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12ハウスの考察 [占星学]

12ハウスに惑星が多いとどうしても皆さんあまりよいイメージを持たないと思います。
実際、確かに12ハウスにライツなど特に個人天体が多い人や、土星や天王星、冥王星などの凶星がある場合は、「運がいい」とは決して言えないところは否めないです。

ただ、活かしていくことは可能なのです。やはり考え方次第で12ハウスというのは受け止め方が変わります。

もともとが、魚座のナチュラルハウスですから「優しく、陰で人を支える」という配置です。
また先日のドラマの「俺の家の話」のことになりますが、このドラマの主人公寿一は「自分がない」と周りに言われてきた「妖精」のような人物でした。ふっといなくなって25年経って現れてまたふっと去って(この世を)しまったカゲロウみたいな人です。
なのにガタイがいいという不釣り合いなところもまた面白かったですが。
彼を観ていて「魚座か12ハウスに個人天体がある人」を想像しました。
確かに彼の人生を客観的に観れば大成することもなくあっけなく早世してしまいましたから、決して幸多い人生だったとはいいがたいですが、本人はたぶん幸せだったと思います。

12ハウスは「愛する人の幸せを願う」という「アガぺ」(神の愛)を意味するハウスなので、自分を薄くすることが自然にできるハウスです。
ただ、それが時として無責任な愛になり、与えることはできるけれど与えるだけで欲しがろうとしないので、与えられた側はその優しさがかえって残酷に思えるのです。
魚座の優しさがまさにそうです。厳しさがないので、相手はついつい甘えてしまいますが、例えば何かを求めてもすべて受け入れるだけですから、返しがないわけです。
もちろん、自我の塊のような魚座もいますがそういう人は太陽が1ハウスだったりするケースが多いのです。
他の星座であってもやはり12ハウスのライツは、自分のことも他人事みたいにしか思っていない場合があります。
でも、本人は割とそれでよく、平和なのです。
ただ、太陽星座が牡羊座とか獅子座のように表に出たいという星座の場合12ハウスにあったりすると非常にフラストレーションを感じやすいかもです。

私自身、12ハウスの木星が統治星なので、なんだか自分が損をしているみたいでいやだったのですが、この仕事には最適なのです。
1ハウスに太陽があるので自我が強くどうしてもワガママになりがちですから、こういう仕事は自分を薄くすることが非常に大事なので、自分の意見などを言ってはいけません。
相手に共感する姿勢が必要だし、自分の好き嫌いなどで判断せず、あくまでも客観的な見地に立つという、「無罰」の姿勢が大事です。
山羊座は他罰傾向が強いですから、そこを補うには12ハウスの木星は絶対に生かすべきです。
人の役に立てる仕事をすることで、あくまでもクライアントさんの幸せを願うということですから、自分ではこの星にかなり助けられています。

実際、私のところで占星学を学んでいる方には、12ハウスが強化されている方が結構います。
12ハウスにドラゴンヘッド(今世での努力の方向性)やキロンなどを持つ人や、月のある人が結構いらっしゃるので、やはりこういった「癒し」の世界に自ずと惹かれるのではないかと思います。
こういう分野に12ハウスを生かせば、非常に強みにはなります。
実際、裏方さんの仕事をされていたり医療関係などの仕事に従事している方も多く見られる配置ですし、そこに喜びを感じることができれば人としての魂レベルの高さはかなり強化されます。

なぜ12ハウスが強化されたホロスコープに生まれたかということにもきっと意味があるわけですから、自分自身を示す1ハウスの12番目という意味で、アイデンティティの確立のために必要な学びを教えてくれる尊いハウスでもあるのです。
私の木星もグランドクロスの一部ですから決してすべてがお金につながるというような生易しい配置ではありません。でも、今は木星期も過ぎ、ある意味人生の終わりに近づいていますから、こうやって人様の幸せのお手伝いができることに喜びを感じています。

1ハウスのみが強かったら傲慢で自己中なままでしたので、12ハウスで人生に柔らかみをくれているのですから、享受しなければいけませんね。

もちろん木星は吉星だからというのもありますが、土星などがあったら厳しいと思います。
でも、そういう星に生まれたことはきっとその人の強さでもあるので、確かに人よりも険しい道のりかもしれませんが、それを乗り越えられるだけの強さがあるのだと信じてほしいです。

