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ホロスコープは柔軟に読めばいい [占星学]

先日のセミナー、アストロダイスを使っての「サイン・惑星・ハウス」の組み合わせを言葉にするというワークショップ形式のものは非常に有意義なものになり、私自身、ある意味参加者さんのおっしゃった言葉に目からウロコのことも多く、勉強になりました。

こういった形式でのワークショップはまたどんどんやっていきたいと思います。

参加してくださった方は本当に士気の高い方々で、ある程度の知識は既にお持ちですがそれでもなお勉強したいという方なので、こちらも教え甲斐があります。
こういう、やる気のある方には私の知識をどんどん提供したいです。

一人の方の出生時間があやふやだったので、惑星とサインは同じでも出生時間によってハウスが異なってきますから、それをどのように捉えるのかをご本人に聞きながらやっていき、納得のいく検証ができたことが特に良かったです。
レクティファイによる出生時間修正を施してもいいのですがこれはかなりの技量が要求されてきます。
上級コースではレッスンしていますが、6時から8時とか、比較的幅の狭い時間内での修正なら、ご本人に聞いていきながらこういう検証が案外できると思います。

さらには、先日「5度内ルール」についても触れましたが、宮区分法(ハウス・デビジョン)には54通りぐらいあるため、どの区分法を使うかはもう、その人の好みにもなると思います。私はプラシーダスを用いていますが、宮区分が極端になってしまいますので、高緯度で生まれた人の場合、コッホシステムを用いることも多く、自分自身のホロスコープもコッホにするとプラシーダスで5度内ルールになっている惑星がすべて次のハウスに移行しています。
なので、プラシーダスの5度内ルールはかなり有効だと思います。
特にライツなどの重要な天体の場合は、どのハウスにあるかを書いたものも昨今いろんなブログ等で調べられますし、自分で納得できるものを用いたらいいと思います。

あと、アスペクトでいうと、オーブをどの程度取るのかというのもまた、人それぞれで、広めにとる人もいれば、かなり狭く取る人もいます。
私はやはりライツや四大代表などに関しては比較的広く取りますが、(8度から10度)その他の惑星同士の場合は6度から8度ぐらい取ります。あくまでも第一種アスペクトですが。正直、ものすごく気にならない限りは第二種・第三種まではじっくり見ないことも多いです。

その他、相性の観方についても、シナストリーを重視する人もいれば詳しくアスペクトを見る人もいるし、ハーフサムで読む人もいます。これももう、その人の感性に委ねるところが大きいですし、どれが正解かというとどれも正解です。
研究者の場合は、すべてのやり方を網羅すればいいですが、鑑定の現場ではやはり時間制限があるので、鑑定士が一番しっくりくるやり方を採用したらいいでしょう。

ホロスコープを眺めていると気になる形とか配置、偏りなどがわかってきます。
ただ、どうしても偏っている部分だけに気を取られてしまうため、惑星の入っていないハウスに対しては疎かになるのでこれは要注意です。
惑星が入っていないハウスというのは、そのカスプ主星が重要なのですが、もしこのカスプ主星に対してアスペクトが多い場合は侮れないハウスです。
惑星が入っているハウスは具体的に気づきをもたらされやすいのですが、入っていない場合気づきがないため、トランジットの惑星がそこに来たらもろに影響を受けます。

私自身で言うと3ハウスや7ハウスに惑星はないのですが、人間関係に興味がないどころか、それこそが主たる課題だと思いますので、カスプ主星の水星が1ハウスですしかなり強く出ているのでやはり頷けます。ただ、人にどう思われるかということに対して疎いのはやはり否めず、人の評価こそ気にしないけれど、人に対して自分がどのように接しているのかに対しても気づきが薄いということにもなります。3ハウスというコミュニケーションのハウスも空っぽですので、自分本位な対人関係にはなりがちです。今そこにプログレスの太陽やトランジットの海王星がずーっといるせいで、対人関係に対する学びの時期なんだろうなと痛感しています。私の場合特に家族に対しての学びが多いです。

意外とステリウムを持っている人が多いなと感じるのですが、私は比較的惑星がばらけているので、ステリウムの人にとってはそのサインやハウスに関することが否が応でも重要ですが、ばらけている人の場合、よく言えばバランスはいいのでしょうけど、何かに集中したい場合には弱いという欠点もあります。

