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相性のいい人を好きになる確率 [占星学]

占星学では、エレメント同士がソフトアスペクトになる者同士が基本的には相性が良いと言われていますが、実際の恋愛などの場面ではむしろ相性のいい人をはじめから好きになるというケースはあまり多くないような気がします。
むしろ、自分にないものを持った相手に惹かれる事のほうが常なので自分にないということは相手の星は自分の星とはかなり異なるケースが多く、そうなると一般的に言うところの相性で言うとそれほど良くない相手を好きになる事が多いと思います。

私みたいに個人天体がほぼ地象しかない人間は、占星学に忠実だと地の星座か水の星座に個人天体が多い人に惹かれそうなものですが、実際には地象の相手に対しては確かに理解できるし仲良くなることも共感することも簡単なのですが、それ以上のときめきや発見がないため、それこそもう私みたいな年齢になってから、茶飲み友達のような穏やかな関係性ならとても安心感を得られると思いますが、恋愛に発展する可能性は低いと思われます。
水のサインに個人天体のある人のことは好きになりますが、水の星座は蠍座を除けば重たいものはあまり得意ではないため、私の持つ地象の重さをつまらなく感じることが多いためたいてい振られます。

個人天体で唯一水星だけ射手座だしアセンダントも射手座なので火の星座の持つ明るさや行動力に惹かれることが多く、実際好きなのは火の星座が多いです。裏表のない人が好きだというのもあるため、思わせぶりな態度を取ったりしないでストレートに表現してくれるからです。

私は地象ばかりですがたいていの人はエレメントがいくつかに分散していることが多いと思います(個人天体)ので、そのいずれかにマッチする人を好きになるように思いますがそれ以外の矛盾した星に対しては合わないので葛藤が起きますし、それが恋愛の醍醐味のように思います。

なのでいわゆる占いで「相性がいい」と言われて参考にすべきなのは結婚の場合だと思います。
結婚は、惚れた腫れたではすべきではない「現実生活」ですし、育った環境もまるで違う他人同士が何十年も同じ空間に暮らすのですから、あまりにも相性が刺激的すぎる場合は居心地がいいとは決して言えませんし、ホッとできないでしょう。
結婚生活にドラマはあまり必要ないからです。

若いころは情熱があるので刺激的な生活を希望したりしますが、そんなものが何十年も続く筈はないので、疲れてしまいます。
結果的に結婚というのはやはりホッとできるかどうかが重要だと思います。

なので、「好き」と思えるだけではダメなのです。
「理解」し合える関係でないと生活はともにできません。

生理的に無理とかそういった場合は論外ですが、ただ好きという感情だけに従って相手を選ぶと、冷静さを欠くのです。

なのでやはり結婚相手としては「安全パイ」になってくれる人とか「生活力のある人」というような現実的な理由で選ぶ方が賢明だろうと思います。

私はよく「好きな人」より「嫌いじゃない人」を特に結婚相手には選んだ方がいいということがあります。
「嫌い」というのは非常にエネルギーのいることなので、そんなことにエネルギーを費やすような相手は選んではダメですが「嫌いじゃない」という相手に対しては冷静になれます。

「大好き」からスタートした相手に対してはいやな面を発見するごとに評価はダウンしていきますが、「嫌いじゃない」からスタートすれば最初から期待値が高くないため、一つ良いところを見つけたら評価はうなぎのぼりになるのです。

やはり安心感をもたらす地象の人を結婚相手には選ぶべきだったかなとこの年になると思います。

好きというだけではなかなか思い通りには行かないのが恋愛ですが、だから永遠に恋愛占いというのが求められるのかもしれません。

総じて人に対して過剰な期待をしないということはとても大事でしょう。
そして結婚と恋愛はやはり違うものだというのも現実には大きく関係する事だと思います。

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