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暴力事件に関わる星 [有名人]

暴力事件と一言で言っても、事件性のあるものから自分が起こす暴力もありますし、DVなどの被害に遭いやすいといったものまでいろいろありますが、11月は火の星がないから刃物による事件は減るかと思ったのに一向に減らないし、悲しい事件が最近は多いです。

そんな中で、鬼束ちひろさんが救急車を蹴って逮捕されたというニュースを聞いて、彼女の才能はかねてから認めているし、曲も歌詞もどちらかと言えば好きですし、一度コンサートに行ったこともあるし、一種の天才だと思っていましたが、彼女はどうもアンガーコントロールがあまりできない人のようで、この世に生きづらいタイプなんだろうなと思いました。
今までにも結構暴力事件に関わったことが多いみたいですから、逮捕にそれほど驚きはなかったのですが、何となく不器用な人なんだろうなと思います。

もちろん、足でモノを蹴るという行為自体は決して認められることではないのですが、あれだけの楽曲を書く人が何とももったいないという方が強いです。

出生時間がわかっているので、彼女のホロスコープを観ると、バイオレンス系であるとは、パッと見ただけでは感じられませんし、西半球に惑星がほぼありますし、6,7ハウスにほとんどの星があり、最近注目している包囲星とバイアコンバストウエイに両方とも太陽と冥王星がほぼ合で入っているということや、1ハウスのキロンと水星の180度などが彼女の性格を複雑にしている気がします。

蠍座の太陽自体はいわゆる「狂暴な星」と言われるものではありますが(凶星が主星で、蠍という狂暴性のある動物が描かれている)7ハウスだし、人の目を気にするところも大きく、どちらかというと以前書いたHSPに近い傾向があるように思いますので、人と関わる芸能界そのものにあまり向いていないかもです。愛想笑いをしたり、当たり障りのないことを言わないといけないというような規制が納得できないでしょうし、そもそも不動宮のスクエア(太陽蠍座・月獅子座)なので、不器用極まりない性格ですから、誰彼なく好かれるようにふるまうなど、彼女にとっては非常に苦痛でしょう。

ただ、その言動がやや常軌を逸しているというのは否めません。

クリティカルディグリーという度数には、統治星の金星乙女座29度しかないので、これだけで危険人物とは言えませんし、その他、暴力事件に関係する恒星を調べてもぴったりの度数はないし、やはり、
逆行している水星とキロンの180度が、彼女の言語体系は一般的には理解されにくいものだったりするので、あのようなすごい歌詞で表現するのだろうなと思います。

若干20歳で彼女が歌っていた「月光」という曲の冒頭部分

「I am god's child この腐敗した世界に堕とされた~」
というのを聞いた時はなんというか、頭の中でシンバルが鳴るような衝撃を(良い意味で)受けましたから、今でいうところの「ヤバイ!」という感覚でした。

このほかにも結構好きな曲はありますし、本当に一時期はすごいなと思ったのですが、その後パンクロックみたいなファッションになったり、数々の奇行?とも言われるようなものがいろいろ報道されました。

でも、どんな人も、心の奥底には狂暴性や破壊的なものなど、ダークな感情を隠し持っていると思うし、それが理性でコントロールされている人がほとんどであるというだけです。
彼女同様、タイプこそ違いますが、やはり稀有な才能があるにもかかわらず、芸能界にはあまりにも向いていないのか、一向に表舞台に出てこない中森明菜さんなども、何とももったいない気がしますし、
未婚のまま子供を産み、最近結婚したけれど、ずいぶん体型も変わり、言動も「?」というものが多くなりがちな華原朋美さんなども、ちょっぴり危ない系の人だけれどやはりあれだけ歌もうまいのに勿体ないです。最近はどこに向かっているのか今一つわからない浜崎あゆみさんも危なっかしいです。