いろんなチャートを長年見ていると、本当にいろんな見方があるし、どれが正しくてどれが間違いかとは一概に言えません。

タロットカードの読み方なども、占い師の感性に委ねられる場合が多いように、ホロスコープも絶対にこうだというような法則はないので、あまり理論に縛られるより、ふっと浮かんだことを言葉にしてみるということも大事なのではないかなと思ったセミナーでの感想です。

ただ、語彙力はやはり必要だろうとは思いますが・・・。

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カエル化現象

カエル化現象とは、心理学用語の一種で、大好きだった人に告白されたり、自分が思いを寄せている人が自分のことを向こうも思ってくれていると気づいた途端に相手のことが嫌になったり、生理的に嫌な部分を見つけたとたんにもうすべてが嫌になってしまうというような現象のことです。

これについての記事があったのですが、私自身はもともと生理的に嫌いなタイプの人のことを好きにならないので、嫌いなタイプの人に好かれることもなければ、一度好きになった人をそういう理由で嫌いにはならないのでわからずにいました。

でも、意外と周りにもいるようで、私の娘が学生時代から本当にそうでした。
中学の時にクラスのある男子のことが好きだと言っていたのに、その子に告白された途端にヒューっと冷めて行ってもう、後はいやでいやでしかたなく、数回デートをしたけれど生理的にも嫌になってすぐに振ってしまいました。
その後も、いいなと思っていた子に告白された途端に冷めるという習癖?はずっと続いていて、高校時代の同級生に告白されてからは全く嫌にならず、それが今の旦那です。

この違いは何なのかと本人に聞いたら、「一緒にいて癒されるかどうか」と言っていました。
中高生の恋愛の多くは内面よりも外見とか、雰囲気とかそういったもので相手のことを好きになる事が多い気がします。だから相手の何かが自分の期待値とずれているともう、「キモイ」という感覚に変わるみたいです。娘のケースだと、今の旦那のことは多分顔ではなく、性格で選んでいるからキモイという発想にはならないのでしょう。

人間関係のすべてに言えることでしょうけど、相手に期待したり、相手のイメージを勝手に自分の理想通りに作り上げて現実と乖離したものになった場合、現実を見たとたんにガラガラ…と音を立てて崩れていくのでしょうけど、まあ勝手な理想像ですから、相手にしてみたらいい迷惑だと思います。

この現象を経験しているのは、告白されることが比較的多い女性、顔面偏差値の高い若い女性に多いかなと思ったりしますが、自己肯定感とも関係があるように思います。

顔がかわいくても自己肯定感の低い女性は意外と多いのです。娘もそうで、正直もてるタイプではあるのですが、本人はモデル体型のような女性に憧れているため、自分のビジュアルはアイドル系なので自信がなく、頭脳明晰でもないためか、自己肯定感は意外と低いのです。
占星学で言うところの2ハウスの自己価値を示すところに凶星(土星・天王星・海王星)が3つも入っているせいでしょう。
こういう場合、付き合った途端、相手に嫌われるのではないかという危機感があるのか、振られる前に振ってしまうという、自分のプライドを守ろうとします。自分が理想化しているような相手が自分のことなど好きになる筈がない、と思っているので、それが現実になってしまうと怖いのです。
もちろん本人はそんなことは意識していないのでしょうけど・・・。

この気持ちは私でもわかります。自分が好意を持っている男性が私なんか好きになってくれるわけはないと思っていますから、一度ちょっと理想化した相手が近づいてくれたことがあり、付き合ったわけではないですが仲良くなれそうな感じがしたにもかかわらず、嫌われるのが怖くてウジウジしてしまい、以前のように自然に会話もできなくなって、結局疎遠になりました。
ただ、私のほうから相手を生理的に嫌になるというようなことは一切なかったですが。

娘は自己肯定感は低めですがビジュアルに自信がないわけではないですから、その辺に矛盾があります。相手にも理想化する分自分自身にも理想とするイメージがかなり高いので、理想とかけ離れている自分自身には満足していないのでしょう。なので学生時代は付き合っては別れ…を繰り返していましたから、そういう「一つの恋が長続きしない自分」に対しても肯定感が低かったのでしょう。

