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今年の一文字 [ひとりごと]

今年は、クリスマスイブとクリスマスが土日で、しかも新月だったという年で、何となくハッピーな気持ちになります。
私自身、山羊座での新月なので1ハウスで起きましたから、自分自身の意識変革が起きたように感じます。

で、毎年恒例の、「今年の一文字」ですが、私自身は比較的良い年だった気がします。
主人が10月に骨折したりと主人のほうはさんざんだったのですが、母は年間通じてびょうきもしなかったし、私は久しぶりに東京に行くこともできたり大好きな小田さんのコンサートにも何度か行けたり、懐かしい人や初めて会う人とも割と何人かと会うこともできたので、総合的に観ると一文字で表すとしたら「鑑」かなという気がします。

あまり選ばない文字なのですが、今年ぐらいはこういう字を使ってもいいかなという感じです。

もちろん日々の介護やら家事の合間に仕事をするという日常生活は同じなのですが、そんな中でも自分自身を楽しむことに徹してもいいと自分に言い聞かせてきました。そんな中で「観る」ことが多かったのでこの字にしました。音楽鑑賞はもちろんのこと、美術鑑賞、さらには日々鑑定をしているので何かにつけて「観る」ということをしてきたように思います。(ドラマの鑑賞も然りです)

それにしても今年は本当に一年の流れが早かったです。
これは、どうも年を取ると日々感動やときめきがなくなっていくからなんだそうですが、その意味では今年は感動は多かったのですが、それでも早く月日は流れていく気がしました。

ただ、あまり本を読まなくなってしまったので、知力が低下しているような気がしてこれはいけません。
どうしても情報をネットから簡単に得ることができる時代ですから、知る事はできてもそれを知識として自分の中に落とし込めていることが少なくなってしまい、反省しなければなりません。

書くことは好きですが、情報量が自分の中に少なくなりつつあるのもいけません。
感じたことを文字にするという作業を常にしている方ではあっても、魅力的な文章を書くことが昔に比べて少なくなってしまっているように思います。

自慢だった記憶力がかなり低下しているのも事実で、年齢のせいだけではないと思います。
「鑑」という字は「かがみ」とも読みます。物事や人の手本となるべきことを示す文字です。
そうありたいと常に思っていますが、それだけ人に影響力のある仕事なんだということを自覚しつつやっていく責任があると思います。
「鑑みる」と書いて「かんがみる」と読みますが、何かに照らし合わせて比較する意味ですが、「観」と違って深みのある文字だと思います。

年齢的にも鑑となって当たり前ですし、来年はもっと成長したいという願いを込めてこの字を今年の一文字にしようと思います。

皆さんは今年の一文字はなんですか?

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先天運を知ることが大事な理由 [占星学]

私はレッスンにおいて、占星学講座の初級ではネイタルチャートを読むことができるようになることを目指しています。
いわゆるその人の持っている先天運を知ることで、ある程度のその人の生き方の指針になる事をホロスコープ上から示すことができるからです。

一方中級以降では、三重円(ネイタル・プログレス・トランジット)を読むことができるようになることを目的にしています。
心理的要因を読み解くという方法を取り入れていますが、やはり主に三重円を読むことで未来予測ができるということも大切であるのは占星学を学ぶ上で絶対に必要だと思っています。

上級コースはプロそれ相当の方向けでややマニアックな知識を学びます。

初級である程度その人となりを読めたら、じゃあどうすればもっと幸せな未来を築くことができるかということを中級で学ぶ感じです。

もちろん最近は占星学の知識はいろんな方がブログやHPで書いているので、私などよりもずっといろんな知識を得ている方も多く、初級から学ぶ必要のない方も多いのですが、やはり基本というのは何においても大事で、一つのチャートを読む場合、「●●運」(恋愛運とか仕事運とか健康運など)を知っておくことはやはり大事だと思っています。