12ハウスの考察は非常に難しいですが、その人の魂レベルを高めるためのレッスンの場、「隠れた善行」をする場だと考えるといいかもしれません。

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防衛本能 [占星学]

人間は、自分を守ろうとする傾向がどうしても本能的にあると思います。

そのために、自分が傷つくのを恐れて先に相手を攻撃することで自分を守ったりすることもあるし、

自分の得意分野に逃げ込むことで守りに入り、冒険をしようとしなかったり

さらには、理想主義的に自論を打ち立てて自分を納得させようとするなど

ずべては自己防衛本能のなせるわざです。

占星学でもこれらの防衛本能をホロスコープから観ることができます。

一般的には東半球に惑星が多いタイプの人は自分の世界を守ろうとするため、協調性に欠けたり、傷つくことを恐れてあまり人と関わろうとしない傾向があります。
私自身も東半球型なので、その傾向が大いにあると自覚しています。

ただ、そういう場合やはり成長できないという課題も発生するので、成長のためにはあえて反対側の西半球型の長所であるところの協調性や常識などを学ぶ必要があります。
私は風星座に惑星もないため、どうしてもサラッとしたつきあいとか、さっぱりした関係性を築くことが苦手ですから、そういったことのためには人と関わる仕事をすることが大事なのであえて学生時代も接客業のアルバイトをしたりしてきたところがあります。(占星学の詳しいことは知らなかったですが)
なので結構社交的に観られてしまいますが、本来は人づきあいは結構苦手で努力してやっているところが大きいのです。

防衛本能の中には、あと、グランドトラインもあります。
これもまた、もともと持って生まれた才能ということで、グランドトラインは概ね同じエレメントで起きますのでその分野の意味するところに逃げ込めば傷つかないという意味での防衛です。
私はこれもあります。地のグランドトラインなので、形のあるものをどうしても好み、見えているものに対しては細かい配慮もできる方ですが、見えない事柄やフィーリング等を言葉にしようとしてしまうので、ニュアンスが伝わらない場合も多々あります。
論点を瞬時に的確に理解するというのもあまり得意ではないので、文章が長くなる傾向は否めません。

その他、防衛のアスペクトや理想主義に関するものは私はありませんが、そういった形もここでは省きますが、結構自分の殻を打ち破るには努力を要するという場合がいくつかあります。

無防備なのも問題ですが、防衛本能が働きすぎるとやはり新しいことへのチャレンジなどには戸惑いが生じます。

春、新しいことが始まる時期でもありますし、今は風の時代というフレキシブルで軽やかなものが求められている時代ですので、防衛本能はそういったことへの障害になることもあります。

以前書いたと思いますが西半球に惑星が多い人はどうしても人の評価を気にしてしまいますがその分他人軸で動けるので、人の気持ちや見えないものに対する柔軟性は持っています。
ただこれも強すぎると自分がないというグラウンディングの弱さにつながりますから、どちらかというと、西半球型の人がグランドトラインを持っていたり防衛のアスペクト等を持っている方が有効に使えると思います。

比較的どんな人ともうまくやっていけるような人がいますが、そういう人は協調性もあるけれどしっかりと自分を守る方法をも知っているような人だと思うので、周囲に流されることなく世渡りしていけるのではないかと思います。
グラントトラインでも、3・7・11ハウスという風星座のナチュラルハウスで形成されていたり、風のグランドトラインを持つ人はやはり羨ましい配置ではあると思います。

私はどちらにも惑星がありませんから、そこはもう努力しかないので学びの多い人生なんでしょうね。


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今季ドラマ総括 [ドラマ]

またもやご無沙汰の限りですみません。
年齢のせいか、能率よく物事が徐々にできなくなっています。
今季ドラマでは私自身「老い」を感じることが多くて、身につまされる内容のものをたまたま観ることが多かったため、結構考えてしまいました。

認知症とか介護を扱ったものがたまたま多かった気がするのです。

「監察医 朝顔」
本来こういったホームドラマ系は苦手なのですが、上野樹里さんが好きなのと、風間俊介君も好きなので医療系の話もあるし、観ていましたが、まさか時任三郎さん演じるお父さんが認知症になるとは・・・
朝顔みたいな優しい家族に囲まれたらお父さんは一生安泰だろうと思いますが、現実は家族が認知症になってしまったらそんなに優しく接する事は出来ないしなぁと思いつつ見ていました。
でも、お父さんが完全に記憶違いのことを言ったりしたりしたときの対応が決してそれを正そうとしないで聞き入れるという朝顔たちのやり方を観ていて、私は母にどうしてもおかしなことを正そうとしてしまい、切れられるということばかりしているので反省しました。
このドラマは理想の家族像を描いていましたが、朝顔のまわりの人間関係が良すぎるというのもありますけどね。

