皆さんうまい役者さんぞろいだったので、安心して見ていられましたが・・・。

月9は「学芸会」として流しながら家事をしていました(苦笑)。間宮祥太朗さんの無駄遣いという感じでしたし、彼には恋愛ものはあまり似合わないなという気もしました。同じ恋愛だったら、以前やっていた「ナンバMG5」みたいな役柄のほうが絶対にいいです。
「転職の魔王様」はまだ現時点で最終回になっていないですが、私的にはなかなか良かったです。
出ている人が嫌いな人がいなかったので見やすかったし・・・。

「18/40」は、実際にはあんな状況はあり得ないのですが、ドラマとして見ていました。深田恭子さんの活舌がどうしても気になりながら、福原遥さんのほうが演技力があるという感じでしたが。
「シッコウ」も犬好きの私としては毎回犬が出てきて、伊藤沙莉さんが主役ではありましたが、織田裕二さんが主演のような感じでした。随分「おじさん化」したなという感じでしたが、今後はあの路線で行くのでしょうか?一話完結なので見やすかったのもあります。

意外とよかったのが「ばらかもん」で、こういうハートフルな内容はあまり普段は好まないのですが、島の子供を演じた宮崎莉里沙ちゃんがまあ、何とも愛くるしく、女の子はあまり好きではないのですがこの子はホントにかわいいと思いつつ毎回見てしまったというのがあります。ここでも普通の島の看護師さん役で登場していた田中みな実さんは演技はずいぶん巧くなったなという気もしました。

小田さんのテーマソング聴きたさで見た「この素晴らしき世界」も上質の大人のドラマでした。これもまあ実際にはあり得ない話なのですが、鈴木京香さんの代役で主演を務めた若村麻由美さんのプロ意識を痛感し、彼女はやはりうまい!とうならされましたし、内容もちょっと今話題のジャニーズ事務所の問題などとリンクするようなところもあったりで、奇しくも東山新社長の奥さんの木村佳乃さんがいつものカッコいい女性というより、割とおどおどした感じの役だったのも不思議な気がしました。脇役がなかなか良かったですし、円井わんさんという何とも言えない雰囲気の女優さん、今後注目だなと思いました。

「トリリオンゲーム」はこれもまたあり得ないような話ではあるのですが、目黒蓮さんはこういう役のほうが「Silent」のような役よりも生き生きしていて楽しんで演じていた気がします。風星座ばかりの彼にとっては面白いドラマだったでしょう。ただ、今田美桜さんはきつい化粧のこういう役はあまり似合わない感じがしました。

「最高の教師」は松岡茉優さんはどちらかというと苦手なタイプなのですが、このドラマでの演技は非常に本来の彼女のスに近いものがあるのではないかと思いましたし、バラエティなどで無理に明るく振舞うような感じではなく、こういったトーンを落としたような役柄のほうがきれいに見えるし、演技がうまいのだから、このドラマで新天地を切り拓い他のではないかと思います。このドラマは何と言っても芦田愛菜ちゃんと加藤清史郎君が出ていて、この二人は「溜め」の演技ができるし、間の取り方が実にうまいというのがやはり感想でした。これもまた実際にはあり得ない内容ですが、最終回、離人症のような役を演じた奥平大兼君という子は難しい、感情を入れない、下手すると棒読みになってしまう役なのですが、切なさ漂う演技が実にうまかったです。現代の学校などにあり得ることかもしれないという重たいテーマを良く描いていたとは思います。

「何曜日に生まれたの」もまだ終わっていないですが、野島伸司さん脚本というのもあり、きっと重たい話かなと思い、重たい話が好きなので見ていますが、どこに着地点が来るのかなという感じです。飯豊まりえさんはもっとそれこそ陰のある役を演じたらいいのになという淋し気な顔立ちで割と好きなんですが、割とこの純粋なヒロイン役は似合っていると思います。ただ、溝端淳平さんは昔はもっと可愛らしい爽やかなタイプの役が多かったのに最近ダークな役が多いのであまり似合ってないような・・・。

文句のつけようのなかった「VIVAN」以外はミスキャストっぽい感じがする人が必ず重要な役を演じていたのは否めなかったのですが。

まあ、いつもの私見です。

その他、ドラマじゃないですが「ヤギと大悟」という、千鳥の大悟さんが白いヤギのポポちゃんを連れて田舎町を回り、急にどこかのおうちを訪ねてポポちゃんに雑草を食べてもらって助けるという、テレ東らしい番組で毎週癒されています。こういう、何にも考えずにただ見ていられる番組は好きですね。

そんなわけで、久しぶりにドラマ総括でした。


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主役に共感できないドラマって多い [ドラマ]