ただ、こういった才能のある敏感すぎる人に共通するのは、やはり愛し愛されることが正常な形で必要であるということだろうとは思います。

鬼束さんの先行日蝕は5ハウスですし、先行月蝕は11ハウス、つまり
「愛されることで愛する事を知る」
ということなので、なかなか人特に異性を信じる事ができにくくなってしまっているとは思います。

8ハウスの火星と海王星の合が、もともとの言葉のきつさを示しますし、切れやすい性質も示していますが、それは諸刃の刃で、自分自身にも向けている気がしてなりません。暴力事件に関係する恒星アンタレスにやや近いというのもありますし、射手座なので足・・・モノを蹴るという衝動性に出るのかなとも。

蠍座はその毒で相手を刺しますが、自分が殺される前に相手を殺すという防御からくるもので、実は沼の底に潜んで人を観察しているというとても臆病な性質も持っているからでしょう。

鬼束さんはハードアスペクトがそこまで過剰なタイプでもないですし、育った家庭環境そのものは別に愛情に恵まれなかったわけではないですから、ただ人よりも感受性が優れていたために、どうしてもイメージを作り上げられるのが芸能界ですから、そういった中で心を蝕んでいったかもです。

薬物だとか言われていますがそういうことはしない人だと思います。お酒は飲むかもですが、理性はちゃんとある人だろうとは思います。

才能のあるこういった人が生き残れないで、そつのない人がうまく世渡りをしていくのは、芸能界に限らず社会全体に言えることですが、なんだか哀しく感じます。

彼女の4ハウスにはドラゴンヘッドがあるので、本当は幸せな愛をつかんで家庭でただ一人の愛する人に尽くすというのが今世での課題なのですが、月が4ハウスにあるにも関わらず獅子座なのでどうしても自己表現力を表に出したい願望があるせいか、悪目立ちしてしまうという悪循環なのでしょう。

構ってほしい、でも放っておいてほしいという非常に矛盾した性質を同居させていますから、非常に彼女を理解するのは難しいでしょうし自分自身でもコントロールが大変なんだろうと思います。

どうも、世の中は、「鈍感力」「図々しさ」のある人がうまく生きていけるようです。

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イワ

→世の中は、「鈍感力」「図々しさ」のある人がうまく生きていけるようです。

全く持ってそのとおりで。

鬼塚さんは繊細で大分の進学校でガラス窓を割りたくなる衝動を抑えていたみたいだと。尾崎豊かよ!思いましたが。

私もキロンと水星オポ。
厄介かも。2ハウスだけど悲しいです。
by イワ (2021-12-02 20:47) 

selene

イワさん、鬼束さんの太陽蠍座はエネルギーが強いのでそれを抑えるのが結構大変かもですね。あなたも私と同じ、2ハウスのキロンだね。私もこの仕事に就くまでは、自己価値などないと思っていたので、自分の価値はやはり自分自身で認めるしかないんですよ。キロンと水星がオポだと確かに自分の考えを言語化することが難しかったりするのですが、鬼束さんの場合はそれを乗り越えて詩人になったんだと思います。ただ、今回彼女のしたことは良くないけれど、またいい曲を書いてほしいとは思いますが・・・。
by selene (2021-12-02 23:12) 

hiko

火星とかバイアコンバストウェイもそうですが、
後彼女は月が獅子座の最初の方の度数で、サビアンシンボルだと確か獅子座の初期の度数は自己主張癖が特に強くてガキ大将っぽくて俺様(女王様)気質が強い度数だから
それが悪く出ると感情をコントロールしにくくなって言動に出るとトラブルを起こしやすくなる、って他の占星術師の方のブログに書いてあったような…
と記憶しています。

音楽の才能はあるのでしょうけど確かに言動を見ていても何にでも無難に対応するというようなそつなさとか要領の良さとはややかけ離れている気がしますし、
(本業でしていた事を除けば)何をするにしても足踏みをしてしまうような不器用なタイプの方なのでしょうね。
by hiko (2022-05-17 20:55) 

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