「俺の家の話」
クドカンの脚本によるものはあまり好きではないのですが、長瀬君最後のドラマということもあって、観てしまいました。ここでも認知症になっていく父を西田敏行さんが演じていて、もともとうまい役者さんですがもう、長瀬君との父子関係は見事でした。
やはりこのお父さんも施設入所を嫌がるところが母と同じ・・・でも、大きな違いはこの家は能の大家の家で、財産があること。
ただ、長瀬君演じる長男が最後、亡くなってしまうというオチ?はちょっと悲しすぎました。
この家族もまた、なんだかんだでみんな優しいし、何よりきょうだいがいるのはいいなという気はしました。きょうだいがいたら確かに争うこともあると思いますが助け合うこともできるし・・・。
私は一人っ子という重責を担っているのですべての決断をしないといけないのでそこがきついのです。
今後母が本当にもう自分の意思がなくなってしまったら、私がすべてを決めないといけないので、その責務を担っていることで、仕事のモチベーションもなかなか上がらなくて困ります。

もう一つは逆に老いてもまだ頑張れるという希望をくれた、先日もここに書いた「その女、ジルバ」です。ここでは介護などの暗い場面は一切なく、皆さん元気なシニアの方ばかりでしたが、私もあと10年経ってこんな方々みたいに元気でいられるかはわからないですし、老後はやはり女友達というのは大事だなと痛感しました。

あとのドラマはやはり圧巻だったのは「天国と地獄」です。
特に高橋一生さんの憑依型の演技はもう、入れ替わり後、所作がすべて女性的だったのはもちろんのこと、顔つきまで女性的になっていて、見事としか言いようがありませんでした。
ちょっと「?」というところも内容的にはあったのですが、やはり柄本佑さんは最後めちゃくちゃかっこよかったです。
このドラマは登場人物の名前がもう素晴らしく、主人公が太陽(日高陽斗)と月(望月彩子)で、柄本さん演じたのが陸(地球)ですからね。しかも陽斗の双子の兄は朔也(朔は新月)だし・・・。

他にも登場人物の名前がすべて数字に関係あったりしてだれが犯人なのか毎週想像させるような感じでしたし。
最終回は、北村一輝さん演じる「セク原」も実はめちゃくちゃ熱いいいやつだったとわかり、あんな素晴らしい警察官のチームは実際にはないだろうと思いつつも感動しました。
爽やかで観た後にスッキリ感が残る良いドラマだったなと思います。

今季はその他ではあまり記憶に残るものはなかったのですが、最近、恋愛系はもうお腹いっぱいで、年のせいか、ほっこりしたものを好むようになりました。
その意味では土曜日、30分しかありませんが「モコミ」という小柴風花さん主演のドラマが何となく癒されました。
小柴さんもまた、いろんな役に適応できる上手な女優さんですね。牡羊座なのにおっとりしていて、不思議な魅力のある人だと思います。同じ牡羊座でもはや大女優としての地位を確立した綾瀬はるかさんのように、将来いろんな役ができる女優さんになるのではないかなと思います。

もうすぐ4月・・・出会いと別れの季節ですが、今年は今月中に桜が咲いて散ってしまいそうですね。

2021.3.27 辨天宗 桜.jpeg
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先行日蝕図 [占星学]

先行日蝕に関しては、その星座やハウスで「生まれる前に誓った事」を見ることができますので、いわゆる「生まれてきた使命」を知ることができます。
これが意外と厄介でして、本によると、牡羊座もしくは1ハウスにある場合、とか、山羊座もしくは10ハウスにある場合・・・というように、フラットチャートに基づいた見方をしています。
ところが、中には、獅子座の日蝕なのに、11ハウス(対極の水瓶座のハウス)にあるという方もいます。(獅子座もしくは5ハウスにある場合と書かれていますし)
日蝕や月蝕のポイントは、ドラゴンヘッドかテイルの近くに必ずあります。
この、ドラゴンヘッドやテイルもまた、星座とハウスの関係性は同じく牡羊座及び1ハウスにある場合というように書かれています。
なので、上記のように、獅子座にヘッドがあっても11ハウスだとなると一体どのように判断してよいのか迷うのは当然だと思います。この説明がなかなかうまくできず、自分でももどかしいですが。

