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ビジネスの相性 [占星学]

恋愛などの相性は、占星学では一応エレメント同士が合う(同じエレメントか、火と風、水と地)ものがライツや金星・火星に含まれている場合がいいとされていますが、こういう「波風の起きない」相性はプライベートで過ごすには波長が合うのでいいのですが、意外とビジネスには「生ぬるい」相性になってしまうため、成長を生まない相性になってしまうのです。

ビジネスではやはり考え方や行動パターンが異なる者同士がぶつかり合うことで意見をすり合わせていく必要があるので、仲良しごっこのような関係だと生産性がなくなってしまいます。

むしろ、三区分(クオリティ)が同じもの同士が組むと成果が出ることがあります。
活動宮同士、不動宮同士、柔軟宮同士は基本的にはスクエアやオポジションの相性になるため、ハードです。でも、その中でもオポジションはエレメント的にはぶつからないのです。
もちろん、オポジションというのは同族嫌悪が起きやすいため、常に一緒にいるとイライラするのですが、自分の中にないけれど実はほしかったりする性質を相手が持っていたりするので、仕事など効率よくするためには案外お互いを受け入れることでものすごくいい結果を生み出せたりしますし、スクエア同士は性質こそ異なりますが、行動の方向性などは似ているため、(活動宮は考えるよりもまずは動くい、不動宮は意志が強いし、柔軟宮は文字通り協調性があります)合わない点を議論することで結論を出すことができると思います。

社会というのはやはり考え方の異なる者同士が集まりますので(これは学校などでもそうです)自分と合わないからその人とは仕事をしない、というような幼稚な考え方は通用しません。嫌な面があったとしてもそれはお互い様なので、すり合わせていくことでどこかしら分かり合えたりするものです。

あと、水星というのもやはり考え方を示しますのでたとえ太陽同士や月が合わなくても、水星同士が合う場合は根本的な考え方や表現方法は合致する場合があるので、仕事面ではプラスに働きます。
性格そのものはまるで異なるし、考え方も似ていないのに、なぜか話をしていて波長が合う人がいますが、水星同士が合うケースが多いのです。知的レベルやユーモアのセンスが似ているからだと思います。こういう人とは一緒に仕事をするとお互いの得意分野が異なるため、タッグを組めば二倍の成果が上がります。
クラブ活動や趣味のサークル等の場合は確かにエレメントが合う人のほうが同じ方向性に進めるのでいいかもしれませんが、創意工夫とか新たな発想はわかないでしょう。

そういう意味では相性が合わないということは案外社会においてはそれを乗り越える方法を模索するという意味では有意義なことかもしれません。

風星座のない私はプライベートで風主体の人と関わるとたまに取り残された感覚に陥ったりして悲しくなりますが、仕事では風星座の持つ爽やかさや人とのかかわり方のうまさに結構感心することが多く、ためになります。
私は個人天体がすべて地なので極端ですが、水星だけが射手座ですから風星座の持つ爽やかさを仕事面では受け入れられるし自分も取り入れたいと思っています。

出生時間がわかる人の場合はアセンダントもとても大事です。
普段の行動は太陽よりむしろアセンダントが出てくるからです。
私のように地の星座主体の人間でも、アセンダントが射手座ですから、文章はいかにも「先生」的つまり地象のお堅いイメージを持たれますが、実際に会うと大抵面白いと言われます。
性格は射手座の要素は全くありませんが、行動や話し方などは射手座なのです。
なので、火の星座でアセンダントが地の星座というような人とは仕事がサクサク進むと思います。
あと、仕事だともちろんMCも重要です。

ドラゴンヘッドとキロンだけが風星座になっている私にとって、アセンダントともMCともぶつからないのが天秤座と獅子座ですが確かに関わる人が多かったりします。
太陽星座だけで見れば決して相性はいいと分類されませんが、天秤座の公平性や冷静さ、品性などを見習うことが多いし、獅子座の場合はやはり堂々とした行動力や自信に満ちた面は羨ましく思います。
ただ、主人が獅子座ですのでプライベートを共にする場合は趣味も合わないし、話も合わないですが・・・。

このように、個人天体のすべてもしくはほとんどの星とぶつからない星を見つけるといいでしょう。
オポジションが多い人は調停を取る星の人がいい考えをくれることがるでしょう。

あとは木星がライツに絡む人と一緒に仕事をするとやはり利益を生むので効果的です。

エレメント同士はまるでぶつからないのに、お互いに嫌いあっている人が職場にいて困るという相談を受けましたがなまじ相性がいいだけにお互いに自我が出てしまうのでしょう。職場でも家と同じようなふるまいを相手に求めるからしんどいのかもしれません。
どちらも職場でおばちゃんトークを展開するそうですから、喫茶店で友達同士で会話するのならいいのでしょうけど、仕事をするにあたってはやりたくない事や苦手なことも一緒だったりするため、お互いに変なところでぶつかってしまうのだろうと思います。
このようにエレメントが相性がいいと相手に期待する部分が多くなるのでかえって職場などの理性を必要とするところでは邪魔になってしまいます。

相性が合わない場合は違うものとしてとらえるので期待をしないから、かえって合理的に振舞えるのです。
片方は事務系が得意で片方は営業が得意だったりと、得意分野も異なるためぶつからないですし、互いに協力し合えばいい仕事ができます。

企業で採用する人の生年月日を観たりすることもありますので、こういった相性というのは結構役に立ちます。
企業の採用に当たって、セミナーとかをやってみたいなという希望があります。
占星学はこういったことに本当は活用したいのですが・・・。
(この人とこの人を組ませるといいとか、この人はこういうセクションが向いているとか)
どうしても恋愛とかで需要が多いのはやはりまだ敷居が低いからですね。

恋愛はむしろ個人の主観が入るので、いくら相性が悪いと言っても好きなことに理屈は通用しません。
でも、仕事に関しては客観的な意見としての占星学の見地は案外通用します。

もっとこういったことに活用してほしいなと思ったりします。


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