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卒婚 [ひとりごと]

等という言葉が、ものまね四天王の清水アキラさんが唱えていて、いったいどういう意味なのかなと思って調べてみると、離婚でもなく、憎しみ合って別れるというのでもなく、どうやら、お互いがもう、「結婚」という名前だけの縛りに属することなく、自由に生きようというようなことのようです。
いわば、「結婚からの卒業」ということらしく、夫婦関係を解消するわけではないし、お互いに必要なときにもちろん行き来するけれど、従来の結婚の概念のように、妻は夫を支え家事をし・・・というような形態は一切要求しないという関係のようですね。

以前は「熟年離婚」という、どちらかというと、妻側が夫に反旗を翻し、いきなり「放置」された夫が戸惑うみたいな感じが多かったですが、今や、夫の方も、趣味が多くなったり、定年後ただ家にいるというような人も少なくなってきています。
そういう意味から、お互いがお互いを縛り付けることなく生きるという「卒婚」はなかなか現在の夫婦のあり方としては合っているようにも思います。

離婚というとどうも、ネガティヴなイメージがありますが(今はあまりそうでもないですが、社会的にはどうしても付きまとうイメージがあるようで)卒婚というと、決して悲壮感がなく、前向きな感じがしないではないです。

ただ、そう思うためにはやはりシニア世代になってから、趣味も必要になるし、そのためにある程度の貯蓄やまず第一に健康であることが大事だろうと思います。
いくら「卒婚したい」と思っても、片方が病気だったり介護が必要になったりしたら、片方が好きなことをいくら自由だと言ってもできないし、貯蓄がなかったら心のゆとりもありませんから、年金などに頼らざるを得ない現実を抱えている人も多いでしょうから、卒婚とか言える人はある程度心のゆとりや経済的余裕のある人に限られてしまうと思います。

正直、私たち夫婦ももう、結婚30年を過ぎていますし、ある意味卒婚というような考え方を持っているとは思います。それでも、現実問題として、うちの場合は主人が持病を抱えていますし、お互いに収入が不安定ときていますから、老後はのんびり・・・なんて悠長なことは言っていられません。
ただ、普段は自由であっても、お互いに窮地に追い込まれたときは助け合うという関係はやはり理想的かなとは思います。
ここにはお互いの信頼関係がいかにあるかという基盤が必要ではありますが・・・。

どちらも、相手を束縛しないということが前提だと思いますから、相手が自由にやっていることを「面白くない」と拗ねてしまった場合、卒婚は成立しないでしょう。

芸能界では、若い例ではありますが、ココリコの遠藤章造さんと千秋さんは、離婚していますが、今でも決して憎しみ合ってはおらず、仲良くしているようで、だったら離婚することないのではと言いたいところですが、ご本人にしかわからない事情もあるでしょうし、こういう形態も一種の卒婚なのかもしれません。
さんまさんと大竹しのぶさんもそうでしょう。まあ、どちらも、経済的に余裕があるし、仕事を持っていますから、ある意味恵まれてはいるでしょうけど。

私的には、離婚したり誰かと別れてすぐに次の相手ができる・・・という人がよくわからないので、(次の人ができたから別れたというケースかもしれませんが)上記のように、離婚はしても、長期間再婚しないでいるという「元夫婦」は案外お互いを理解しているからこそ別れたというのもあるかもしれません。

前にも書きましたが、どうも、金星と木星の逆行現象のせいか、「間違った恋愛」に陥っている人を良く見かけます。結婚できないとか、寂しいというような理由からただ一緒にいたいがために暮らしているだけとか、そういう状況下だからか、本人に隙があるのか、次々お相手ができて、複数の相手と同時進行しているような感じの女性が最近多いのですが、今だけの現象ならいいですが、別に一途なのが美徳ではないにしても、同時に複数の異性とつきあえるというのが、私には理解しがたいのですが、そういう人に限ってなぜか「結婚したい」というから不思議なのです。同時進行しているから結婚できないと思うのですが、真意はよくわかりません。もしかしたら、複数いるお相手の一人と結婚してみたらわかることなのかもしれませんが。