そこで例えば離婚運がチャート上で観られる場合、それをお伝えするとやはりショックではあると思いますし、健康運などは特に心配になってしまいますので伝え方には工夫がいりますが、あくまでも先天運なので、努力したりトランジットの惑星を見てよい時期を見極めて行動することである手度回避したり人によってはかなり変えることもできるのです。

よく、宿命は変わらないけれど、運命は変えられるというのがそういうことです。

むしろ、先天運が恵まれすぎている場合、なんの努力もしなかったら、確かに驚異的に悪いことは起きないかもですが、良いことも起きないまま平凡な人生を過ごしてしまうケースもあります。

ただ、逆に私がおすすめしたいのは、やはり先天運にあまりよくない暗示が出ている人の場合で、確かにそういった暗示があっても、意識的に使うべき惑星をうまく利用したり、惑星やハウス、サインの意味合いはひとつだけではないので応用していくことで、「こう使えばいいんだ」ということに気づいてもらったらよくない暗示を回避できたりするケースも多々あるということを知ってほしいのです。

例えば離婚運のある人が必ず離婚するわけではないので、今の時代特に離婚イコール不幸ではないのです。若気の至りで必ず離婚はするけれどその方が再婚した場合に幸せになれるという人もたくさん見てきました。さらには結婚運が今一つの人の場合でも、良い時期を選ぶことで結婚することは可能なのです。
金運というのもなかなか厄介で、もともと先天的にお金に困らない運を持った人は確かにいますが、もとの金運自体は壊滅的でも、努力によって多くの財産を得る人もいます。
これは最も努力によって変えられる運の代表のように思います。
簡単に言うと木星が2ハウスにある人は確かに先天的にはお金に困りにくい運ではあります(実家がお金持ちだったりとかの場合が多い)。でも、それに甘んじて散財の限りを尽くせばお金はたまりません。むしろ2ハウスに土星がある人などは質素・倹約を心がけているので、無駄遣いをしないので晩年になってお金に困らないというケースもあるのです。
あと、ポウラリティの理論から、金運は対極の8ハウスも同時に必ず観ていきますが、8ハウスが良い配置だったりする人は人から与えられるお金(物質)が多いのかと喜ぶ人もいますが、必ずしも物質とは限らないのが8ハウスです。いわゆる「ギフト」が木星ですが、それは人脈だったり、人の心だったり、友人だったり、そういったギフトも存在するし、絶対に侮れないのです。
物質としてのお金はたくさんあっても、人望のない人を見ると、やはり孤独なんだろうなと思います。

イーロンマスク氏は一気に億万長者になりましたが、人望のほうはどうも今一つのようです。
彼の出生時間がわかりませんが、木星と海王星の合が目立ちます。
このアスペクトは、やはり奉仕的に人に対してハートを大切にしていくことが大事なのですが同時に理想主義者にもなりがちなので、彼は蟹座特有の「好きな人にだけ優しい」というような一面はやはり否定できない気がします。
一方、やはり財運のある前澤友作氏は、2ハウスに金星と冥王星の合があるので金運に関しては非常に能力のあるタイプだと思いますが、8ハウスに木星があり、どちらかというと人脈を大事にしていたり、お金を使うということもかなりしています。
もちろんどちらも実際には知らないですが、チャートを見る限り、マスク氏は孤独な部分もあるのですが前澤氏は割とグループなどの人脈を大事にしている印象があります。
前澤氏は月のほうが蟹座ですので、やはり情の厚さは感じます。

単なる一例ではあるのですがこのように先天運をどう生かすかによってその後の人生がより輝かしいものにもなるし、そうではなくなる場合だってあるということです。

あまり好まれない12ハウスに個人天体の多い人も、自我をむき出しにしたいと思うとどうしてもかないにくいですが、誰かの喜ぶ顔を見れたら幸せだという考え方ができる人の場合は案外幸せなのです。

そのように、チャートは使い方や心がけ次第で活かせるのです。

その意味で先天運を知ってどのように活用すべきかを学んでほしいなと思っています。


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望んでいることイコール運命とは違う場合 [占星学]

