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水星と太陽星座 [占星学]

水星は、太陽とは28度しか最大でも離れないため、
例えば太陽が山羊座の場合

①太陽山羊座で水星射手座
②太陽も水星も山羊座
③太陽山羊座で水星水瓶座

の、その星座の前後の星座と合わせて3通りしかパターンがありません。

ですが案外これが違う性質を帯びてきますので、考え方とか知的分野、表現の仕方、ユーモアのセンスなどに影響を及ぼす水星と元の太陽との性質とが絡むと面白いのです。

私は山羊座月乙女座ですし、地の星座が個人天体のほとんどを占めていますから、まあ、生真面目で面白味のない人間ではあるのですが、ひとつだけ違うのが水星が射手座であることです。

だからなのか、文章を見た人は本当に山羊座っぽいとか乙女座っぽいと言われるのですが、実際に会って話すと面白いという形容をされることが多いのです。

アセンダントも射手座だし、ほぼ水星は合なので、意識的に射手座の水星を使うようにしているせいかもしれませんが、まあ、面白いと言えばそうなのですが、射手座は水星の品位は良くないので、余計なことも言ってしまいます。
これがもし水星が水瓶座だったらもっと論理的にビシッと言えるのに…とも思います。

なので、太陽が魚座の人の場合でも水星が水瓶座になりうるので、そういう人は決して感情的なもののいい方はせず、結構ロジカルです。私よりもいざというときに冷静だと思います。

普段の生活においてやはり水星は動きの速い星だけに、活躍します。

私の水星は自分の元の性格とはちょっと異なるのでそれが良く出ると明るいキャラに見えるのですが、おっちょこちょいになったり、考えずに口に出してしまうところも否めず、元の太陽も射手座の人の場合だったらあまり自己矛盾がないので「あ、ごめん」という感じで失言もすぐに切り替えるのでしょうけど、元が山羊座だから自分の失言に気づけないことも多々あります。
この年齢になるとどうも軽さのようになるので、もう少し落ち着きが欲しいです。

この、太陽と水星の関係もまたまとめて冊子にしたいなと思っていますが、太陽と金星は、48度しか離れていないため、こちらは太陽星座の前後2星座を入れた5通りのパターンができます。
これは恋愛面で出てくるし、人間関係においてもとても重要になるので、まとめたものを「占星学の玉手箱」にも書いていますし、少し加筆修正したものを冊子としてnoteで販売しています。

個人天体はやはり普段の生活においては出現率が高いし、その人の人となりがよくわかります。
火星になってくるともう、各星座に対して12通りありますから、なかなかまとめるのは難しいですが、前の記事にも書いたように、太陽は夫を示すし、火星は男性を示すので、これらが一致していると、自分の性格にあった相手を好きになる確率が高いのでしょうけど、不一致だと、どちらに比重を置くかで恋愛や結婚に対する接し方やエネルギーの出し方が変わるので、恋愛面では割と矛盾を生じやすいでしょう。

その場合、相手の水星と自分の水星が一致したエレメントだったり良い角度を取っていると、考え方や話のセンスが合うので、うまくいく場合が多いのです。

もちろん、色気とか情熱とはまるで関係のない惑星ではあるので、刺激を求めたい場合はあまり重視しないのですが、話が合う人というのは意外と長く関係を続けるには必要だったりしますので、私自身でいうと、太陽星座が地の星座とは矛盾する火や風の人でも、自分の水星が射手座なので、話が合うため友達にはなりやすいのです。

実際、話が盛り上がるのはやはり水星が火の星座の人だったり、太陽も火の星座に同性の友人が多いのはそのせいでしょう。逆に相手の太陽星座が火や風でも、水星が地の星座だったらまたそれはそれで合う面があるので、水星は案外侮れません。

水星は動きも早く、他の惑星の影響を受けやすい惑星なので、自分の水星の上に海王星などを載せられてしまうと、自分が言った事があまり理解されなかったりするので困る場合があります。
以前、相手の水星の真上に自分の海王星が乗ってしまった人とは本当に意思の疎通が難しく、どうしても意図が伝わらずに疎遠になったことがありますので、海王星は境界線がなくなる星でもあるため、会話が焦点ボケになってしまうでしょうから、ビジネスなどの際にはなかなか意思疎通が難しいとは思います。

私の場合、個人天体で唯一矛盾があるのがこの水星なので、うまく使えば魅力にもつながるけれど、間違えるとどんどん話が違う方向に行く恐れもあります。

太陽星座と水星が同じ星座の人の場合この手の矛盾は意外と少ないと思いますが、上記のパターンの①と③のケースは、どの太陽星座の人も、本質と表現される言葉からくる印象が異なる場合がありますので、魅力になるか、誤解を生みやすいかということを踏まえて行動しないといけません。

相性を見る場合、水星も意外と大事だなと感じますし、仕事などを一緒にするような場合にはやはりとても重要な気がします。

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