あるサイトで、「先行日蝕図」なるものが出ていたのですが、普通にマンデンとして日蝕(新月の特別バージョン)などは新月図の一種として見ることはできます。
先行日蝕の日時は必ず自分が生まれるよりも前の日蝕にはなるので、「生まれる前に誓った事」になるのですが、自分自身の先行日蝕図を改めて観たことがなかったので、作ってみたらなんとも、愕然としました。
アセンダント上でぴったり新月になっていて、そこにドラゴンヘッドも合になっています。つまり反対側のディセンダント上にドラゴンテイルがあってそこにリリスまで合になっています。
なんだか、結婚にまるで向いていない、浮世離れしたような配置でした。
私はこの図通りの人生なら、絶対に生まれたくなかったなというような図でした(苦笑)

アスペクトもトラインなどまるでなく、150度とか45度というようなあまり喜ばしくないようなアスペクト満載で、因縁とか苦労が目に見えています。やはり自分が業が深いんだろうなと思いました。

先行日蝕図は必ず新月ですので、太陽と月は合になります。でもそれがアセンダントの真上という人は少ないでしょう。
私と同学年の人の場合、次の日蝕までに生まれた人はこの図にはなるわけですが、同じ図でも、それぞれ出生日時が異なりますから、実際の先行日蝕の起きるハウスは異なってきます。なので使命は違いますが、友人でこの間に生まれている同級生2人は片方は医師の妻で経済的には恵まれていますが結婚後田舎に嫁いでそれなりにご苦労されています。7ハウスの日蝕でした。もう一人は学生時代マドンナと言われていた子ですが、結婚に失敗し、ご主人の借金に悩みずっと働かないといけませんから、6ハウスの日蝕でした。ある意味みんな結婚にカルマがあるようです。(先行日蝕図の7ハウスにリリスがあるため)
普通の日蝕図でも、次の日蝕までのテーマを観ます。
私の図だともう、アセンダント上での日蝕なので、アイデンティティにカルマがあるわけです。
人より頑張らないといけないようなカルマですね。
まあ、普通に主婦としての人生はなかなか歩めそうになく、私と5日違いの誕生日の人も、一流企業の役員と結婚しましたが自分自身絶対に働きたいという感じで、薬剤師としてバリバリ働いています。

ちなみに、山口百恵さんは、私と16日しか誕生日が違わないので、この図が影響するわけですが、彼女の先行日蝕は8ハウスになります。確か芸能界に入ったのは、貧しかったからということで、お母様を助けるためだったと言われていますし、先祖のカルマがあるようです。今でこそ一世風靡し、主婦として生活されているものの、先祖のカルマを克服するために、彼女は結婚後引退し一切芸能活動をしないというぶれない意志を貫いていると思います。結婚こそ彼女の使命なのでしょう。

先行日蝕図を書いてみるといろんなことがわかりました。
ちょっと自分でも気づかなかったことに気づけたので、なるほどなと思いました。

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アフリクト [占星学]

アフリクトというのは、ある惑星が、ハードアスペクトのほうが主流になっていることを言いますが、私は常々ハウスの主星を重要視しているのですが、その主星になっている惑星がアフリクトされていると、そのハウスは葛藤を抱えやすいということになります。
私自身は極端なアフリクトの惑星はあまりないのですが、しいて言えば天王星はグランドクロスの一端だし、8ハウスにあるのであまりよい働きはしないと思います。
天王星は水瓶座の主星ですから、私の場合だと3ハウスのカスプが水瓶座です。
3ハウスに惑星は入っていないため、コミュニケーションに関しては決して上手とは言えないのですが、仕事というよりも、家族間でのコミュニケーションや、大事な決断を促された場合に同にも煮え切らない性格なので、伝えたいことが今一つ伝わらないし、電話が嫌いだったり、お喋りではあるのですが、こちらの方から自発的にコミュニケーションのイニシアチヴを取ることは正直得意ではありません。
3ハウスがアフリクトされているのと、現在特に3ハウスにプログレスの太陽が居座っているのと、T海王星も居座っているので、ハッキリした意思表示が苦手なのです。
このように見ていくことで、自分の課題や苦手分野を編み出すことができます。