ホロスコープを作成して観ていくと、努力では変えられない「宿命」(日本人であるとか女性であるとか長女であるなど)と、ある程度は努力することで変えることのできる「運命」とがあります。

宿命に関しては仕方のない事ですが、運命は魂のレベルアップのためのレッスンをいろいろこなしていくことで変わっていく場合があります。

でも、その運命が自ら求めているものとは異なっている場合というのが意外とあるものです。

ハタから観れば実に恵まれているように見える人、成功している人でも、その人の本当に望んでいることは全く違う場合があります。
女性の場合特にお金にも恵まれていて、仕事でも成功を収めているような人が結構いますが、なぜかご本人は幸福感を得られないと悩んでいます。

望んでいることというのは11ハウスの状態などから観る事ができますが、その他はソフトアスペクトによってもともと持っている良い暗示の惑星群をいかにして使っていくかということが大事になってきます。
そういう人の場合、やはり女性としての幸せは愛する人と一緒にいて普通に生活できることが希望だったりしますが、概ね離婚していたり、恋人がいなかったり、女性としての一般的な愛情運にはあまり恵まれていないことが多々あります。

ずっと懇意にしているクライアントさんで、金運はもう、今まで観たチャートの中でも五本の指に入るぐらいのすばらしさで、経営者としても成功している方がいますが、愛情運だけがどうもあまり恵まれていません。でもご本人の希望は愛されること、つまり11ハウス的なことなのですが、11ハウスの主星の金星が12ハウスにあり、さらに結婚を示す7ハウスの主星水星も12ハウスにあるため、離婚していますしその後も恋愛はするものの、どうもうまくいかないのです。
この方の場合本来、5ハウスの主星火星が1ハウスなのでもっと自分から積極的に好きになった人に対して行動すればきっとうまくいくのに、プライドの高さゆえか、絶対に自分からは言い寄らないと言い張ります。確かにきれいな人なので男性からオファーは多いのですが、自分からは行動せず常に相手からの行動を待っているため、結局は男性も彼女の愛情がないんだと思ってあきらめて去っていくケースが多く、去る者は追わない性格も手伝って常に孤独感を味わうことになります。

この方は本当に望んでいることを求めるなら1ハウスの火星をもっと使うべきなのですが、運命的にどうしても仕事や金運のほうが強すぎるため、彼女の財力を当てにするような男性にしか言い寄られないというパターンになってしまうのです。

他にも、本当はただ子供が欲しいだけなのに、子供が授からなかったから仕事をするしかなく、仕事では成功する運命をチャート上も持っているのですが真の希望は子供と幸せな家庭を築くことだったのにとやはり寂しいみたいで、仕事に邁進するしかないという方もいます。

チャートに示された運命が強すぎる場合、なにかを犠牲にしてしまう場合が結構あります。

その運命を享受して今世では自分の願望をかなえることより、運命に従って生きることを覚悟する人もいますが、たいていは願望をかなえようと足掻くケースが多いです。

私自身も本来は家庭がもっと普通に幸せだったら…というのが願望でした。でも、ドラゴンテイルが4ハウスなので、過去世で主婦業はいやほどやっているようで、今世の課題はあくまでも天職を持つ事というように示されているし、さらには人のために何かをするということがチャートのあちこちに描かれているので、どうも自分のために生きる人生は望めないようです。
本来の性格がもっと貞淑だったら、夫や子供のために生きる人生を選択できたのでしょうけど、あいにく自我が強いので、どうしても自分自身を向上させたいという思いがあり、結果的には運命通り天職を持つ事で家庭面では主人や子供に対しては良き妻でも良き母にもなれませんでした。

望んでいることがその通りチャートに運命として出ている人は本当にラッキーだと思います。
人生というのはやはり修業なんだろうなと思います。
そういったカルマを持たないで生まれた人は自分の思い描いた人生を歩めるようで、多分そういう人は占いはあまり必要ないのかもしれません。

その意味では占いというのは、運命と本人の希望とが乖離しているような人が必要とするツールのように思いました。


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