久々にちょっとドラマネタを。いつも書こうと思いますが単なる感想になるので・・・。

私はやはり演技力のある役者さんを観たい方なので、今までも、主役には何ら共感できなくても、脇役が光っていて観てきたドラマが多いなぁと思います。

今季で言うと、物議を醸していた「あなたがしてくれなくても」ですが、主なキャストは4人で2組の夫婦ですが、原作漫画はまだ続いているらしく、ドラマしか私は見ていないのですが、ドラマは10回で終了させないといけないせいか、何となく展開がかったるい中で最終回だけ急いだという感じでした。(いきなり「二か月後」とかさらに「九か月後」って・・・)

ただ、終わり方としては納得できました。タイトル回収したなという感じで、
「あなたがしてくれなくても・・・」のあとに多分「精神的に満たされていたらいい」ということが言いたかったのかなという気がしました。
以前少し話題になった「昼顔」のように、不倫相手と結ばれるパターンは私的には単なる不倫肯定みたいなドラマのようで、このドラマはひたすら吉瀬美智子さんがきれいで、北村一輝さんがすごく色っぽかったなという印象でした。主人公の上戸彩さんには全く共感しませんでした。
今季の「あなたがしてくれなくても」も、主人公の奈緒さん演じる「みち」は見ていてイライラするタイプで、「結局は旦那が好きなんじゃないか」という感じで、きっと女友達のできにくいタイプだろうなと思いました。そもそもセックスレスのことを男性に相談する?と思いましたし・・・。
子供っぽく、クズっぽい「陽ちゃん」役の瑛太さんはやはりうまい!と思いましたが、こういう危なっかしい男性や、みちのような女性が世の中では割ともてるんだろうなと思いました。二人が影絵をして遊ぶシーン、結局この二人はこういう「他愛ない話」をしているのがきっと日常的に好きで、みちは自立すると言ってもやはり誰か「面倒をみる」相手が必要だからキャリアウーマンにはなれないタイプだと思いました。子どもはできなくても陽ちゃんのお母さんになることで納得したのではないかと思います。

一方、岩ちゃんこと岩田剛典さんが演じていた「新名さん」は誠実で優しい人ではありますが、私は彼が演じていたからよく見えただけで、他の俳優さんが演じていたら多分何の魅力も感じなかっただろうなというようなキャラです。地象サインオンパレードの私が地象サインに意外と魅力を感じないように、新名さんは地象サインだろうなと思いながら見ていました。この人も結局「みち」の何を知ってそこまで好きになったのかよくわかりません。水族館で振られた後の号泣は実に情けないとしか思えなかったです(母性本能をくすぐられる人も多かったでしょうけど、ひとえにがんちゃんだからだと)。
キャストの中で最も共感できたのは田中みな実さん演じる「楓」でした。
田中さん自身とかなり似たキャラではないかなと・・・。彼女は実際はちょっとめんどくさい系の女性のようですが、演技はなかなかうまいし、本来の性格は割とサバサバしていると思います(射手座月獅子座の火の女だし)。
何よりも仕事が好きな自分に気づいて自ら離婚することを躊躇しなかったし、彼女だけが唯一相手を裏切っていなかったので。「みち」との居酒屋のシーンで「私は一生橋本(旧姓)でいく」と言っていたのがまさにご自身のような感じでした。田中みな実さん自身はどちらかというと苦手だったのですが、彼女がこのまま「田中」さんのまま生きていけば、天海祐希さんみたいな本当にカッコいい女優さんになれるかもしれないなとすら思いました。

要するにこのドラマは「みち」は結局は「陽ちゃん」が好きだったから、陽ちゃんに振り向いてほしくて新名さんに逃避したにすぎず、新名さんそのものを好きだったわけではないと思いました。
一人本気で「みち」を好きになった新名さんって、結構恋愛下手な人かも…と思いました。
「みち」には母性はあっても包容力はないし、絶対に陽ちゃんの方がお似合いの、似た者同士だなと・・・。

同じように話題になった「silent」というドラマも、主人公の二人には全く共感できず、脇役の夏帆さんと風間俊介さんがすごくよかったので、この二人のスピンオフをやってほしいぐらいでした。

歌でも、主旋律よりもコーラスが意外と難しいように、ドラマも脇役の良さでかなり生きてくると思います。
「あなたがしてくれなくても」は脇役と言えば意地悪なのかいい子なのかよくわからないような武田玲奈さんもなかなか良かったです。「みち」が唯一女友達?と呼べる相手だったかも。

このドラマ「戦友」という言葉が出てきましたが、新名さんと「みち」にはこの関係は全く不似合いだなと思いましたから、最後に楓が「私が戦友になろうか?」と言ったのがめちゃくちゃかっこよかったです。楓と新名さんこそ、戦友と呼ぶにふさわしい大人同士だなと思いました。