自己肯定感と自信は似ているようで少し違うでしょう。自信というのは例えばビジュアルだったりとか才能だったりといった根拠のあるものに対して自分自身で肯定できることですが、自己肯定感は自分自身を大事だと思うことで、根拠がなくてもあるものです。
娘は確かにビジュアルなどは褒められるので自信はあるでしょう。でも、自分のことを大事だとはあまり感じていないようで、よく「自分を大事にするという仕方がよくわからない」と言います。
不完全で未熟であっても自分は自分だし、自分とつきあっていくのですから、自己肯定感がないとやはりすべてにおいて理由付けがないとうまくいかないということになるのです。

自信があるように見えるのになぜか物事がうまくいかない人がいますが、たいていそういう人は自分自身をあまり大切にしていません。
誰かのために頑張ろうとします。仕事でも周りに評価されたいからとか、恋愛でも自分が好きかどうかよりも相手に好かれるかどうかを重視しています。

なのでこの、カエル化現象も、年とともにいろんな経験値を積むことで、自分と付き合う年月も増えるので、否が応でも自己肯定しなければ生きてはいけませんし、徐々に亡くなっていくのではないかなと考えます。

私ぐらいの年齢になってくると確かに未だに自分の顔も性格も好きかと問われたら全然好きではないですが、じゃあ自分が大事ではないかと言えば自分とつきあうしかないし、大事だとは思います。
自己否定的な部分は年齢とともに減ってきた気もします。

人に対する期待も徐々にしなくなったなと思います。

占星学で言うところの「ベンディングポイント」なるものがありますが、それこそ大好きだった人が突然何らかのことで嫌いになるという現象を指します。
これは男女間だけではなく、同性同士でも言えます。
特に相手の太陽や月をこのポイントに乗せてくる相手に対しては相手の性格のある部分が突然嫌になるのです。(突然と言っても積み重ねた何かがあるとは思いますが)

カエル化現象はこれとちょっと似ているのかなと思いました。

恋愛というのは本当にある意味厄介ですね。「好き」という気持ちが相手の本当の姿でない場合がやはり原因としてあるのでしょう。その人の本質ではなく自分が思い描いた理想像に勝手にその人を投影していて、その人を好きになっている自分が好きだというケースもあると思います。
「若気の至り」というのはまさにそうで、若いころはどうしても自分のできないことをあっさりできてしまうような相手のことを「すごい!」と思ってしまったりします。
でも、それは相手の性格ではないし、たまたまその時にできただけだったりした場合、次の瞬間にできなかったりしたら熱量は一気に冷めるのです。

やはり、恋愛がうまく行く人は相手の内面をちゃんと見ていると思います。そして自分を大事にできるからこそ相手のことも大事にできるのだろうと思います。
「アバタもエクボ」と言いますがアバタはアバタであって決してエクボではないのです。でも、そのアバタも含めて相手を総合的に見て「好き」であるということが本当の愛情なのでしょう。


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サビアンとドデカテモリィ [占星学]

サビアンは非常に不勉強な分野なので、全くもって詳しくないのですが、自分自身の運命を読み解くのに、タロットも使う私にとっては感覚で読むという意味合いでちょっと調べてみました。

意味不明だと思って毛嫌いしてきたのですが、確かに言葉の羅列だけを見たらさっぱりわけがわからないとは思います。
で、10天体と主な感受点、アセンダント、MCのサビアンをちょっと書きだしてみました。

共通して出てくるイメージを分析してみようと思ってやってみると、どうも、私はやはり運命を読む場合は、地象に関係したような言葉ではなく、風や水といった、非現実的ないわゆる「形のないもの」に関したワードが多いのです。
ヘリオセントリックでもそうですが、風や水が少なく、地象が多いのはきっと、本来は浮世離れした人間だから、逆に地に足をつけた生き方を要求されているのかもしれません。

サビアンのワードを統合するとどうも鳥が良く出てくるのですが、鳥は空を飛ぶので風象サインの象徴です。あと、川とか橋といった、水に関するワードも良く出てきます。
しかも霊感を用いるとか、(私には一切霊感はありません)古いものを大事にするというワードも出てきます(これは地象のものかもしれません)。
私は、ライツとアセンダントの三点セットのドデカテモリィが全て牡羊座という火の内面を持つ人間なのですが、サビアンを読むには、ドデカテモリィの意味合いも合わせて読むといいようです。

