SSブログ

程よい運気 [占星学]

今年ももうあと10日足らずになりましたが、皆さんは今年はどんな一年でしたか?
よくある今年の一文字というので表せばどんな字になりますか?

私自身はどうも「遅」という文字かなという気がします。
すべてにおいて物事の進み方が遅く感じました。(月日の経つのだけは早く感じましたが)
ただ、良い意味では自分の本来のペースがわかり、ゆっくりでいいよと自分に言い聞かせた一年でもあったかなと思います。

ところで、程よい運気というのは何が大切かを考えてみました。
もちろんソフトアスペクトがトランジットの惑星から自分のライツに関係しているとは思いますが、
トラインというのは案外人を怠惰にするので、努力しようとはあまり思わないのです。
良いことが降ってわいてくるわけではないので、
悪いことは起きない
というだけになることが多いです。

「良い」ということが120度というきれいすぎる角度で意外とぼやけてしまいますので、具体的な良い事というのが実感として湧きにくいのです。
いわゆる「小三角」という角度を取る場合、それが起きるハウスで比較的はっきりと具体的に良いことが実感できたりします。

要するに「セクスタイル」という「程よい角度」がうまい具合にフォローしているからです。

セクスタイルはオーブは5度です。(この場合10度は取りすぎだと思います)

私自身は、9ハウスの月と12ハウスの木星と2ハウスの金星で小三角がもともとあるので、
「占い(12ハウス)を教えて(9ハウス)稼ぐ(2ハウス)」という形で発揮できます。
ネイタルのライツのいずれかに対してトランジットの大惑星がセクスタイルを形成し、もう一つの惑星で小三角を作った人が「程よくよい運気」だったように思います。

私は乙女座の月なので、セクスタイルを作るのは蟹座か蠍座ですが、トランジットの惑星は今年はどちらにもなく、山羊座の太陽に対してはトランジット海王星はセクスタイルにはならず、微妙にずれていましたから、ものすごく悪い年でもなかったけれど、特に良いことが思い浮かばない一年でした。
まあ、これが平凡という大事なことでもあるのですが、人間は平凡というのに満足しないところがあるので、どうも画期的な出来事を求めてしまいます。

もちろんこれだけでは程よい運気であると言い切れませんが、小三角に注目してみるのも結構面白いと思います。

これは相性でも言えることなのですが、セクスタイルというのは自分を1としてとらえた場合、11ハウス(友人)と3ハウス(コミュニケーション)のハウスですから、心地よい関係性になるのです。
トラインだと確かに共感力は生まれやすいのですが、深い友情というよりは、ホッとするとか精神的に楽であるという関係になりがちです。長期的な関係にはいいのですが、短期間で何かを成し遂げたい場合には案外ぼやけるので、セクスタイルだと目的意識が明確になるのです。

私の太陽にとっては蠍座と魚座がセクスタイルですが、確かに今年はコロナ禍でなかなか人に会えなかった中でも、久しぶりに会った友人は蠍座と魚座が多かった気がします。

私は特に太陽が1ハウスなのでそのまま蠍座は11ハウスで、魚座が3ハウスに当たりますから如実に出ますが、そうでない人にとってもやはりこのセクスタイルというほどよい相性の相手は助けになることが多いでしょう。

友達のような夫婦が程よい関係を維持できるというのはやはり納得できます。
好きになりすぎてしまうとやはりどうしても自我が出ますし自分の思いが先行してしまうケースが多いのです。
適度な距離感を取りつつ程よく関係性をキープできるということが、こういう世の中ではやはりとても重要だなと思った一年でした。

nice!(3)  コメント(2)