いつもドラマの登場人物に星座を当てはめて遊ぶのですが、
みち・・・魚座月天秤座
陽ちゃん・・・射手座月牡牛座
新名さん・・・乙女座月天秤座
楓・・・獅子座月蠍座

とか・・・?、皆さんも観た人はいろいろ考えてみてくださいね。

日曜日の「日曜日の夜ぐらいは」もいよいよ最終回ですが、これがまたいいのです。主役も脇役もみんなうまいのでこのドラマは登場人物すべてに共感できます。

「あなたがしてくれなくても」は特別編が次週あるようですが、果たして納得いくものなのかとちょっと期待です。
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友達以上 不倫未満 [ドラマ]

友達以上 恋人未満

という言葉はよくありますが、タイトルのような言葉は今の時代ならではなんだろうなと思います。
このタイトルが副題になっていたドラマがテレ東(こちらだとテレビ大阪)系列でやっていたらしく、友人に勧められて観てみたらなかなかよかったのです。

「うきわ」というタイトルで、ヒロインが門脇麦さんですので、それだけでも何となく面白そうだなと思いましたが、二組の夫婦がたまたまヒロインの夫の転勤で社宅の隣同士になるという展開から、不倫未満(本当に未満で肉体関係はありません)の舞台がなんと隣同士のベランダだという非常に面白いものでした。
麦ちゃんの旦那役は大東駿介さんで、まあ、絵にかいたようなクズ男ですし、彼は非常にその手の役が似合いますが、麦ちゃんは田舎出身の女性で、自分が受け身で何もできないと思い込んでいたし、旦那は彼女が一人では生きられないとたかをくくり、おとなしいから妻にはちょうどいいし、という感じで本当に好きで結婚したというより、互いのニーズを満たすために結婚したような感じでした。
そして東京に転勤した際に隣に住む上司夫婦と出会うわけですが、その旦那さん役の森山直太朗さんがひたすらよかったなというドラマでした。奥さんは西田尚美さん(なぜか庶民の奥さん役の多い人ですが)ですが、実はこの奥さん、不妊治療をしても結局子供が授からず、職場にいる子供もいるのに仕事もできる女性に対して何とも言えない羨望と嫉妬の入り混じった感情の中、そのことをなかなか夫に言えず、夫が何か趣味を持てばどうかと勧めた陶芸教室が皮肉にも不倫現場になってしまいます。ただ、こちらも多分不倫未満なのではないかとは思いましたが・・・。

今まで「不倫」と言えばドラマ「昼顔」のようなドロドロ系が割と描かれていることが多く、今季ドラマの「あなたがしてくれなくても」などというモロのタイトルでも表れているように肉体関係が主になっているようなものが多かったので、まあ、時代の流れを読むための見聞と、面白半分に観てはいたものの、全く共感できない部分のほうが多かったのです。(個人的には)

でも、この「うきわ」というドラマはタイトルの通り、気持ちが揺れていてまるで溺れているような状態の中で、浮き輪を投げ入れて助けてくれた相手への思いに救われたというものです。
ヒロインの麦ちゃんは夫の浮気(大学の後輩である蓮佛美沙子さん演じる野心家のOL)に気づきながらも何も言わず、そのモヤモヤをパート先の同僚である高橋文哉君演じる大学生との他愛ない会話や、それ以上に隣に住む直太朗さんとのベランダでのひと時のやりとりに癒されていくうちに、お互いに友達以上の好意を抱いていることを知り、一度だけ二人きりで会食をしますがそれこそ何もないプラトニックなまま終わります。

麦ちゃんは思いを直太朗さんにそれとなく伝えますが、直太朗さんが実に立派で、普通だったら「据え膳を食う」のに、基本的にはこの人、奥さんをとても大事にしているのです。そしてだからこそ、一線を越えないで済むわけです。
結局、直太朗さんが転勤することで、奥さんも実は夫に愛されていたのだと気づき(夫がちゃんと奥さんの写真を撮ったりしているのです)一緒についていく決心をして、物理的にもう会えなくなります。
そして、実は強い女性だったと気づけた麦ちゃんはクズ夫と離婚する決意をします。

ひたすら直太朗さんがいいなぁと思ったのと、西田尚美さんが羨ましいと思いました。
浮気した妻を愛しているからこそ赦すのですから・・・。
しかも最後に、何もやましい関係ではないのに、「思いを寄せていた人が他にいた」と奥さんに告白するのです。
それで奥さんのほうもやっと「私にもそういう人が他にいた」と言えて、この夫婦は新しい土地でやり直すことを決心したわけです。

麦ちゃんもあえて自分が離婚することは言わず、一人で生きていく勇気を持てた喜びを感じ、本当に相手の幸せを願うことだけで満足できるというのが愛なんだと知るわけです。

男女は「好き」という自分本位な感情で恋愛(性愛)関係に陥りますが、結婚というのはやはり生活なので、相手のことをいかに大切に思えるかが大事になるわけです。

ちょっとそんなことを思いつつ、私自身も果たして主人のことを大切に思っているのかなあと少し考えてしまいました。主人はクズ夫ではないのですが、私のことを弱いと思っているところがあるので、本当の私のことをいまいちわかっていないし、写真を撮る時も、マロ君に合わせて撮るので、私の体は半分しか写っていないものが結構あり、なんだかすごく哀しくなることがあります。
もし、直太朗さんのような人がいたら私は絶対になびくかもしれないし、やはり麦ちゃんのような接し方になるだろうなと思いました。