そういう意味では、卒婚という考え方は、潔いかなと思います。
結婚していてもそういう考え方が夫婦間で共通しているなら、お互いにもしほかの異性とつきあう・・・ということがあっても何もクレームをつけないのではないかと思うのです。

相手の自由をどこまで許せるかというのも、今の結婚における考え方かもしれません。
同時に自分自身の自由もきちんと確保できるようにはなりたいものです。
よく、幸せは誰かにしてもらうものではなく、自分でなるものだと言いますが、まさにそうだと思います。
誰かに幸せにしてもらいたいと思っている人は、本当の意味で幸せにはなれないような気がします。
だから、愛の迷い子のように、いろんな異性の間をさまよってしまうのかもしれません。
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コメント 7

いつも読んでいます

いつも本当に素晴らしい書かれていて、私はいつも、sakoさんの言葉に助けられたり、考えさせられたりしています。
私も、間違った恋愛をしていました。
悪いって自覚してても、気持ちは断てず、苦しみました。
by いつも読んでいます (2014-01-28 12:16) 

selene

「いつも読んでいます」さん?となっていますが、お会いしたことのある方でしょうか?
恋愛にいいとか悪いとかはないですが、秘密にしなければならないような恋愛はご自分が辛いですよね。
過去形で書かれているし、もう断ち切れたのかしら?
自分で納得できるような恋愛をしてくださいね。
by selene (2014-01-29 20:32) 

いつも読んでいます

いえ、お会いしたことはないですけど、sakoさんのブログのファンです^ ^

過去形、最近、断ちました
私は結婚していて、旦那は魚座の集合系で私は蠍座の集合系で、ほぼ全部トラインです。
今回、不倫をしかけたひとは、牡牛座の集合系で、ほぼオポジションでした。
強烈に惹かれあい、気持ちが止まりませんでした
お水のお客様だったので、私の事情は知らずに好きでいてくれたのですが、私は倫理に反したことが辛すぎて、最近、真実を伝えて終わらせました(>_<)

by いつも読んでいます (2014-01-31 12:43) 

風雅舞

この、同時進行って人は本当にわからないですよね?しかもそれでいて結婚したいって何でしょう??某女性タレントですごく奔放で肉食系で最近話題の人がいますけど、顔がどんどん汚くなってるようにしかみえない。それもかなり嫉妬深いんだとか、結婚しても長く続ける意味はないと思うとか、もう全く理解できなかったです。
ところで、四大陸は男女ともに1・2と頑張ってくれまして、五輪も近くてドキドキです。色々ブログも書いたのでまた来て下さいね。
by 風雅舞 (2014-01-31 16:12) 

selene

いつも読んでいますさん(ってなんか変ですね・笑)、そうだったんですか。あなたもご主人もその彼もみんなマジョリティってすごい!!でも、結果的にちゃんとご主人を守ったわけだし、それでいいと思いますよ。オポジションは引き合いますからね。トリンの関係は波風が立たなさすぎて居心地の良さにいることを忘れてしまうんでしょうね。
by selene (2014-01-31 16:59) 

selene

舞さん、そのタレントって誰ですか?またこっそり教えてね。奔放で肉食系って・・・私が思いつくのは蒼井優とか仲里依紗とかなんですが、女優だしね。同時進行する女性って、要するに一人の人では安心できない何かがあるんでしょう。私にも理解不能ですが。結婚って、そもそも、いかにお互いの悪い面を直しながら長く続けて行くかの努力をすることだと思うんだけどね。どちらか一方が悪いってことはあんまりないもん。私も主人もきっと、我慢や努力の結果今があると思うしね。いよいよソチだね。ブログまた読むね。キムヨナだけは応援したくないけどね。
by selene (2014-01-31 17:04) 

いつも読んでいます

sakoさん、やっぱり、結婚には、オポジションよりもトラインの方がいいんでしょうか?
おっしゃる通り、あまりに緊張感がなさ過ぎて、オポジションの刺激に負けました…
by いつも読んでいます (2014-01-31 18:01) 

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