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インコンとセスキコードレイト [占星学]

本によっては、前者を非常に重要視する場合もあったり、後者を重要視しているものもあるし、どちらも第二種のマイナーアスペクトではありますが、私はそれなりに観ています。

ただ、第一種アスペクトだけでほとんどわかってしまうことのほうが多いので、第一種アスペクトが極端に少ないホロスコープを観る際に第二種を見る場合、私はインコンを重視し、YODができているかどうかを確かめます。

ただ、セスキコードレイトは、目算ではなかなか見にくく、トラインと見間違えてしまったり、それこそインコンと見間違えやすくもあり、最近でこそパソコンでアスペクト表が出てきますし、瞬時にしてわかりますが、これをぱっと見て分かったうちの師匠はすごい!とよく生徒時代には思ったものでした。

インコンは、なんとも「気持ちの悪い」アスペクトで、惑星同士が居心地の悪いイメージです。
前にも述べたかもしれませんが、自分の太陽星座を1宮とすると、そこから6宮と8宮に当たるので、かたや健康を害する病気のハウスだし、かたや死のハウスになるからです。
自分が病気になる(体がというのではなく精神的に病むという感じ)か、自分を殺して接するという感じになるため、どうもやりづらい相手にはなるわけです。
ただ、これも使い方で、相手を下手に理解しようと思うからしんどくなるので、自分とは異なる性質の人、いわゆるエイリアンだと思えば案外楽しくなったりします。

一方のセスキコードレイトはそこまでの居心地の悪さはなく、弱い葛藤のアスペクトで、45度・90度と似た性質です。ただ、オーブ1度以内ぐらいのタイトなものだとやはりハードアスペクトとしての意味合いが強くなると思います。
これをトラインだと解釈すると大きなミスになりますから、今は本当にすぐにアスペクト表が出てくるので助かります。

この二つのアスペクトに注目すると結構面白い発見もあったりするし、やはりアスペクトはホロスコープの分析で最も重要ですし、すべてをくまなく見てしまうとわけがわからなくなりますが、やはりピンときたものは意味があるように思います。

ただ、ハードアスペクトイコール凶、みたいな考え方をする必要はないと思います。
90度は四角形を形成するのでそれは「安定」ということにもなるし、「変わらない」というのは頑固さでもあると同時にぶれない強さにもなるので、一概に悪い方向性にばかりは傾かないですし、120度は確かにソフトアスペクトですが「イージー」とも呼ばれるだけあって、安易に考えると人を怠惰にもしてしまいますし、人によってはインコンのような「気持ちの悪い」状態を楽しむ事だってできるのですから、一般的に皆さんが気にするライツと冥王星のハードアスペクトも、すべて極端に出るわけではないし、そこに何らかのトランジットの惑星が絡んだりした場合に刺激を受けるのであって、普段の生活においてはほとんど無害だと思います。

誰しも「地雷」はあるわけですから、そこを踏んでしまったら冥王星は一番大きな爆発力はあるのですが、それを避ける方法はあるので、単に持っているだけで必要以上に怖がる必要はないと思います。

身動きの取れないアスペクトの場合は「動くな」というメッセージだとも思うし、下手に動くよりも、待つことを鍛錬させられているのだと思うといいでしょう。

わたし自身、火星と天王星のスクエアに対して、土星がどちらもに対して135度になっていて三角形を形成しています。これは結構ハードです。暴走しそうな部分を土星のストイックさでカバーしているという感じでしょうか。でも、パッと見ると土星と火星はインコンだと思っていましたし、なかなか発見しづらいものです。

ホロスコープを細かく分析していくといろんな発見はありますが、普段はここまで詳しく見る必要はないかなと思います。

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彩矢佳

こんにちわ。私はハードアスペクトだらけの人間で月はボロボロだし、金星と土星がオーブ3度でインコンです。金星は天秤座、火星はさそり座で品位がいいのに恋愛に苦手意識があるのは、このアスペクトのせいなんでしょうね。現在は第1ハウスに冥王星が居座っていて、第8ハウスの太陽にきっかりセスキーを形成しています。健康面が心配になって心電図、エコー検査、レントゲンを撮ったのですが異常がなくてよかったです。しばらくおとなしくしていなさいということなのかなと思います。

by 彩矢佳 (2021-02-23 15:02) 

selene

彩矢佳さん、いつもありがとうございます。ハードアスペクトが多い人はそれだけの苦難に耐えられるからだと思っていますので、きっといろんな苦労を乗り越えた方なんだと思います。
でも、拝見する限り、ソフトアスペクトも結構あるので非常に才能のある方のホロスコープだと思います。
金星と土星のインコンになってくるときっと厳しい目で異性を見てしまうため、なかなか好きになれなかったりするのかもですね。
太陽とT冥王星のセスキコードレイトなんですか。でもその配置だと意外と生命力を強めているかもしれません。徹底して人と関わるか関わらないかという感じになるように思えます。自分自身に意識が向く時期ではあるでしょうね。
by selene (2021-02-23 23:52) 

茉莉花

インコンとセスキのアスペクト持ってます。しかも複合アスペクトで。
蟹座9室の太陽に、射手座2室の土星と水瓶座4室の月がインコンジャクト。土星と月がセクスタイルなので、複合アスペクトのヨッドが出来上がってます。
太陽は山羊座4室の海王星とオポジションのアスペクトもあるので、ブーメランになってます。
セスキの方は、魚座6室の木星(ルーラーシップ)に蠍座1室冥王星(ルーラーシップ)と獅子座10室金星(天秤座ASCの統治星)がセスキして、冥王星と金星がスクエアでトールのハンマーなる物が出来上がっております。
片方はトライン的な配置ですが、もう片方が噛み合ってないので、噛み合ってない方が刺激を与える配置的な。
by 茉莉花 (2022-02-17 18:45) 

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