こんなドラマが逆に今の時代に描かれたことが斬新でした。

こんな気持ちになる女性も男性も結構いるんじゃないかと思うし、理性がどのぐらい欲よりも勝つかということがポイントなのかもしれないなと思いました。

なので、離婚しないから仲が良いというわけでもないし、不倫しているからといってパートナーへの愛情がないわけでもないという非常に複雑な男女の機微をうまく描いたドラマだったと思いました。

FODなどで観る事ができるので、おススメです。

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お金の使い方 [ドラマ]

ある程度の年齢になってくるともう、金運と健康運ぐらいしか知りたいことはなくなってきます。
現実的ではありますが、現実に生きているので仕方ないと思います。

今、「三千円の使いかた」というドラマがありますが、タイトルに惹かれてみてみるとなかなか面白いのです。
通常ゴールデンタイムにやっているドラマのように絵に描いたような美男美女が主人公だったり、ちょっとありえないような内容だったりしなくて、どこにでもいそうな、どこにでもありそうな内容が私のような庶民にはなかなか刺さります。
もちろん、主人公は女優さんですし顔面偏差値は高いですが、ドラマの内容が現実に
「あるある」とうなってしまうことが多いのです。

三千円もらったら皆さんどうしますか?
もちろん、たったの三千円?と思うかもですが、これ令和の今やっているドラマなので、今現実にもちゃんと役に立つ内容なのです。

三千円でもそうですが、私が常日頃心がけているのが
「三分の一貯金」
というもので、この場合だったら三分の一は1000円ですから、1000円を貯金します。

このドラマでは、毎日100円貯金すれば一か月で3000円貯まるということを言っているのですが、確かにたかが100円ですが、一か月貯めると3000円というと年間で36000円もたまるのですから、大きいですね。

三分の一を貯金しても、三分の二は使えるのですから、損をした気分には決してならないし、しみったれという気持ちにもなりません。
もちろん、3できっちり割り切れない額、例えば1万円の場合だったら3000円を貯金するという感じでいいのですが、まあ、私でも、月に1万円ぐらいはこの感じで貯めることはできます。
もちろん、貯めている額以上の出費を余儀なくされてしまう場合もあるのですが。
(今の我が家で言えばわんこの病院代とか、母のそれとか、急な出費が必要になる事がありますので)

ドラマでは、お金にまつわるいろんなことが出てくるのですが、無口でほとんど存在感のないお父さんが定年を迎えるにあたり、サラリーマン時代にずっと毎月3000円ずつ貯金して、奥さんとの老後のために考えていたということがわかったり、なかなかほろっとさせてもくれます。
長女が経済観念のしっかりした人で、用途に分けてきちんと5000円ずつ封筒に入れてそこからやりくりしているのでそこはうちの娘も同じようにしているので私にはまねできませんが、封筒に入っている中で何とかやろうとするのは素晴らしいと思います。

ただ、私がやっていることはもう一つ
「ピン札貯金」
というのもあります。
ピン札って使いたくないのでできるだけ貯めたいからです。
これはもう、1万円札になるとほとんど使ってしまうのですが、それでもいくらかは残るので嬉しいですし、千円とか五千円札の場合は割と貯まります。

もちろん、貯めるだけではなく、使い方が大事でもあるので、やはり循環させるということがお金さんを大事にしていることにつながりますから、私は大事な人、頑張っている人に対してのプレゼントなどには惜しまないようにしています。
それと、どうしても欲しいと思ったものはなるべく我慢しないようにしています。
もちろん手の届かないほど高額なものはないので、私の場合たいてい洋服ですが、欲しいという欲求を抑える方が精神衛生上よくないため、それほど高額でない場合はほとんど買ってしまいます。

ただ、昨今すべての物価が高騰し、光熱費特に電気代の高騰はもうびっくりしてしまうほどですので、食費は無駄を省く必要はあると思います。

どうしても必要なものにはケチらないけれど、抑えられるものは極力抑えるという感じにしていかないと、やはり経済的に破綻します。

私の場合、旅行などにはほとんど行かないので、(今はなかなか行けないので)その分貯金はできますが、在宅率が高くなると光熱費や食費はかさむので、結局プラマイゼロです。

投資などでお金を殖やすという方法もありますが、まずは「減らさない努力」をする方が大事かなという気がします。

家計簿などもざっくりとしかつけていないので、大まかなことしかわからないですが、もう少しちゃんとどこに無駄が多いかなどを調べないといけないなと思います。
私の場合だと、コンビニに行く回数をもう少し減らさないといけないだろうなとは思います(笑)
去年の年末からは、生協に加入して食料や雑貨類を持ってきてもらっていますが、毎週の購入額の上限を決めておけばそれ以上使わないように自分で調整できるし、無駄にスーパーに行って買うことが減ったので、まあ、モノによっては生協よりも近くのスーパーのほうが安いものもあったりするので、そこは考えつつ買い物することも増えては来たかと思います。

