SSブログ

調停のアスペクトがいかに大事か [占星学]

ホロスコープを読む際、複合アスペクトを見るということは外せないのですが、中でも
スクエアに関してはそれを補うアスペクトというのが存在しないため、どうしても自らの努力とか、あとはもともとの魂レベルの問題で、それを生かすも殺すも自分次第ということにはなります。
なので、うまく克己心を生かしてスクエアの葛藤を乗り越えた人には、ソフトアスペクト主体の人より大きな成功を勝ち取ることもできます。

一方、オポジションもやはり反発しつつも反発しきれないという「同族嫌悪」になりがちなアスペクトではあるのですが、こちらは、二つの惑星のオポジションに対して「調停」となるようなアスペクトがあるのとないのとでは大きく違ってきます。

片方の惑星に対してトラインになり、もう片方の惑星からはセクスタイルを形成している惑星があり、いわゆる「直角三角形」を形成する場合その惑星がオポジションになっている惑星の凶意を緩和してくれるため、かえっていい暗示になる場合が多いのです。

私自身も、火星と木星のオポジション(これが唯一のオポジション)がありますが、9ハウスにある乙女座の月が調停になってくれるため、火星と木星のいわゆる「破産を招きやすい」アスペクトに対して、月という感情で本当に欲しいもの(9ハウス関連なのでやはり占星学の本やタロットなどへの出費)に対しての出費は惜しまないことで仕事の幅も広がり、知識も増えるという感じで役立っているということです。2ハウスの金星も同じく調停になっていますから、確かに贅沢品に出費することも多いのですが意外とそこに後悔はなく、自分へのご褒美は結構平気でやってしまいますので不満は起きないのです。

破産せずに済んでいるのはこの調停の2惑星がともに吉星であることも影響しているし、共に地の星であることで、使う金額の上限は決めているので、無茶はしないのです。

ライツに対してのオポジションのある人の場合はもっと人生に顕著に出てくるので、調停があるのとないのとではかなり本人の満足度は違ってくると思います。

オポジションが二つあり、調停を共に持っている場合は、「ミスティックレクタングル」という良い配置になりますので、比較的自分の思い通りになりやすいのです。

このように、アスペクトは2天体だけの吉凶で一喜一憂するのではなく、それを補う惑星があるのかどうかを見つけていくことが大事でしょう。


nice!(2)  コメント(4)