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繊細と気にしぃの違い [ひとりごと]

以前、HSP(とても繊細な人)のことを書いたと思いますが、これは、どちらかというと、自分自身はしんどい面もあるけれど、うまく活用すればよい方向に導きやすい性質だと思います。

物議を醸している森喜朗元首相ですが、なんというか、すべて話はできているような感じで、政治のブラックさしか最近は感じません。
で、森氏の発言で、HSPを自称しているロンブーの淳さんがオリンピックの聖火ランナーを辞退しましたが、彼は繊細で優しい人だけに、こういった場合、自分のことより、周りのことを考えてしまうようです。このように、本当に繊細な人というのは、常に相手のことを優先するが故に傷つきやすい人のことを言います。
ところが、一方で「気にしぃ」とか「取り越し苦労」をする人がいます。このタイプの人は自分で繊細だと思っている節があり、「自分は繊細だ」という項目には必ず〇をつけます。
かくいう私もその手の人間です。月が乙女座なので繊細・・・と思いたいのですが、HSPではないですし、単なる気にしぃだろうなと自覚しています。

つまりこちらのタイプは、あくまでも自分自身に重きを置いているのであって、自分が人からどう思われているのかは気になっても、繊細なタイプの人は、人に嫌われたくないというより、人の評価を気にしてしまうという感じなのです。
でも、気にしぃの人の場合、嫌われたくないという自分のエゴが働いているのであって、あくまでも自分自身が主体になっているのです。

思うに、東半球型とか、自我の強い太陽が生命宮にある人などはこちらに属するように思います。
これもまた私です。

繊細な人というのは、相手の気持ちをまずは考えて行動しますから、相手が今何をしているか、何を考えているかをまずは先に考えつつ自分の行動を見直します。
それが行き過ぎてしまい、自分を見失ったりすることもありますが・・・。
一方の気にしぃは、案外自分勝手な言動が多いのに、相手にそこを指摘されたりダメ出しをされるととたんに気にしだし、嫌われたんじゃないかと気をもむので、相手に指摘されなければ気づかない場合もあるのです。

本当に繊細な人はあまり自分で自分のことを繊細だとかは言わないでしょう。
人に気を使わせないようにふるまうことをしようとしますから、人が気を使うような言動はまずしません。それが本当に気を使うということです。
ところが気にしぃは、気を使っています、ということをアピールするので、どこか上から目線になってしまっています。そこに自分で気づかないケースが多々あるのです。

自分が気を使って行動したことに対して思い通りの評価が得られないと勝手に不安になってしまうだけで、その行為自体は相手のことを考えたうえでの行為ではないからです。

先日友人と話をしていて、彼女は月が乙女座で割と自己主張を肝心な人にはしないタイプなのですが、傷つきやすく繊細と言えます。(太陽は射手座です)
彼女の娘さんは太陽乙女座ですが、常に悩みを抱えては自信がないと母親である友人に泣きつくそうなのですが、悩みが解消したらケロッとしているそうで、月が牡羊座なのでまあ、大変だと泣き喚く割には、ことが済んだら一生懸命親身になったお母さんの気持ちはどこへやら…というのが常なのです。

もちろん、太陽乙女座が気にしぃばかりで、月の乙女座が繊細という意味ではありません。私は月乙女座ですが気にしぃですが繊細ではありません。(苦笑)
ただ、やはり太陽星座に対して月星座との絡み、さらには水星の絡みなども加えて考えると、繊細か気にしぃかを見分けることはできるかなという気がします。

これはひとつのたとえですが、他にも、ワガママということ一つとっても、自分に正直であるという意味合いでのワガママなら「我が儘」という意味で、人に迷惑はかけないのですが、自分勝手という意味合いのワガママは駄々っ子みたいでいただけません。

要するに自分では短所だと思っていることでも、言い換えたら長所にもなりうるし、長所だと思っていても実は短所だったりということもあるということです。


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