庶民ならではの「三千円の使い方」なるドラマはなかなか勉強になります。
こういう、普通の人もあるある、とうなずけるような内容はやはり大切だと思います。
ここに出てくる人はみんなお金について真剣に考えているけれど決してケチではなく、愛があるのです。

お金を使う際にやはり思うことは、人間までさもしくはならないようにしたいということです。
お金さんと仲良くするためには、お金さんが喜ぶような使い方をするといいのでしょうね。


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上質なラブストーリー [ドラマ]

今季も相変わらずドラマ三昧ぐらいしか夜のひと時を楽しめないので寒いのもあって部屋でテレビをつけてしまうともう、離れがたくなります。
年齢的にもあまりラブストーリー系は見ないのですが、前季の「サイレント」が話題になったのもあってまあ見てしまいましたが、正直このドラマで号泣とかよく言われていたけれど、私は泣くことはありませんでしたし、主人公より脇役のほうに魅力を感じました。

今季もまた、耳の聞こえない人の話があって、二番煎じかと思いましたが、脚本が大石静さんなので、ちょっと期待して観た「星降る夜に」はいきなりのキスシーンでもう、度肝を抜かれました。
結構濃厚な恋愛ドラマなのかと思ったらこれがどんどん見ていくうちになかなか面白く、「生」を扱う産婦人科医の吉高由里子さん演じるヒロインと、「死」を扱う遺品整理士の耳の聞こえない、北村匠海さん演じるヒロインよりも10歳年下の青年という、ある意味真逆のテーマを扱うような仕事をしている二人がひょんなことから出会い、若さゆえの屈託のないアプローチに戸惑いながらもヒロインが徐々に惹かれていくという内容で、その中にまた人間模様がいろいろ出てきて、いつもはカッコいい役が多いディーンフジオカさんが、ちょっとポンコツな45歳にして新米産婦人科医になったというような役柄で、吉高さんから指導を受ける側という、そんな中で多分ヒロインに思いを寄せるであろうという三角関係に発展しそうではあるのですが、脚本がうまいのと、北村君演じる青年が、言葉を話せない分感情表出が非常にうまく、切なく、かわいくて、毎回ホロっとしてしまうのです。

吉高さんのドラマは当たりが多いですが、これも、なかなかいいです。
大人の恋なのに、純愛っぽく、いつもほっこりしてしまいます。

今後の展開がどうなるのかわかりませんが、期待できそうで、この年になっても感動できるれないドラマがあるんだなと思いました。

「100万回言えばよかった」は出演者がうまい人ばかりなので見ていますがちょっと内容的にはあり得ない設定だったりもするので、感動するというより、役者さんが好きで観ているという感じです。

さすがに広瀬すずさんと永瀬簾さんのは、若い子の恋愛ものなのでついていけないので見ていませんが・・・。

それにしても朝晩が寒いです。

節分も過ぎたのでもう、早く春になってほしいです。


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今季ドラマがスタートしました [ドラマ]

なかなかここに来ることができず、日々寒いのでどうしてもすべての動作がスローモーになります。
最近は年齢もあってか、夜遅くまで起きていることができなくなってしまって・・・。

なので今季ドラマはなんと、いつも初回だけはちゃんと見るのに、うっかり見忘れたものが結構あり、最近は便利な「ティーバー」があるので見逃してもネットで観られるので、やっと初回を見たという感じです。

まだ始まっていないものもあったりしますが、なかなか面白そうなものが多いなという気がします。

「女神(テミス)の教室」のような法廷ものは好きですし、青春群像劇が結構好きなのもあって今後楽しみです。
音楽を扱ったものも好きなので「リバーサルオーケストラ」も観たいと思います。
主演の二人が好きなので「100万回言えばよかった」も観ていきたいかな?
日曜日の「Get Ready」もちょっとブラックジャックに似ていますが、医療ものも好きなのでまあ見ると思います。
でも、一番面白い!と思ったのが同じ日曜日の22時半からの「ブラッシュアップライフ」です。
出ている役者さんがみんなうまい人だし、美男美女ばかり集めていないというのがまずいいです。
どこにでもいそうな感じの、普通の人の日常を描いているし、バカリズムさんの脚本はなかなかファンタジックだし、ちょっとブラックジョークもあってウイットに富んでいるので好きなのです。
以前「不思議な選TAXI」というのがあって、それと少しテイストは似ているのですが、セリフがもう、「あるある!」と思わずうなずいてしまうシチュエーションばかりでクスっと笑えるのです。
主人公が死んで、生まれ変わったらオオアリクイで、徳を積んでいないからだと言われたところはもう大爆笑でしたが、確かに来世も人間に生まれ変われるかどうかはわからないですしね。

