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月に祈るピエロ [ドラマ]

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というドラマをふと観ましたが、本当に些細な日常を描いたドラマでしたが、ものすごくさわやかで、ほろっとさせられるとても良いドラマでした。

かつて大好きだったドラマ「愛していると言ってくれ」「ビューティフルデイズ」などの人気脚本家、北川悦吏子さんの脚本ということもあって、タイトルもなんともかわいらしかったので、惹かれていたのですが、主演も上記の人気ドラマでどちらもヒロインを演じた常盤貴子さんで、「大人のラブストーリー」というので、北川さんの描く大人のラブストーリーというのは多分普通に言うところの「大人の」というのではなく、たぶんその言葉の使い方などに何とも風情のあるものだろうと想像していたら、本当に想像通りでした。

「ただ生きているだけ」という主人公のセリフにとても共感できるものがあり、今の私なども仕事はしているものの、普段はホントにただ生きているだけです。
若いころのように特に感動もなく、気づいたら一日が終わっているという感じで・・・。

ドラマは最後まで主人公二人は会う事もないのですが、それでもお互いがいつしか大切な存在になっていくという、実にありえないようでいて、どこにでもありうる内容でした。

ネットオークションから始まった出会いですが、お互いにメールや電話でやりとりをするだけなのに、その空気感がすごくいいのです。
お互いに40代、世の中の酸いも甘いも経験しているからこそ感じられる感覚です。

こういうドラマで以前にも最後まで会うことはないのですが、ネットだけでのやりとりを描いたものがあり、すごく好きなドラマだったのですが、こういう、心と心が通じ合う感じってすごく好きです。

久々に、DVDに残しておきたいドラマでした。

最近の北川さんの脚本はやや古い言葉の言い回しだったり、今の若い人にはあまりうけなくなっているのかもしれませんが、私は同世代だからか、ものすごくすんなり入っていきます。

ドラマの舞台になった岐阜の郡上八幡の風景がまた素敵でした。
一度訪れてみたいと思っていましたが、ドラマを観てもっと行きたくなりました。

安易に恋に落ちるようなドラマが昨今は多いですが、そういうのはどうも性に合わないので、こういう、精神的に惹かれあう恋愛がやっぱり好きだなぁって思ってしまいました。

ピエロってみんな涙を流していますよね?なぜなんでしょうね?みなさんはどう思いますか?
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サチスケ

先ほどビデオで見ました。とってもいいドラマでしたね。
じわっと感動します。
忘れたくない心が描かれてるように思います。
岐阜の郡上八幡は3年前の秋にバスツアーで少し行きましたが、とってもいいところで、もう少しゆっくりしたいなぁと思いました。

ピエロの涙はおどけてる中で孤独や悲しみを描いてるのかなぁと思ってました。ちょっと調べてみると・・・
ピエロの発祥の地、19世紀フランスでは体制批判を含む出し物、
セリフのあるものは弾圧の対象となったそう。そんな中、ドビュローという役者が演じたパントマイムがピエロと名付けられたそうです。
そんなドビュローの引退公演、カーテンコールで鳴りやまない拍手と喝さい、けして劇中では、しゃべらなかった彼が声を出して、
涙を流し…
それを見ていた後輩ピエロたちがドビュローにあやかろうと
次の日から片目に涙のメークをして舞台に立つようになった。

ドビュローは伝説になり、
涙のメークはピエロのトレードマークになったとか。
このドビュローは「天井桟敷の人々」の映画で描かれてる人だそうです。私は観てないんですが。

他にも説はあるそうです。

ドラマの中の絵本にも出てきたストロープワッフル?だっけ。食べてみたいです(^O^)
by サチスケ (2013-10-06 12:39) 

selene

サチスケさんはこれ、もしかして観るかなと思いました(*^_^*)やはり同世代、こういうなんとも言えないほっこりする 感覚が私たちの年齢になるといいよね。ピエロは19世紀になってからなんだ、意外と歴史的にはあたらしいのね。調べてくれてありがとう。賢くなりました^ ^
by selene (2013-10-06 13:58) 

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