自分で感じたこととしては、深く物事を追求するためには古い理論を用いつつも、不特定多数の人を相手にどうも自分が率先して何かをやる立場になるという感じがします。

特に意味深だったのが
パートオブフォーチュンの意味する
「自分の使命を果たす伝書鳩」や、
ASCの示す
「旗が鷲に変わる、その鷲は夜明けを告げる雄鶏になる」
という鳥シリーズで、どうやら何かを人に伝える役割を持っているようです。
しかも、私の太陽のサビアンはこれが嫌で毛嫌いする原因になったという
「アホウドリが船員の手から餌をもらっている」
というもので本当に鳥ばかりでしかも、結構人なつこいし、警戒心があまりないというようなイメージを受けます。

MCなど「力をつかまえた禿げ頭の男」
という、まるで意味不明なものですが…(苦笑)
「頭」というワードも結構目立ち、ドデカテモリィに牡羊座が多いところも重なってやはり
自分が何かしらの頭になるという感じになっています。

あまり素敵なワードはないのですが、自分のホロスコープではあまりよくない天王星のサビアンが一番言葉としては素敵で
「風が止み、自然のすべてが輝くばかりの陽光に歓喜する」
というもので、これが一番明るい言葉でしたがこれだけです。
天王星をうまく使えということなのでしょうか・・・。

勉強不足ですので、勝手な想像ですが、サビアンを読むのが得意な方に読んでほしいです。

まあ、占い師をやっていることが納得できるようなサビアンシンボルでした。

そこにドデカテモリィを加えて、イメージしていくことはなかなか有意義かもしれません。
アストロダイス.jpg

という、アストロダイスを転がして、言葉のトレーニングをすることがよくありますが、
占星学の基本は
ハウス・サイン・惑星
の3種類を総合的に読むことです。

これ、意外とやってみるとできないもので、トレーニングとして語彙力をつけるには必要だったりします。
5月26日(金)10時半~12時

Skypeにてこの、アストロダイスを用いたワークショップをやりたいと思います。
とても一生懸命学んでくださっている生徒さんとプロの占い師の方(卒業生さん)がいつも取り組んでくださっています。
アストロダイスは私のほうが転がすので、必要でない限りは特に購入していただかなくてもいいですが、もし参加希望の方がいらっしゃったらメールをくださいませ。

占星学は奥が深いのでいつまでたっても勉強することは出てきます。
難しい理論を知ることも必要なのかもしれませんが、シンプルに読むことのほうが実践では大事だと思っています。
意外と抜け落ちているのがこのシンプルなイメージングなので、感性を磨くためにも面白いと思います。

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縁について考える [占星学]

人が一生のうちに会える人の数っていったいどのぐらいなのかなと考えることがあります。

私は不特定多数の人と会う仕事なので、一期一会的な出会いを含めるとかなり多いかもですが、それでも学生時代などは陰キャらでしたので、どちらかというと人と大勢で会ったりすることが嫌いだったし、みんなで一緒に何かをするというようなことにもあまり感動を覚えなかったのですが、そんな自分ではだめだと思ってあえて接客の仕事をしてきました。

今でも社交的ではないし、この仕事は基本的に一対一での仕事だから私でも成り立つので、大勢の人を相手にするというのはどうしても不得手です。

ただ、年齢を重ねて、こんな私とご縁ができた人との出会いってすべて奇跡なんじゃないかと思うようになりました。
私と同じような仕事をしている人だって昨今かなりの数いますし、ブログなども限りなくあります。
そんな中で私のこのブログを見て依頼をくださる人ってもう、海岸の砂浜から一つの貝殻を選ぶぐらい貴重なことかもしれないなと思うのです。

仕事の内容から、クライアントさんは自分があまり人に言えないようなこともこちらを信頼して相談してくれるわけですから、誰かほかのお客さんを紹介してくれるということが比較的少ないのです。
なのでもう、こちらからのこういったブログ等での言葉の投げかけに対して受け取ってくださる人としかご縁はいただけない事のほうが圧倒的に多いので、本当に縁ってそれだけで奇跡なんだと思います。

