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天王星のノーアスペクト [占星学]

ノーアスペクト、というのは立派なアスペクトの一つです。惑星同士のメジャーアスペクトが一つもない場合に言うのですが、特に天王星という「個性化」を表す惑星に対してノーアスペクトの場合、天王星が外部からの影響を受けずに独り歩きしますので、よく言えば個性的ですが、無防備になる場合はおおむね破天荒というか、非常識にもなりかねないし、傍若無人な言動もあると思います。

この、天王星ノーアスペクトというのを持っている人は、良くも悪くも枠にはまらないですし、自由です。ただし、周囲に迷惑をかけようが一切気にしないというところは否めないと思います。

「れいわ新選組」なる政党を率いる元俳優の山本太郎氏は、まさに天王星ノーアスペクトでした。
彼の言動を今まで見ていると確かに悪い人ではないし、頭の回転そのものも速いし、何しろ弁がたちます。
出生時間が不明ですから、月が魚座か牡羊座ですが、たぶん魚座ではないかなと思います。
しかも、太陽星座である射手座の主星である木星にはハードアスペクトしかありませんので、ある意味超スーパーポジティヴというか、物事の明るい側面を見るという力には秀でている気がします。だからなのか、案外若い人たちに支持されているようで、一種のカリスマ性すらあるのでしょう。ただ、自分自身に根拠のない自信はあるようですが・・・。ナルシストですし、まあ、もともと俳優ですしね。

ノーアスペクトの天王星は蠍座0度ですが、今年はトランジット天王星が牡牛座に移行したので、まさにネイタル天王星に対してオポジションになるので、革命的なことを起こす暗示です。ネイタルがノーアスペクトだからこそ、トランジットの惑星同士のアスペクトがダイレクトに反映します。
いわゆる「ミッドライフ・クライシス」の年齢ですから、トランジットの土星とネイタルの土星もオポジションになりますし、ネイタル海王星とトランジットの海王星はスクエアです。
非常にはっきりと物事が動きやすい時期だといえますので、ちょっとしたセンセーションを巻き起こしたというのもうなずけます。

天王星らしい彼の言動はまさに、ノーアスペクトのなせる業だと思いますし、彼には地の星が一つもないので、確固たる信念とか形を作ることより、とにかく行動で示すということがモットーなんだと思います。自分自身は落選したというのがまさに彼らしいですね。

一方、N国党の立花孝志代表は、山本氏よりも何となく策士のように感じますので、ノーアスペクトの天体はないだろうと思いました。
実際、結構アスペクトも多いので、只者ではないというのはあります。単なる目立ちたがりのおっさんというのでもなさそうです。(獅子座ですから、目立ちたい願望はあると思いますが)割と計算していて、メディアをうまく利用しています。

話題になったこの2つの政党の党首ですが、どちらも火の星座でライツがトラインなのでまあ、わかりやすいというのはあります。回りくどい言い方とかはしないですし、一見勝手な発言をしていますが、悪びれたところもなく、正直といえばそうですし、主張はいいか悪いかは別として、ぶれてはいないようです。
二人とも金星の角度はあまりよくないので、女性関係はまあ、結構お盛んというか、若い女性がお好きですが・・・。
いずれにせよ、これだけの話題を提供できるのも一種の才能ではあると思います。

ノーアスペクトは無防備ですが、ハードアスペクトは意識的に使えるという感じです。
政治家にも個性化がある程度求められる時代なのでしょうか・・・。

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