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結婚に不向きな人 [ドラマ]

ツッコミどころは満載でしたが、年齢的にやはり若い子のラブストーリーにはついていけないのもあって、「恋する妻たち」は大石静さん脚本というのもあり、観てしまいました。

3人のアラフォー女性、しかもみんな思春期の息子を持つ母親という共通点から仲良くなった女性たちの恋模様を描いた作品でしたが、最終回は「あっぱれ」という感じでまとめられていましたので割とスッキリしました。
3人の中で結局きちんと結婚したのは仲里依紗さんが演じていたマリだけでしたが、お相手の阿部サダヲさん演じる丸太郎という落語家さんがまあ、かっこいい事!こんな男気のある人は、近頃珍しいぐらいで、あんな風に愛されたらマリさん最高だなと思いました。決してイケメンとは言えない阿部サダヲさんですがやはり何を演じてもうまい!丸太郎に惚れました。

吉田羊さん演じるキャリアウーマンの優子さんの恋はまあ、現実にはあり得ない設定だとは思いましたが、キャリアウーマンと年下君という設定は割とよくあることかなというのはありますね。結婚はせず一緒に暮らす・・・これもまた、大人の女性ならではの自立しているという自信があるからこそできることでしょう。経済力があればこういう生き方もいいなとは思いますね。
男性が若いだけに、新たな恋もするだろうということも想定しているからでしょう。お互いを束縛せず、会ってるときは思い切り恋をするという感じですね。

で、私が感じたのは、木村佳乃さん演じたヒロインのことなのですが、この女性は結果的にポジティヴで強すぎるからか、結婚という制度には非常に不向きであるということでした。
ただ、お相手の小泉孝太郎さんが、顔はイケメンなのに非常に魅力的じゃないキャラクターで残念でした。丸太郎のほうが数倍魅力的でしたから・・。
木村佳乃さんと小泉孝太郎さんのラブシーンはちょっと不釣り合いでした。佳乃さんは人としてはとても明るく魅力的なのですが、恋愛ドラマには不向きだし色気が本当にないなと思いました。

強い女と弱い男、というカップリングはよくありますが、このカップルはどちらも中途半端なのです。
特に孝太郎さん演じる男性は仕事は割とできる人のようなのに、こちらもまた絶対に結婚には向いてないタイプ。陰のある役柄でしょうから、お坊ちゃん育ちの孝太郎さんにはちょっと合わない役でした。

ただ、この二人の結末が、ビジネスパートナーとして一緒に仕事をするということで、結婚も同居もしないということでしたが、こういう形は私は結構理想だなぁとは感じました。
私自身が結婚に不向きなタイプだと思うので、人間性はともかく仕事のできる男は好きだし、仕事の上で「のみ」関わっていけたら、尊敬できる上司の下で秘書的な役割をするというのは本当はやりたいことなのです。

母とか妻というような役割に生きることは私自身あまり好きではないし、だからといって完ぺきに自立していて自分で仕事のかじ取りをしたいというタイプでもないので、私自身が非常に中途半端に強くて弱いため、このドラマの佳乃さん演じる女性ほどはポジティヴではないですが、孝太郎さんがドラマの中で彼女に「うっとうしいなぁ」っつぶやくシーンがありましたが、「鬱陶しい女」という意味では同じかもしれないなと感じました。
大ヒットしたドラマ「逃げ恥」のヒロインのみくりもどちらかといえばかなり「鬱陶しい」系の女性ですが、無事結婚しましたね。(ドラマだからでしょうけど)
このドラマがなぜそこまで社会現象になるほどはやったのか謎ですが。

総じて我の強い女性という感じはしたので、そこは私と同じですし、結婚はやはりこれもまた自我を抑える鍛錬みたいなところがありますから、自我の強い女性はたとえ尽くしても「尽くしてあげている」という上から目線のようなものが感じられてしまうのかもです。
自分で自分の人生を構築できるし一人でも生きられるタイプではありますがその分かわいげがないですね。その点しっかり結婚したマリは4人の子供をちゃんと育てているし、自我があるようでDVみたいな夫に長年耐えてきたタイプなので、我慢強さを持っているし丸太郎の誘いにもなかなか応じなかったし、ある意味こういう女性がもてるんだろうなとは思いました。

同じ自立しているなら優子さんのようにもう、突き抜けていれば全責任を自分で負うし、自我も出さない。

アラフォーになって一番多いのはどのタイプなのかなぁとちょっと考えさせられました。

占星学でも結婚に不向きなタイプはありますが、絶対にこうだというのはありません。やはり育った環境なども大きいでしょう。
ただ一つ言えるのは、自我の強い女性は結婚に向いてないかなということです。

水瓶座時代になって、「平等性」は強まると思うので、事実婚とか週末婚みたいな自由な関係は案外増えるかもしれないなと思います。
地象の多すぎる私も、どうも地象の生き方に少々「飽きてきた」と言うと語弊はありますが、疲れてきました。
でも所詮は中途半端なので、何もできないんだろうなと、ドラマを見ていて感じちゃいました。




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