占星学では縁を見るのにはドラゴンヘッドやリリスなどの感受点を主に使いますが、これらは同世代だと同じ位置にあるので、同じ学年というのはそれだけでやはり縁ができるということで当たり前と言えばそうなのですが、それでもみんな出生時間は異なるので、感受点の入るハウスは異なります。
その人にとって今世での努力の方向性を示すものがドラゴンヘッドですから、サインだけで言えば同世代の人の場合その方向性が示す事柄は同じになります。でも、ハウスによってそれぞれ具体的にどのようにその努力をするかということは個人差が出てきます。

私はドラゴンヘッドが天秤座(ドラゴンテイルが牡羊座)ですから、多分前世では我が道を行くという自己主張をしたことによって失ってきたものも多いはずです。
今でも大勢で何かをすることが苦手なのもきっとそのせいでしょう。
ただ、私たちの世代はドラゴンヘッド天秤座ということで、多かれ少なかれ人と何か関わっていくということが大事なのでしょう。
私の場合ドラゴヘッドは10ハウスにあるため、仕事において人と接するということだろうと思います。
しかもそれは天職になるので、使命としても持っています。
だからなのか、仕事でご縁をいただいた人との方が関係性が長く続くことのほうが多いのです。

その分家族など身内との縁はあまり濃くないのですが、ドラゴンテイルが4ハウスなので、前世できっと家族との縁が濃すぎて社会性を身につけられなかったからではないかと思います。
家族と家にいて共依存のように生きていくほうが多分楽なんだとは思います。
ただ、それだと成長できなかったため、あえて仕事をすることで多くの人とご縁をいただくということで成長できたのかなと思うと感慨深いです。

それでも前世で比較的簡単にできてしまうことが4ハウス的な事柄なのもあって私は一人暮らしをしたことがなくここまで来たのでこれは今後一人になった際のものすごく大きな課題のように思います。
簡単だからこそ、家族に対しての感謝があまりないかもです。
いつもいて当たり前になっているところは否めず、仕事でのご縁には感謝できるのに、身近な人に対しては照れも手伝ってか、なかなか素直になれなかったりします。

ドラゴンヘッドやテイルは意識していくことで成長につながりますがリリスのほうの縁は因縁というような「悪縁」になるので、避けて通れない問題を示します。

さらにはキロンという前世のトラウマを示す感受点もあるので、これはまた逃げてしまうと大事なことに気づけないまま終わってしまいます。

私の場合リリスは牡牛座ですが、これは真位置と平均位置というのがあり、人によっては異なる隣同士のサインにまたがる人もいます。サインは同じでも、ハウスがまたがる場合もあり私はそれで、5ハウスと6ハウスの両方になります。これは両方見て行かないといけません。
牡牛座はサインの意味で言えば物質的な価値観に対しての因縁があるということでしょう。
そして5ハウスは恋愛では決してないので、私の場合は子供でしょうし、6ハウスは仕事です。
要するに私がいくら子供は欲しくない(どちらかというとそういう考えでした)と思っても子供を持つ事がある意味宿命だし、(だから自分にとっては決してやりやすい子供は存在しない)仕事をしたくないと願ってもきっと一生仕事をしていると思います。お金の宿命を背負うというのもある意味そうです。
キロンに至っては2ハウス水瓶座で、母の太陽の度数と合です。風星座のない私にとって、風星座だらけの母はある意味反面教師でもあり、向き合わなければならない相手です。2ハウスという自己価値を母によって認識していく必要があるわけです。

なんだかもう、こういった宿命的なものは、下手に逆らっても無駄ですし、だったら向き合っていく必要があると考える方がいいと思っています。

私の場合、多分社会的成長のためには風星座の人との縁が必須であり、地の星が多い自分自身の背負っている因縁がまた地のリリスということもあって、身近な人との関係性においてはどうも物質的価値観に縛られやすいのかなということを最近思います。

ドラゴンヘッド(テイル)・リリス・キロンは縁を見るのには絶対に必要なポイントですから、深く考察するにはとても重要だと思っています。

後どのぐらいの人とご縁ができるのかと思うとすごく意味のある仕事をしているんだなと思います。

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木星が移行する前は威力を発揮する [占星学]

18日には木星は牡牛座に移行しますが、あと数日間で牡羊座の第三デークを駆け抜けます。
冥王星もそうだったように(現在水瓶座0度にいますがまた山羊座に逆行します)、移行前というのはやはり次のサインの影響をかなり受けるせいか、惑星の威力が増すように感じます。

