占星学に癒された本

帯の「極上のスイーツと占星術が疲れたあなたを癒します」
という文字に惹かれ、占星学のことが書かれていてしかもスイーツに猫・・・なんとも面白そうな
「満月珈琲店の星詠み」（望月麻衣）という本を一気読みしてしまいました。

作者の望月さんという方は占星学を結構勉強されたみたいで、初級レベルの知識は十分お持ちです。
なかなか面白かったのですが、満月の夜にだけオープンする（らしい）、猫がオーナーで店員で、メニューはホロスコープにちなんで出てくるものだけなので、お客のオーダーはできないという不思議なお店のお話です。

クロノクレーター（年齢域）の話も、その年齢域にちなんだ活動をしてこなかった場合、次の年齢域で苦労するというようなことも書かれていてなかなか興味深かったです。
私は金星の年齢域に恋愛をしてこなかったせいで、太陽期の結婚後に苦労が結構あったのかなという気がしました。
しかもチャート解説もちょっとしてあって、現在は水瓶座の時代つまりアクエリアンエイジであるということや、招かれた客の1宮のほとんどが水瓶座になっているのにそれが生かされていないということで、「水瓶座のトライフル」なるスイーツが登場したりしてなかなか乙でした。
やはりマジョリティになっているハウスは活かさなければいけませんね。
4ハウスに金星と月がある人が、インテリアに対して無関心になっていると運は拓けないとかもあって、本当にプロの私でも勉強になりました。

水星逆行についても書かれていて、確かにデータの消失や電車の遅延などもあるけれど、同時に懐かしい人に会うというギフトだってあるということも書かれていたり、
土星は、私もここでよく「土星先生」と書いていますが、課題というよりも土星は試練を与える星であるということもちゃんと書かれていて、1ハウス土星のお客さんに関して、「自分に厳しすぎる」ということが書かれていてまさに私自身もそうだなと感心しきりでした。

短編なのでもっと深い洞察で第二弾が出ることを期待したい本でした。

これ、初級をレッスンしている人にはちょっとお勧めです。
文庫本なので気軽に手に入ります。
2020年に出版された本のようなので、きっとご存じの人もいるのでしょうけど私は今になって知ったので、猫のイラストがかわいくて、これもまた桜田千尋さんという方のイラストで、このイラストを気に入った望月さんが直談判してできた本らしいです。

ここに出てくるスイーツのイラストもあって、実際に出てきたらおいしそうだなぁと思いました。

ちょっとしたファンタジーですが、なかなか面白い本に久しぶりに出会えて得した気分になりました。
今月の満月は25日、蠍座の月の日ですが、この日も満月珈琲店はどこかで開店するのかな？なんて思ったりします。

自分のホロスコープを見て、どんなスイーツが必要か考えてみるのも楽しいですね。
私だとやはり海王星をもっと生かしたいので、スイーツというよりもカクテルがいいかもですが。

想像力を豊かにしてくれるこういう星詠みをするのもなかなか楽しいと思いました。

コメント 4

面白そうな本ですね　探してみます。
先生の1ハウス土星はたしかにその側面在りますね
それで体に来ている気がします…。
by イワ (2024-03-11 12:45) 

こんにちは。さっそく購入し読み進めています。（本当はここで感想を書く予定が、読むのが遅くて途中です^^;）
なんと満月喫茶店は近所！で私も行ってみたいです。
占い師が主人公の漫画で「クロエマ」も読んでいますが面白いです。お会いする機会（今年こそ作ります）にお持ちしますね。気長にお待ちください^.^
by miho (2024-03-20 11:15) 

イワさん、亀レスでごめんなさい。ちょっともうバタバタで・・・。
1ハウス土星は現在土星の年齢域だけにもう、これでもかというぐらい忍耐を要する出来事が多くて・・。この本は登場人物がすべて絡み合っているので面白いですよ。
by selene (2024-03-21 11:42) 

mihoさん、早速購入してくださったのね。そう、京都が舞台になっているのであなたはローカルな地名も馴染み深いでしょう？本当に存在したら行ってみたいですよね。猫の店主や従業員にお会いしたいですよ。
「クロエマ」なる本、占い師が主人公なんですか？それは興味津々ですね。ぜひぜひお会いした際に・・・ホントに気長に待っていますので。
by selene (2024-03-21 11:44)