私なども、人生をもう一度やり直せたら・・・とは思いますがまだ2回しか放映されていないので今後どのように現在と帳尻を合わせるのかがわかりませんが、面白いなと思いました。

やはり演技の上手な役者さんばかりが出ているドラマは安心できます。

皆さんはもう一度人生やり直せるなら…と思ったりしますか?
私はやり直せるならやり直したいです。
正直もっと恋愛とかクラブ活動とか、青春を謳歌したいです。

実際、人は何度も生まれ変わっているらしいですが、一番近い前世はチャートから計算できます。
それによると私の一番近い前世は第二次世界大戦で飛行機で戦死した教師の男性らしいですが、何となく納得です。占いでたいてい言われるる適職は教師だし、実際今もレッスンをしているし9ハウスの月なので「教える」という適性はあるようだし、飛行機がなぜか怖いというのも、戦死しているならそりゃそうだろうと思います。
前世は男性だっただろうなというのも納得です。

これ、もし興味のある方はお教えしますがレクチャーが必要にはなります。単に前世が何だったかということだけではなくいつ頃の時代で前世はどのように亡くなったかということや、男性だったか女性だったかというようなこともわかります。

まあ、前世って「あなたの前世はこれです」と言われれば信じるしかないんですけどね。
来世も人間に生まれるかどうかもわかりますが、さすがにオオアリクイにはならないようですけどね。(笑)

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「いい人」は魅力的ではない [ドラマ]

ドラマを見ていていつも思うのですが、いわゆる「いい人」というのは結果的に振られるパターンが多いようで、実際にも、やはりいい人過ぎる人というのは、確かに嫌われる要素は少ないのですが、インパクトが薄いので、恋愛のように「ただ一人の相手を選ぶ」場合においては選ばれないケースが多いようです。
ここで言う「いい人」というのは、足を踏まれても「自分が足を出していたから悪いんだ」と思って謝ってしまうような人です。自分のことは後回しにしてでも困っている人がいたら見捨てることができない人や、女性だと聞きわけが良く、常に受け身でただ待っている人です。

私は足を踏まれたら「痛い」というので足を出していた自分が悪いなどとは絶対に思いませんし、自分のことを後回しにはしませんが(笑)、受け身で待っているというのは恋愛面では特に多いと思います。

いい人かどうかは別として、アクは強くないし、部類のお人よしでいつも「やめときゃよかった」と思うことが多いですがこれはまあ、アセンダント射手座に水星がのっかっているせいでしょう。
しかもアセンダント主星が12ハウスの木星ですので自ずと人助けをしてしまうようです。
5ハウスに火星があるのに全く発動できないし、金星と月とのグランドトラインで守りに入ってしまうせいか、積極的な恋愛アピールなどしたことがありません。

まあ、時代もあったのでしょうけど今は女性のほうが随分アグレッシブです。
男女ともにもてる人というのは意外と積極性もあると思うし、どこかしら癖のあるキャラだったり、良くも悪くも人の心に残るタイプでしょう。
前季ドラマで「六本木ハウス」を何気に観てしまいましたが(香川照之さんの見納め?で)主人公に好きだと言われ続けてただただ待ち続けていただけだった、新木優子さん演じる女性は10年以上もワガママを言うことなくただ待ち続けてきたのには、主人公の父親に対しての恩返しと復讐のためだったのですが、そういったことは一言も言わずにただただ待っていたという控えめで謙虚すぎる女性でした。育った環境のせいか、自己肯定感が低かったのかもしれません。
一方、生意気であざとく、でもひたすら主人公への愛をずっと伝え続け、振られても臆することなく彼に尽くし続けてきた平手友梨奈さん演じる女性は最後には主人公の心をとらえてしまいました。
嫌味なぐらい自信家で、自己肯定感の塊のような女性で、一般的にはいやなタイプなのですが、あまりにも一途だったのでかえってあっぱれという感じでした。

今季のドラマでも「Silent」というオリジナルストーリーで涙活に良いというドラマがあるので、恋愛ドラマにはあまり興味もなくなってきたおばさんですが、目黒蓮君の切ない表情はなかなか良いので、つい見ていますが、ここでは主人公は女性なので(川口春奈さん)、現在の恋人役の鈴鹿央士さん(六本木ハウスでは平手さんに振られる役でしたが)は、男版の「いい人」そのものです。声を荒げて怒ることもなく、いつも自分のことはさしおき彼女の心配ばかりしているというような穏やか極まりないいい人ですが、なんと、目黒君演じる主人公の元カレの男性とはもともと親友ですが、彼が耳が聞こえなくなってしまったことで関係性が変わってしまい、元彼女だった主人公を取られるという嫉妬心より、突然耳が聞こえなくなってしまった親友への友情のほうで悩んでいるというような人です。
このドラマはまだまだどう展開していくのかがわからないですが、ちょっと今までにないラブストーリーなのもあって(障害を持っている人がただのいい人では描かれていないという)見ていこうと思っています。

