SSブログ

結婚できない人はいない [ひとりごと]

昔「結婚できないんじゃなくてしないんです」というドラマがあったのですが(中谷美紀さん主演)
確かに、結婚というだけだったらできない人というのは特にいないと思います。

もちろん、結婚できにくい人、難しい人はいます(占星学上でもわかります)。でも、結婚は意思も関係してくるので、ご本人がやはり「しよう」と思わなかったらしないので、そういう人に特徴的なチャートがあるのかなと時々思ったりもします。

有名人の場合は仕事があるしある程度収入があるので、一人で生きてくことに対して特に問題はないし、人と関わる仕事ですので「淋しい」という思いがあまりないように思います。
なので、「結婚」ということが最優先事象ではないという人も多いかもしれません。
ただ逆に虚像の中に生きている場合、本当の自分自身を癒せないケースもあって、結婚したいと思う人も同程度いらっしゃるようです。

それでも
「結婚したいのにできない」という方がいらっしゃいます。
もちろんご本人の性格的なものの中にある意味完璧主義的傾向がある人の場合、どうしても間口が狭くなってはしまうので、難しいというのはあるかもしれません。でも、そういう人はやはり自分の理想というか、イメージを崩せないという性格もあるし、妥協してまでは結婚したくないのでしょう。
さらに、潔癖症という人もいて、結婚は生活なので、他人と一緒に暮らすことになりますから、生理的に無理となった場合どうしても難しいでしょう。

そもそも、人が結婚する理由は、男女で異なると思いますが、女性の場合は多くは
「子供が欲しい」
ということが多い気がします。
あとは「一人が寂しいから」
というのもあると思います。
その他は「経済的な不安」これも年齢を重ねるほどに出てくるかもしれません。

男性のほうは淋しさもあるとは思いますが「健康的な不安」というのも大きい気がします。
家事能力等がどうしても女性に比べると劣る傾向は否めないので、健康管理を自分一人でできにくくなり、特に大病を経験するとその傾向が顕著になるようです。

結婚に夢を抱きやすい人というのも、結婚は現実以外の何物でもないので、なかなか理想の結婚にはめぐりあえないというケースもあります。

私自身は実に短絡的な理由で、自分がもてないので、最初に付き合った人と結婚しようと思っていましたから、こんな私に結婚してほしいと言ったのが今の主人でしたから結婚したにすぎず、もちろん相手のことはその当時は好きだから結婚しましたが、子供が欲しいとか寂しいという理由はあまりなかったです(年齢的に23歳と若かったので)。そもそもこういう理由で結婚してはいけないという一つの悪い例だとは思います。意外と私は柔軟宮に星が多いので何とかお互いに年も取ってそれこそ「妥協点」を見出しつつ今に至ってはいますが離婚の危機は何度もありました。

もともと地象過多で、海王星があまり働いていないチャートなので、夢を追うことがあまりなく、かわいげもないので結婚できにくいだろうと自覚していたためですが、地象というのはやはり形を求めるためか、「結婚」という一つの型に収まることで安心感は抱くようなところがあります。

よく、「結婚は運と縁とタイミング」と言いますがこれはまさにそうだろうと思います。

チャート上で例えば結婚を示す7ハウスの状態がよくても、本人が結婚に対してある程度前向きに動こうとしなければその運気は活かされませんから、やはりプログレスの月などがどこにあるかで心理状態は見れると思いますし、意外と大事なのが8ハウスです。結婚のことを「結魂」というケースもあるように、8ハウスは男女の営みを示すハウスで、結婚生活には不可欠なものです。
7ハウスの状態が良くても8ハウスの状態が良くないとアンバランスな結婚観になりますからなかなか厄介です。「世間体」としての結婚はしたいけれど、自分が好きな相手と出なかったら無理、という極端さが出やすい配置になるからです。

私自身が年齢がもうかなりのものなので、うちには再婚を願う人たがたくさんいらっしゃいます。
再婚運は9ハウスで観るのですが、基本的には女性の場合太陽(夫)や火星(男性)とのアスペクトが重要視されます。

再婚の場合、結婚に夢を抱くケースはかなり減少しますし、一種の「保険」のような形での結婚を望む場合が多いかもです。

ただ、女性にとって自分自身が妻になった場合は月のアスペクトもかなり重要でしょう。
こちらがアフリクトされているとやはりなかなか現実的に誰かと一緒に暮らすということが困難な場合は多くなります。
性格も顔もいいのになかなかご縁がない方がいらしゃいますが、そういう方はたいてい
ご自分の結婚に対しての条件を決して変えない
という気がします。あとは、相手に合わせすぎてしんどくなってしまう人というのもいます。

もちろん、誰でもいいわけはないのですが、縁遠い方は相手の年収とか背の高さ、職業、などなど絶対にこれだけは譲れないという条件をいくつか複数持っている方に多いです。
どれかはちょっと譲らないといけないのですが、女性の顔面偏差値が高い人はなかなかそうはいかないのです。
そういう人は自分に×がついていること自体がプライドを傷つけられていると思っていますので、次は前よりもいい条件で、ということを求めてしまいがちです。
でも、実際、以前より自分自身も年を取っているし、二回目ということでいわゆる「商品価値」としては自分自身も落ちていることにあまり気づいてないケースが多いのです。

その意味ではやはり結婚も素直に決まる人は再婚でもそうですが、「柔軟性」を持った人ということにはなるでしょう。
相手の欠点よりも長所を見ていこうとする心の広さが要求されます。柔軟宮が主になっている人はその点は優れているので比較的まとまりやすいでしょう。ただし、目移りしやすいという欠点も同時にありますが。

活動宮が主体になっている人は出会いに対しては積極的ですし、この人だ!と決めたら早いのですが、好き嫌いが比較的はっきりしているので、生理的に無理!とならない場合はOKとした方がいい場合が多いでしょう。

問題は不動宮主体の人です。基本的に頑固なので自分を変えようとはしません。気に入った人に対してはある程度アプローチはするものの、最終的な決断が良く言えば慎重ですが、ともすれば遅いのです。
結婚はある程度相手に合わせるということが絶対に必要なのですが、それが最も難しいのがこのタイプですから、決まった後も「本当にいいのだろうか」などと考えてしまうことが多々ありそうです。相手との距離感がやや詰まりすぎるのも問題です。自分が自由でいたいなら、相手の自由も認めてあげないとダメでしょう。

と、つらつら書いていますが、要するに結婚というのは全くできない人というのは存在しないと思います。いかに他人だった相手と生活する中でお互いに良いところをすり合わせつつ、できるだけ明るく楽しくなるようにするかということでしょう。

一緒に年を重ねていくということなのですからやはり最終的には
「大好き」ということを望むより「嫌いじゃない」「嫌じゃない」「楽」
といった緩い関係で、お互いの自由を尊重できるかどうかの距離感を持てるかどうかが大事なのではないでしょうか。
結婚していたとしても「個」は大事ですから、相手に依存しないで程よい距離感を保てるような関係が一番いいと思います。


nice!(2)  コメント(14)