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ホロスコープは柔軟に読めばいい [占星学]

先日のセミナー、アストロダイスを使っての「サイン・惑星・ハウス」の組み合わせを言葉にするというワークショップ形式のものは非常に有意義なものになり、私自身、ある意味参加者さんのおっしゃった言葉に目からウロコのことも多く、勉強になりました。

こういった形式でのワークショップはまたどんどんやっていきたいと思います。

参加してくださった方は本当に士気の高い方々で、ある程度の知識は既にお持ちですがそれでもなお勉強したいという方なので、こちらも教え甲斐があります。
こういう、やる気のある方には私の知識をどんどん提供したいです。

一人の方の出生時間があやふやだったので、惑星とサインは同じでも出生時間によってハウスが異なってきますから、それをどのように捉えるのかをご本人に聞きながらやっていき、納得のいく検証ができたことが特に良かったです。
レクティファイによる出生時間修正を施してもいいのですがこれはかなりの技量が要求されてきます。
上級コースではレッスンしていますが、6時から8時とか、比較的幅の狭い時間内での修正なら、ご本人に聞いていきながらこういう検証が案外できると思います。

さらには、先日「5度内ルール」についても触れましたが、宮区分法(ハウス・デビジョン)には54通りぐらいあるため、どの区分法を使うかはもう、その人の好みにもなると思います。私はプラシーダスを用いていますが、宮区分が極端になってしまいますので、高緯度で生まれた人の場合、コッホシステムを用いることも多く、自分自身のホロスコープもコッホにするとプラシーダスで5度内ルールになっている惑星がすべて次のハウスに移行しています。
なので、プラシーダスの5度内ルールはかなり有効だと思います。
特にライツなどの重要な天体の場合は、どのハウスにあるかを書いたものも昨今いろんなブログ等で調べられますし、自分で納得できるものを用いたらいいと思います。

あと、アスペクトでいうと、オーブをどの程度取るのかというのもまた、人それぞれで、広めにとる人もいれば、かなり狭く取る人もいます。
私はやはりライツや四大代表などに関しては比較的広く取りますが、(8度から10度)その他の惑星同士の場合は6度から8度ぐらい取ります。あくまでも第一種アスペクトですが。正直、ものすごく気にならない限りは第二種・第三種まではじっくり見ないことも多いです。

その他、相性の観方についても、シナストリーを重視する人もいれば詳しくアスペクトを見る人もいるし、ハーフサムで読む人もいます。これももう、その人の感性に委ねるところが大きいですし、どれが正解かというとどれも正解です。
研究者の場合は、すべてのやり方を網羅すればいいですが、鑑定の現場ではやはり時間制限があるので、鑑定士が一番しっくりくるやり方を採用したらいいでしょう。

ホロスコープを眺めていると気になる形とか配置、偏りなどがわかってきます。
ただ、どうしても偏っている部分だけに気を取られてしまうため、惑星の入っていないハウスに対しては疎かになるのでこれは要注意です。
惑星が入っていないハウスというのは、そのカスプ主星が重要なのですが、もしこのカスプ主星に対してアスペクトが多い場合は侮れないハウスです。
惑星が入っているハウスは具体的に気づきをもたらされやすいのですが、入っていない場合気づきがないため、トランジットの惑星がそこに来たらもろに影響を受けます。

私自身で言うと3ハウスや7ハウスに惑星はないのですが、人間関係に興味がないどころか、それこそが主たる課題だと思いますので、カスプ主星の水星が1ハウスですしかなり強く出ているのでやはり頷けます。ただ、人にどう思われるかということに対して疎いのはやはり否めず、人の評価こそ気にしないけれど、人に対して自分がどのように接しているのかに対しても気づきが薄いということにもなります。3ハウスというコミュニケーションのハウスも空っぽですので、自分本位な対人関係にはなりがちです。今そこにプログレスの太陽やトランジットの海王星がずーっといるせいで、対人関係に対する学びの時期なんだろうなと痛感しています。私の場合特に家族に対しての学びが多いです。

意外とステリウムを持っている人が多いなと感じるのですが、私は比較的惑星がばらけているので、ステリウムの人にとってはそのサインやハウスに関することが否が応でも重要ですが、ばらけている人の場合、よく言えばバランスはいいのでしょうけど、何かに集中したい場合には弱いという欠点もあります。

いろんなチャートを長年見ていると、本当にいろんな見方があるし、どれが正しくてどれが間違いかとは一概に言えません。

タロットカードの読み方なども、占い師の感性に委ねられる場合が多いように、ホロスコープも絶対にこうだというような法則はないので、あまり理論に縛られるより、ふっと浮かんだことを言葉にしてみるということも大事なのではないかなと思ったセミナーでの感想です。

ただ、語彙力はやはり必要だろうとは思いますが・・・。

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いわ

こんにちは
私もこのワークショップ出たかったです。

ステリウムについて。 自分がそうで結構これに苦しめられていますが、きっと星の使い方が下手なんだろなと思いました。
私はばらけている人に憧れます~。
by いわ (2023-05-30 12:33) 

selene

いわさん、いつもどうも。ひらがなの時とカタカナの時って何か心境に違いがあるの?
あなたのステリウムは8ハウスだから使いにくいハウスではあるよね。私は1ハウスに三天体あるけど最近どうも自分が太陽2ハウスのような気がしています。
ばらけている人は無難ではありますが個性には乏しいという欠点もありますよ。
by selene (2023-05-31 21:28) 

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