鈴鹿君演じる男性のキャラがあまりにもいい人過ぎて今後どう変わっていくのかはわからないですが、やはりいい人というのはそんなに魅力的には映らないなというのが正直な感想です。

恋愛においては好きな相手にはどうしても「嫌われたくない」という意識が働くもので、ついいい人をしてしまうケースが多々ありますが、その程度の愛し方なのだということにもなってしまいます。
自己防衛のためにいい人をしているというケースがあるので、私など最たる例です。
思っているだけなら傷つかなくて済むわけですから。

一途過ぎても重たくなる場合もありますが、健気にもなるので、重くならない程度の健気さというのはすごく魅力になるわけです。

どうしても手に入れたいものは絶対に必死で見つけるしそのための努力は厭わないのに、対象が人になった場合消極的になってしまうようでは本物ではないということでしょう。

冥王星に対してハードアスペクトがあったほうがやはり良い意味での一途さ、しつこさは働きますので、欲しいものを手に入れるということに対しては貪欲になれると思います。
私など冥王星はソフトアスペクトだらけですので、所詮は貪欲さがないと思われても仕方ないなという
感じです。

「あざとい」とか「したたか」と言われてみたいものですがこればっかりは計算してできるものでもないのでしょう。


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今季ドラマの総括 [ドラマ]

概ね観ているドラマは終わったので・・・。

世間での評価は「マイファミリー」がやたら高いようですが、これは確かに最後まで犯人がわからないというミステリー独特のワクワク感をあおる形式で面白くなかったわけではないのですが、ひとえに出演者が主役級ばかりが出ていたというのもあったでしょう。ジャニーズでは演技に定評のある二宮和也さんですが、彼よりも、濱田岳さんがやはりうまいなというのが実感でした。ただ、ラストで彼だけが救われなかったのがちょっと・・・玉木宏さんが最後まで脇役でしかなく、ちょっと無駄遣い?という感じもなきにしもあらずでしたが。

同じく主役級二人がバディを組むという形で期待した「元彼の遺言状」は期待外れは否めませんでした。脚本が今一つで、良いところもあったのですが、あまり生かされていなかった感じでしたが、最初はただ気が強いだけでなんかきつい感じの綾瀬はるかの役に魅力を感じなかったのですが、本当はすごくいい人なんだというのが徐々にわかってきて、脚本如何ではものすごくいい作品になったと思うので、前季の「ミステリと言う勿れ」が脚本がなかなか良かっただけに、矢張りドラマは脚本ありきだなという感じでした。(関係ないですが、綾瀬さん演じた剣持麗子は山羊座だろうなと)

同じくバディものでこちらも期待した「インビジブル」はもはやツッコミどころ満載で、高橋一生の無駄遣いという感じがしました。こちらも脚本がもう少しよかったらなかなか良かったはずなのですが・・・。でも、柴咲コウさんのショートカット金髪はすごく似合っていたと思います。最初からもう、犯人は桐谷健太しかいないじゃないかというぐらい、脇役が弱かったのも残念でした。

私が今季一番良かったと思ったのは「持続可能な恋ですか」でした。
脚本が良く、セリフの言い回しがすごくよかったのと、ドラマの「間」のとり方、時間の流れ、挿入されるBGMなどがすごく心地よく、話自体は特別どうというものではなかったのですが、引き込まれました。最初は主人公は戸田恵梨香さんの予定だったらしいですが、上野樹里さんで良かったと思います。彼女のスタイルの良さ(ウエスト細っ!)に見ほれましたが、こういう、大人の恋のドラマは脚本如何でかなり名作にも駄作にもなり得るなと思いました。
最終回だけがちょっと急いだ感があって解せない面もありましたが・・・。
松重豊さんと井川遥さんの関係性がなかなか良かったです。脇役ですが、瀧内公美さんって魅力的な人だなと思いました。ただの恋愛ドラマではなく、お仕事を絡めた内容は割と好きです。
田中圭さんの役柄はちょっと魅力に欠けるとは感じましたが、ただ、最初に来たバスに乗って目的もなく行くとか、そういうまったりした感覚の持ち主であるというのはなかなかいいなとは思いました。
親が離婚していても、愛情をたっぷりもらったら子供は素直に育つんだろうなというのが、子役の演技から感じ取れ、鈴木福君に似てる子だと思ったら弟さんだったんですね。磯村勇斗さんをあまりカッコいいと思ったことがなかったのですが今回の役はなかなか良く、普通ならヒロインの相手役として選ばれてもいいのでしょうけど、この場合主人公にとっては弟のようでしかなかったのでしょう。ただ、彼が最後にタイトルを回収した「持続可能な恋って、実らなかった恋だけなんだ」という言葉はなかなか深いなと思いました。

