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縁について考える [占星学]

人が一生のうちに会える人の数っていったいどのぐらいなのかなと考えることがあります。

私は不特定多数の人と会う仕事なので、一期一会的な出会いを含めるとかなり多いかもですが、それでも学生時代などは陰キャらでしたので、どちらかというと人と大勢で会ったりすることが嫌いだったし、みんなで一緒に何かをするというようなことにもあまり感動を覚えなかったのですが、そんな自分ではだめだと思ってあえて接客の仕事をしてきました。

今でも社交的ではないし、この仕事は基本的に一対一での仕事だから私でも成り立つので、大勢の人を相手にするというのはどうしても不得手です。

ただ、年齢を重ねて、こんな私とご縁ができた人との出会いってすべて奇跡なんじゃないかと思うようになりました。
私と同じような仕事をしている人だって昨今かなりの数いますし、ブログなども限りなくあります。
そんな中で私のこのブログを見て依頼をくださる人ってもう、海岸の砂浜から一つの貝殻を選ぶぐらい貴重なことかもしれないなと思うのです。

仕事の内容から、クライアントさんは自分があまり人に言えないようなこともこちらを信頼して相談してくれるわけですから、誰かほかのお客さんを紹介してくれるということが比較的少ないのです。
なのでもう、こちらからのこういったブログ等での言葉の投げかけに対して受け取ってくださる人としかご縁はいただけない事のほうが圧倒的に多いので、本当に縁ってそれだけで奇跡なんだと思います。

占星学では縁を見るのにはドラゴンヘッドやリリスなどの感受点を主に使いますが、これらは同世代だと同じ位置にあるので、同じ学年というのはそれだけでやはり縁ができるということで当たり前と言えばそうなのですが、それでもみんな出生時間は異なるので、感受点の入るハウスは異なります。
その人にとって今世での努力の方向性を示すものがドラゴンヘッドですから、サインだけで言えば同世代の人の場合その方向性が示す事柄は同じになります。でも、ハウスによってそれぞれ具体的にどのようにその努力をするかということは個人差が出てきます。

私はドラゴンヘッドが天秤座(ドラゴンテイルが牡羊座)ですから、多分前世では我が道を行くという自己主張をしたことによって失ってきたものも多いはずです。
今でも大勢で何かをすることが苦手なのもきっとそのせいでしょう。
ただ、私たちの世代はドラゴンヘッド天秤座ということで、多かれ少なかれ人と何か関わっていくということが大事なのでしょう。
私の場合ドラゴヘッドは10ハウスにあるため、仕事において人と接するということだろうと思います。
しかもそれは天職になるので、使命としても持っています。
だからなのか、仕事でご縁をいただいた人との方が関係性が長く続くことのほうが多いのです。

その分家族など身内との縁はあまり濃くないのですが、ドラゴンテイルが4ハウスなので、前世できっと家族との縁が濃すぎて社会性を身につけられなかったからではないかと思います。
家族と家にいて共依存のように生きていくほうが多分楽なんだとは思います。
ただ、それだと成長できなかったため、あえて仕事をすることで多くの人とご縁をいただくということで成長できたのかなと思うと感慨深いです。

それでも前世で比較的簡単にできてしまうことが4ハウス的な事柄なのもあって私は一人暮らしをしたことがなくここまで来たのでこれは今後一人になった際のものすごく大きな課題のように思います。
簡単だからこそ、家族に対しての感謝があまりないかもです。
いつもいて当たり前になっているところは否めず、仕事でのご縁には感謝できるのに、身近な人に対しては照れも手伝ってか、なかなか素直になれなかったりします。

ドラゴンヘッドやテイルは意識していくことで成長につながりますがリリスのほうの縁は因縁というような「悪縁」になるので、避けて通れない問題を示します。

さらにはキロンという前世のトラウマを示す感受点もあるので、これはまた逃げてしまうと大事なことに気づけないまま終わってしまいます。

私の場合リリスは牡牛座ですが、これは真位置と平均位置というのがあり、人によっては異なる隣同士のサインにまたがる人もいます。サインは同じでも、ハウスがまたがる場合もあり私はそれで、5ハウスと6ハウスの両方になります。これは両方見て行かないといけません。
牡牛座はサインの意味で言えば物質的な価値観に対しての因縁があるということでしょう。
そして5ハウスは恋愛では決してないので、私の場合は子供でしょうし、6ハウスは仕事です。
要するに私がいくら子供は欲しくない(どちらかというとそういう考えでした)と思っても子供を持つ事がある意味宿命だし、(だから自分にとっては決してやりやすい子供は存在しない)仕事をしたくないと願ってもきっと一生仕事をしていると思います。お金の宿命を背負うというのもある意味そうです。
キロンに至っては2ハウス水瓶座で、母の太陽の度数と合です。風星座のない私にとって、風星座だらけの母はある意味反面教師でもあり、向き合わなければならない相手です。2ハウスという自己価値を母によって認識していく必要があるわけです。

なんだかもう、こういった宿命的なものは、下手に逆らっても無駄ですし、だったら向き合っていく必要があると考える方がいいと思っています。

私の場合、多分社会的成長のためには風星座の人との縁が必須であり、地の星が多い自分自身の背負っている因縁がまた地のリリスということもあって、身近な人との関係性においてはどうも物質的価値観に縛られやすいのかなということを最近思います。

ドラゴンヘッド(テイル)・リリス・キロンは縁を見るのには絶対に必要なポイントですから、深く考察するにはとても重要だと思っています。

後どのぐらいの人とご縁ができるのかと思うとすごく意味のある仕事をしているんだなと思います。

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