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本当に「好き」ということ [ドラマ]

火曜10時枠のドラマは割と人気の恋愛ドラマが多いと思うのですが、私はあまり見てなかったのです。
でも、今季のは「持続可能な恋ですか?」という現在の「SDGS」(持続可能な開発目標)を絡めたタイトルでイマイチだなぁと思っていたのですが、出演者が好きな人ばかりだったので、これは観てみようと思って初回を見ると、なんともほっこりした、それでいてただのラブストーリーではなく、家族に関しても考えさせられる良質のドラマだと思いました。

その中で上野樹里さん演じる主人公(杏の花と書いて「杏花」(きょうか)と読ませる素敵な名前だなと思いました)の父親役の松重豊さんが亡くなった奥さんといるときの自分は好きだったというセリフがあり、
「これこそ本物の好き、ということなんじゃないか」
と思いました。

どうしても人間は自分目線で考えてしまうので、その人のことを好きである理由を探そうとしますし、その人のことが好きでなければ付き合えないという人も多いでしょう。
でも、実はその人といるときの自分が優しくなっていて、癒されていることに気づいた時、そんな自分を好きでいられる時こそ、相手のことを本当に好きなんじゃないかと思います。

このドラマの主人公はなかなか優しくなれずにいると感じているようですが、田中圭さん演じる男性といるときに自然体で癒されていることに気づいていくのでしょう。お互いの環境やいろんなトラウマも手伝ってか、「友達」というスタンスでいるようですが、このプラトニックな感じがまた良かったのです。
母親の三回忌の法要の後にふと会いたくなって連絡したら、彼はなんと最初に来たバスにただ乗ってその終点で降りるという一見意味もないようなデート?をするのですが、それが何とも行き当たりばったりでいいのです。
しかも、次にバスに乗ってくる乗客がピンク色のトップスを着ていたら飲み物をおごります、と言ったり実に適当なところが面白いのです。
その飲み物も自販機のジュースです。

私自身も、主人ではない人に恋をしたことがありますが、そういえば、その人といるときの自分が好きだと思えた唯一のパターンでした。
どうしても相手に嫌われたくないという思いが強くなると、自然体になれないし、遠慮したり、いいかっこをしたりしますが、そういう自分は自分で好きにはなれません。

自分で自分のことを好きになれるときに一緒にいられる人が、実は本当の意味でリラックスできる相手なのだと思います。

このドラマは親子で婚活するというような不思議な展開ですが、いろんな人間模様が出てきそうで楽しみなドラマです。

でも、ドラマってなぜかいつも女友達が3人出てくるのが多いなと思いますが、2人だと物足りないし、4人だと多すぎるからなのでしょうね。

今季は頭を空っぽにできる水曜日10時枠の2つのドラマ「悪女」(わる)令和版と、「難破NG5」が面白いし、「インビジブル」も面白そうです。
ただ、月9は、綾瀬はるかと大泉洋なんで見ようと思って見ましたが、この二人の無駄遣いという感じで、綾瀬はるかの役柄がやたら気が強い女性でかわいげがないし、大泉洋も良さがあまり出ていません。ちょっと期待外れかも・・・。

キムタクのドラマはなぜか見てしまいますが、やっぱり見てしまうと思います。
日曜劇場も一応見ます。多部未華子が小学校6年生の娘の母親役というのがしっくりきませんが・・・。これも出演者がものすごく豪華ですから今後の展開がちょっと楽しみです。
あと、小田さんが主題歌だということで見たNHKの、例の、木下ほうかが完全に消去されているドラマ「正直不動産」もなかなか面白いしやっぱり山Pはカッコいい・・・。

と、またもやドラマ漬けの夜を過ごしそうです。

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