以前アッパースクエアとロアースクエアの記事を書いたと思いますが、木星は現在蟹座にとってアッパースクエアになっていて、山羊座にとってはロアースクエアです。

どうも、周りの蟹座の人が絶好調だと感じます。特に第三デークの人は影響を受けると思います。
木星なのでスクエアと言っても、決して悪い影響を及ぼすのではなく、今まで努力をしてきた人にとってはそれが集大成のような感じで出てくるような気がします。
げんに、アッパートラインなどとは言いませんからトラインの場合はいい事が起きるというより、悪いことが起きないという解釈を私はしています。

大谷翔平さんのニュースは否が応でも毎日話題になるので、彼の好調さはさすがですし、吉田尚高さんがもう、絶好調ですね。彼は蟹座の第3デークなのでまさに木星の援護射撃を受けています。しかも彼の月は牡牛座なのでもう、今年の活躍は約束されたようなものです。
ただ、この二人はもう、ポテンシャルがすごいし、今までの努力が形となって出ているにすぎず、一般的には木星はどうしても怠慢になる星で、努力しなくてもまあ何とかなる、というように考えやすくなります。でも、そこがスクエアの良さというか、頑張れとお尻を叩かれるので、蟹座の人は頑張らざるを得ないし、仕事や名誉などやはり活躍の場を与えられやすいのでそれなりに頑張れると思います。

でも、山羊座はロアースクエアなので、木星の幸運を実感しづらく、どちらかというと家庭に縛られる感じはあります。私自身ここ数年ずっと母の介護で自由がないので、まさに実感しています。
ただ、コロナ禍真っただ中だった2020年から2021年に比べると私は太陽が第一デークなので、今は家に縛られてはいますが、母の健康面が安定しているせいか、そこまで不安はないのです。
ただ、やはり木星は怠慢を呼びやすいため、自由がない不満が出てしまいますし、仕事に邁進したくてもなかなか時間を作れないというところがあるので、元気とは言えません。

野球選手と言えば、村神様ことヤクルトの村上選手が不調に苦しんでいますね。
彼はまさに水瓶座の初期度数に太陽があるので、冥王星がしっかりと居座っていてどうも辛そうです。
もう、開き直る方がいいのかもですが、本人のプライドとか意地とかもあいまって余計に苦しそうです。
初期度数にある惑星はやはりそのサインの意味合いが強く出てしまいますが、第三デークになると、今ある木星牡羊座第三デークはデカネートで言うと射手座の要素が出るので木星は射手座の主星でもあるせいか、その意味合いが明るい方に出やすいかもしれません。

土星も魚座入りしましたが、双子座にとってアッパーで、射手座にとってロアーですね。
どちらも柔軟宮なので、割と状況に逆らおうとしないタイプですが、射手座は現実としっかり向き合わされる感じで地に足をつけないといけないとか、結構自分の内的環境が重要だと気づかされるでしょうし、何かしら結果を出す必要があるかもです。
一方の双子座は比較的穏やかです。どうしても楽しいことが好きな星なので、遊びたい欲求が膨らみすぎると現実逃避しがちですが、あまりそういう欲求が起きていない時期になります。仕事面で割と重要なポジションを担ったりしそうですが、いつになく責任感が生まれているような感じでしょうか。
私の場合は木星だったので、自由を求めたい自分の欲求と現実がかみ合いませんでしたが、双子座の今は割とそれが一致していたりします。
絡む惑星により出方がやや異なると思いますが、アッパーとロアーの出方を考えてみるのも面白いなと思いました。

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ネタばれOK? [娯楽]

ドラマにしても映画にしても、ネタバレを絶対に嫌がる人がいます(私の娘もそうですが)。

私は全く平気で、なんなら最初にもう結末を知ってからでも何でも楽しめる方なので、絶対にネタバレを嫌がる人の気持ちのほうが理解できなかったりもします(苦笑)。

本なども、推理ものだったらもう、途中で最後のページを見て犯人を知ってから読むなんてことも結構しますし、これってきっとアセンダント射手座のイラチなのかもしれませんが・・・。

コンサートに行っても、オープニングの曲が何なのかとか、セットリストなども絶対に教えないでという人がいます。これもまた私はすべて知っておきたい方だったりしますので、いろんな人がいるんだなぁという感じです。

