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自己犠牲 [占い]

久々に、かねてから尊敬している方を鑑定させていただいたのですが、今までも何度か鑑定はしているのですが、
節目節目に、ご自分がやろうとしている事がある程度形になっているけれど、釈然としない点がある場合、
ピンポイントで私に尋ねてくださいます。

このような使い方が、占いの使い方としては最も有効なので、この方と話をしているといつも私の方が勉強になるのです。
いつも太陽とか力などの強いカードが仕事面では出る方なので、一体どこからそのパワーが出ているのか
不思議なのですが、本当に心底働く事が好きな方なのです。

もちろん、経営者の立場の方ですが、もともと経営者になりたかったとか、独立したいとか、野心などまるで
ない方だし、謙虚さがあって本当にただ、働くことが楽しいと感じている方だから、頭が下がります。

で、いつも前向きな彼女なのですが、珍しくエネルギーが滞っている気がしたので、初めてカラーセラピーを
やっていただきました。
すると・・・

イメージは常に赤とかのパワフルなイメージの方なのに、紫とかマゼンダなどの、チャクラで言うところの
スピリチュアルで奉仕的な色合いばかりを選んでいたのです。
実行力のある方だからか、ついつい、エネルギッシュな方だと思ってしまうのですが、もともとは奉仕とか
サポートのようなことをしたいのに、実力があるから、現在の地位を築いた方なんだと改めて感じました。

「自己犠牲」というのがマゼンダ(赤紫)なので、赤のパワーがゼロではないのですが、同時にうす紫系統の
色を2回も選んでいたのが特徴的で、彼女のプライドはお金や名誉を得ることで保たれるのではなく、
人のために尽くすことで相手が成長することをサポートするということで満たされるんだと気付きました。

自己犠牲というのは、本人が犠牲になっていると感じないからこそ価値があります。
彼女も、全然犠牲とかそういう風には思っていなかったとおっしゃっていました。

ところが、これが実は彼女を苦しめている原因でもあったことに、お互いに気付きました。
相手が伸びるためなら何でも手を貸してしまうところが、相手の自立を逆に奪ってしまうことになり、
常に彼女自身がフォローをしなければならないため、本来彼女が自分自身のために割くべき時間を
そういった、フォローに費やしてしまわざるを得なくなります。
経営者というのは、自分が動く事も大事ですが、相手が自分で気付くことを「待つ」ために
あえて見守る事も大事なのです。

ご自分が完ぺきな手本を示しすぎてしまうため、相手の自己治癒力を阻止してしまうことになります。
人間的に欠点などほとんどない彼女の唯一の欠点が、カラーセラピーでわかったのです。

「~べき」「~しなければならない」と自分に足かせを課すことで頑張るという形ですが、本来もっと
優しい方なんだなという色合いを選ばれていたので
「~したい」と思うことだけをして、あとはある意味いい加減さも必要なのではないかと感じました。

自分に厳しい方というのは、どうしても相手にも厳しくなってしまいがちです。
でも、実は行き当たりばったり、アバウトさも適度に持っている方なので、そこをもっと仕事にも使うことが
必要なのではないかと感じました。
仕事だから男性的パワーでやり抜かなければならないと感じておられるようだったので、
本来持っている彼女の母性や優しさを、尽くすことで示すのではなく、見守ることで示せたら
最高の経営者としてもっと伸びて行かれるのではないかと思いました。

お互いがとても気付きを感じたひとときでした。
カラーセラピーは自分で選ぶ色なので、ごまかしが効かないという点で、思わぬ気付きをくれます。


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ままみ

今回の記事でいろいろな気付きを頂けました。
この経営者の方のように完璧ではなく程遠い私ですが、
マゼンダは好きな色できっと選んでしまいそうなので
私も自己犠牲的な面が出ているのかもしれないと。。

見守る事は時に、何もせずに相手の成長をひたすら傍観しているだけ
なので忍耐もいりますが、相手を信じていれば苦痛ではないはずですね。
相手のプライド、自立心、自然治癒力を害することのないベストな方法
ですよね。

自分はいい加減な方だと思っていたのですが、ただの怠惰でした^^;
良い意味でのいい加減というのは、回りも自分もラクになれますね。
この教訓は子育てにも生かしたいです^^

by ままみ (2010-12-14 14:33) 

selene

ままみさん、ありがとうございます。息子さんのことでちょっとお悩みをご自身でレクチャーされていましたね。私もかつて娘たちが思春期の時には通ってきた道ですし、私なんて「見守る」どころかいつもお節介とか決めつけとか支配的な親でしたから、反省ばかりです。こんな親を反面教師に娘はしてきたと思います。ままみさんは金星が蟹座でややスポイルしてしまうのでしょうか?
乙女座の息子さんは、シニカルに物事を見る面がありますが、自信のなさの裏返しだったりもしますし、非常に繊細ですので、双子座のままみさんにとっては学びの多い関係かもしれませんね。どちらも意外と迷いやすい面もありますから、どっしり構えたものがほしいかもしれませんね。
この方はお子さんはいらっしゃらないのですが、たくさんの人を育てていらっしゃいます。完全主義的傾向が仕事では出てしまうため、自分ですべてを背負い込んでしまうところが実はあったのです。
できる人というのはどうしても人に委ねることが下手ですね。
「見守る」ということは最も難しい教育だなと痛感します。
私は自己犠牲的精神はまるでないので、マゼンダは好きでもなぜか選ばないですね。(笑)マゼンダを選ぶお母さんは大抵母性の強い方です。
なぜかいつもオレンジと青の補色を選んでしまいます。
これは人目を気にしてしまうため、ほめられたいくせに思い切って行動できないという矛盾を抱えている不安の投影なんですよね。私も常に自分には自信はありませんから、どこかさまよっています。(笑)
カラーセラピーはその時の心理でホントに選ぶ色が変わるから不思議です。
by selene (2010-12-15 01:02) 

ままみ

sakoさん、お返事ありがとうございます!
お節介とか決めつけとか支配的な親、今の私はまさに子供からそう思われていると思います。
よくウザがられますから^^;
頑固に見えた息子も実は繊細だったのだな~と感じまして、一方的に押し付けるのではなく気持ちに寄り添う事を心がけるようにしていると、いろいろ会話も合うようになりました^^
こんなことだったのか、と反省しきりです。。
うちは柔軟宮過剰の一家なのでどっしりと構えていく姿勢、やはり持ちたいです。
今回の冥王星運行による気付きは、学ぶチャンスのようなものだったと実感しました。悩まない所には変化はないですね^^

それにしてもカラーセラピーは気付きを得るための優れたツールなのですね。
キレイな色には癒されるし機会があれば勉強してみたいです^^
by ままみ (2010-12-15 14:43) 

selene

ままみさん、愛情があるのだから子どもさんには伝わっていますよ。難しい年頃ですから、乙女座さんは辛辣なことを言いますが、両刃の刃で、自分自身も傷ついています。
柔軟宮が多いっていうことは、可能性がそれだけ広がるし、物事を決めつけないのでいいと思いますよ。
うちなんか、私以外全員不動宮ですから、ヘンコな人間の塊で、私自身も柔軟ではないため、結構バトルが多いんですよ。
冥王星の山羊座は私には当分くっついているんで、まだまだ前途多難でしょうね。今年はドラゴンヘッドまでダブルで山羊座だったし、ある意味大変でした。
カラーセラピーは、「目から鱗」の発見が多いですよ。
by selene (2010-12-16 10:42) 

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