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リロケーションチャートを使う必要性 [占星学]

私自身、生まれこそ東京ですが、4歳で大阪に来て以来もうずっと大阪に住んでいますので、かれこれ50年以上大阪にいるわけです。
となると、東京生まれでのネイタルチャートだと運命を読むのにはあまり適さないように感じています。

大阪と東京では、意外と緯度・経度は変わるので、私はもし大阪で生まれたことにした場合
MCは5度ほど違ってくるし、他にも結構ハウスが違う星が増えますのでまるで違った運命になります。

どうも、海王星に支配されているような、カオス状態になっているなと思ったら、通常の東京でのチャートだと、ICにT木星が載っているはずなのですが、大阪でのリロケーションチャートを観たらなんと、バッチリT海王星がICに載っていて、ICのカスプ主星がそのまま海王星だし、これから11日に木星が牡羊座に移行したらバッチリ4ハウスに居座ります。

家のことをやれ

と言われているようなチャートで、Tキロンまでが4ハウスにあるため、家族と向き合うことでしか癒されないと言わんばかりのチャートです。

芸能界の人などは、故郷を離れて成功する人がいます。そういう場合、もはや東京でのチャートを書いて読むほうが的確な気がします。

生まれ故郷を離れて10年以上経過するような人の場合はもう、今いる場所でのリロケーションチャートを書いた方がいいように思います。

海外で生活している人など特に、5年以上その場所にいるならもう、そこでの生活のほうがかなり慣れているので、そこでのチャートを書くべきでしょう。

大谷翔平さんなど、ロサンゼルスで大活躍しているのですが、彼の場合、もともとは岩手県の水沢市で生まれていますが、5ハウスの太陽で運動能力を示すのと、冥王星やドラゴンヘッドが9ハウスにあるので海外に対する執着や活躍を示すものはネイタルチャートから十分に読めます。ただ、現在の活躍を読むにはロサンゼルスでのリロケーションチャートを見るべきでしょう。

ロスでのチャートだと太陽は1ハウスになるし、大活躍した去年は9ハウスにT木星がありました。
今年は10ハウスに移行しますが、ホロスコープの頂点にはもともと土星があり、彼がいかに努力をして二刀流を貫いているのかということがわかります。
あと、お金に執着がないというのもチャートから読めます。

ネイタルチャートからはやはりもちろん先天的な運は読めますが、別の土地に行ってからの運気はある程度の年数が経過すればもう、リロケーションチャートを使ってもいいのではないかと思います。

アセンダント等はやはり生まれた時のネイタルチャートで読むべきだとは思いますが・・・。
大谷さんはネイタルチャートだとアセンダント水瓶座ですが、ロスだとアセンダント蟹座です。爽やかな外見ですし、水のイメージよりも風のイメージです。

私自身は東京にそのまま住んでいた方がたぶん自我を貫いてもっと活躍はできたのかもしれません。
大阪にいることで、自分で食い扶持を稼がなければならないという運気になってしまいましたが、それもまた運命なんだろうなと思います。

生まれた場所を離れて久しい方は今いる土地で時間はそのままにしてリロケーションチャートを作ってみてはいかがでしょうか?



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