先日、同じく鈴木亮平さんが好きな友達と「TOKYO MER」の劇場版を見てきました。
ドラマもずっと見ていたので、いろんな役に憑依するタイプの亮平さんですが、このドラマの
「喜多見先生」はもう、めちゃくちゃカッコいいです。
「喜多見といいます」という優しい声で登場した瞬間安心できるというお決まりのシーンが大好きだし、亮平さんの声がものすごく好きです。活舌が非常にいいので、セリフが鮮明だし、まさか関西出身(兵庫県西宮市)だとは絶対に思わなかったのでびっくりしました。
俳優を目指すと決めてから関西弁を封印したそうですから、彼の役者魂というか、もう、マジで役者オタクなんだろうなというプロ意識の高さにはこれまたビックリします。

「TOKYO MER」は「死者ゼロ」にこだわるのでまあ、結果は初めからわかるのですが、これまた憑依型女優の仲里依紗さん(彼女はコメディよりもこういったシリアスな役のほうがうまいと思います)と、夫婦の役で、この二人の演技がやはり光りました。

こういうハッピーエンドはまあいいなと思える方なのですが、昔はハッピーエンドは予定調和で嫌だったので、きっと年を取って丸くなったんだろうなと思います。

というわけで、なかなか面白かったし何より爆発シーンなどがやはり映画館なので臨場感があって大きな音にかなりビックリもしたし、それなりにスリリングでした。
昔の「ダイハード」や「アルマゲドン」にも似たような感覚で楽しめたし、映画としては十分に楽しめました。

今季もドラマが続々スタートしていますが、やはり「ラストマン」はおもしろいです。
日曜劇場のこの枠はだいたいはずれがあまりないので。
あとはやはり大好きな天海祐希さんが出ている「合理的にありえない」も楽しく拝見しています。

ただ、侮れないのが深夜枠のドラマで、小芝風花さん(この人もうまいし、昔から好きでしたが)がまさに新境地を演じている「波よ聞いてくれ」は毎回爆笑します。最初金髪ヤンキーみたいな彼女が誰かわからなかったぐらいで、彼女もまた憑依型なのか、何をやってもうまいです。この役はセリフを噛む人には絶対に無理ですから、彼女の代表作になるのではないかなと結構楽しみにしています。

あと、一昨日スタートしたテレ朝の日曜10時からの「日曜日の夜ぐらいは」は、何となく女性の友情もので前季の「ブラッシュアップライフ」にも通じるものがありそうで見てみたらなかなか面白そうでした。何気なく生きているだけの日々・・・そういう人って結構多いんじゃないかなと思います。
私も今は割とそんな感じで現実に向き合うしかないような日々ですし、そんな中で見つけるちょっとした幸せを描く、岡田恵和さんの脚本なので期待していたのですがなかなか良かったです。楽しいことを感じると後が辛くなるからと、あえてそこだけで終わらせようとする清野菜名さん演じるヒロインの気持ちが切なくて・・・。この感覚ものすごくわかるんですよね。
彼女の唯一の楽しみが、車いす生活のお母さんとコンビニに行って一番高いアイスクリームを食べる
という、些細なことですが、なんかそれっていいなと思ってしまいました。

楽しいことって無理にでも見つけて行かないと人生つまらないので、こういった小さな幸せは大事だなと思います。

この手のドラマは結末が今一つ読めないというのもいいかもしれません。

あとは意外と面白い「あなたがしてくれなくても」。これはネタバレを見てしまいました(笑)。
でも、漫画が原作なのでまたドラマは異なるかもですし、実際にあり得るであろう話なので、楽しめそうです。
金曜日の「ペンディングトレイン」も「猿の惑星」みたいな感じですがうまい役者さんがそろっているので見ようと思っています。

今季はそんなところでしょうか。

5ハウスに、トランジット木星が来たせいか、遊びたい気持ちが強くなっています。
今月末にはやっと小田さんの「こんどこそ、君と」ツアー参戦です。
相変わらずチケットが取れなくてもう、今回は友達の力を借りただけで自分のくじ運のなさにいささか凹みましたが、少しずつ5ハウス木星通過を感じつつ、何かに日々感動する事だけは失いたくないものだなと思います。

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