あとは意外とよかったのは「ナンバMG5」で、視聴率は悪かったようですが、こういう青春ものは嫌いではないので、頭を使わず観れるし、ヤンキー役の似合いそうな人ばかりが出ていたのが笑えたし、みんな結構20代後半ぐらいの役者さんなのに、高校生役が全く違和感のない人ばかりだなと思いました。

ほとんどのドラマをビデオ録画で観たので、まとめてみる羽目になったりで結構大変でしたが、来季は私の大好きな脚本家、坂本裕二さんのドラマがあるので楽しみです。彼の脚本は私の中でははずれがないので・・・。

あと、小田さんの主題歌目的で観た「正直不動産」はなかなか良かったです。久々の山P、いろいろあったけれど、やはりカッコいいし肌がきれい!不動産業の勉強になったドラマでした。ただ、倉科カナさんはショートカットは似合わないなという感じ。福原遥さんはいい味出していたし、これから活躍するでしょう。朝ドラにも出ますしね。木下ほうかの降板騒ぎで大変だったと思いますが、代役のシソンヌ長谷川さん、なかなか面白かったし、結果的にはこのドラマは成功だと思いました。

今季ドラマの総括でした。

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本当に「好き」ということ [ドラマ]

火曜10時枠のドラマは割と人気の恋愛ドラマが多いと思うのですが、私はあまり見てなかったのです。
でも、今季のは「持続可能な恋ですか?」という現在の「SDGS」(持続可能な開発目標)を絡めたタイトルでイマイチだなぁと思っていたのですが、出演者が好きな人ばかりだったので、これは観てみようと思って初回を見ると、なんともほっこりした、それでいてただのラブストーリーではなく、家族に関しても考えさせられる良質のドラマだと思いました。

その中で上野樹里さん演じる主人公(杏の花と書いて「杏花」(きょうか)と読ませる素敵な名前だなと思いました)の父親役の松重豊さんが亡くなった奥さんといるときの自分は好きだったというセリフがあり、
「これこそ本物の好き、ということなんじゃないか」
と思いました。

どうしても人間は自分目線で考えてしまうので、その人のことを好きである理由を探そうとしますし、その人のことが好きでなければ付き合えないという人も多いでしょう。
でも、実はその人といるときの自分が優しくなっていて、癒されていることに気づいた時、そんな自分を好きでいられる時こそ、相手のことを本当に好きなんじゃないかと思います。

このドラマの主人公はなかなか優しくなれずにいると感じているようですが、田中圭さん演じる男性といるときに自然体で癒されていることに気づいていくのでしょう。お互いの環境やいろんなトラウマも手伝ってか、「友達」というスタンスでいるようですが、このプラトニックな感じがまた良かったのです。
母親の三回忌の法要の後にふと会いたくなって連絡したら、彼はなんと最初に来たバスにただ乗ってその終点で降りるという一見意味もないようなデート?をするのですが、それが何とも行き当たりばったりでいいのです。
しかも、次にバスに乗ってくる乗客がピンク色のトップスを着ていたら飲み物をおごります、と言ったり実に適当なところが面白いのです。
その飲み物も自販機のジュースです。

私自身も、主人ではない人に恋をしたことがありますが、そういえば、その人といるときの自分が好きだと思えた唯一のパターンでした。
どうしても相手に嫌われたくないという思いが強くなると、自然体になれないし、遠慮したり、いいかっこをしたりしますが、そういう自分は自分で好きにはなれません。

自分で自分のことを好きになれるときに一緒にいられる人が、実は本当の意味でリラックスできる相手なのだと思います。

このドラマは親子で婚活するというような不思議な展開ですが、いろんな人間模様が出てきそうで楽しみなドラマです。

でも、ドラマってなぜかいつも女友達が3人出てくるのが多いなと思いますが、2人だと物足りないし、4人だと多すぎるからなのでしょうね。

今季は頭を空っぽにできる水曜日10時枠の2つのドラマ「悪女」(わる)令和版と、「難破NG5」が面白いし、「インビジブル」も面白そうです。
ただ、月9は、綾瀬はるかと大泉洋なんで見ようと思って見ましたが、この二人の無駄遣いという感じで、綾瀬はるかの役柄がやたら気が強い女性でかわいげがないし、大泉洋も良さがあまり出ていません。ちょっと期待外れかも・・・。

キムタクのドラマはなぜか見てしまいますが、やっぱり見てしまうと思います。
日曜劇場も一応見ます。多部未華子が小学校6年生の娘の母親役というのがしっくりきませんが・・・。これも出演者がものすごく豪華ですから今後の展開がちょっと楽しみです。
あと、小田さんが主題歌だということで見たNHKの、例の、木下ほうかが完全に消去されているドラマ「正直不動産」もなかなか面白いしやっぱり山Pはカッコいい・・・。

と、またもやドラマ漬けの夜を過ごしそうです。

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