12ハウスにある惑星や、冥王星のアフリクトなどがあるとどうしても気になってしまうと思いますが、その場合は、そのハウスに対してトラインなどのソフトアスペクトを形成するサインにトランジットやプログレスの惑星が来た時がチャンスなのです。

運勢的には確かにしんどいことをもたらしやすいハウスだったりしますが、私の場合ですとやはりしゃべる仕事をしているし、これは使命だし、自分で何でも決断をせざるを得ない環境に生まれてしまっているのもまた、課題だけれどこういう場面に非常に多く遭遇します。一人っ子でもあるので誰にも相談できませんし、いわゆる「難儀やなぁ」という感じです。

水星もどちらかというとハードアスペクトが多いですし、アフリクトと言えないこともないので、これはもう、7ハウスとMC(10ハウス)のカスプ主星ですから、人間関係においては正直逃げだしたいと思うこともしばしばあるのに、人と関わる仕事をしているという因果ですからね。
そうすることで成長するから修業でやっているという感じです。
7ハウスは特に結婚に関しても私は修業だと思っていますし・・・。

割合的にはまあ、どちらが多いか、ぐらいの場合だったらどちらとも取れますが、明らかにハードばかりだとやはりそのハウスに関してはなかなか葛藤が大きいのは確かです。

皆さんも調べてみてくださいね。


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一番難しい鑑定 [占い]

私のここを訪れる方の多くが割と占星学に精通した方なので、ご自分でもある程度ホロスコープの読める方が多いので結構ハードルが高いのですが、長年鑑定をしてきても、いまだに

「ざっくり観る」

というのはなかなか難しいのです。

私自身が風の星がないせいか、抽象的な表現にはとても弱く、
何を観てほしいのかわからないような感じの依頼文をいただくと非常に困ります。
でも、
ざっくり見てほしい人というのもいらっしゃるし、そういった場合「総合運」ということになるため、
どこから攻めたらいいのか迷うのです。

具体性に富んだ内容のほうが断然占いやすいし有難いのです(その内容が深ければ深いほど私は得意です)。
ところが、単純に
「運勢を見てほしい」(性格分析のようなものは必要ない)
というのが実は簡単なようで表現するには最も難しいのです。

ざっくり読んで核心に触れることを言わないと依頼者様は納得しませんから。

ところが・・・内容が抽象的だと答える側も抽象的になってしまうのが私の一番の欠点です。

なので、占いコースよりも、カウンセリングコースのほうが得意なのです。

霊感などはありませんし、占い師というような一般的イメージでいうところの
「黙ってすわればピタリと当たる」
みたいなことは私には到底できないので、性格分析やその人が背負っている運命などを観ていくことや、何を用いれば人生がよりよくなるのかということをみることは比較的得意ですが。

今や、ネット社会なので、チャット占いとかそういった簡単な占いの内容に関するサイトも多いですし、短い時間で相手の求めている答えを導ける占い師さんはすごいなと思います。

私自身、占星学とタロットに両師匠がいますが、最初はやはり私自身もざっくり見てもらうことが多いので、一番初めは私のホロスコープを普通に読んでいただいたし、タロットも「全般運」で観ていただいたと思います。
占星学の師匠には「適職は占い師しかないね~」と言われ、
タロットの師匠にも「この仕事は一生仕事やな」
と言われたのがもう、完全に一発で打ちのめされた感じでした。(良い意味で)

このように、最初のつかみでもう、相手の懐に入ってしまうことを言えるかどうかが大事になるため、
ざっくり見るのは難しいのです。

確かに、30年経った今もこの仕事をしていますから、一発で当てられたわけです。

こちらはいろんな方に鑑定を施すので、言った事をすべて覚えていませんが、言われた側はずっと心に残っているわけですから、本当に最初のつかみというのは大変なのです。

かつての常連さんに、かなり現在有名な方がいらっしゃるのですが、その方を初めて鑑定した時、
オーラなど見えないのに私は確か(決してまやかしで言ったわけではありません)本当にその方は只者ではない雰囲気を醸し出していたので
「オーラがなんか金色だね」と言ったのを覚えていますが、こういった言葉が時々出てくるので、こういう場合はやはりお相手の心に非常に残ると思いますから、その後数年間この方は常連さんとして私のもとに来てくださっていましたし、「つかみ」ができたのでしょう。
ただ、すべての方がこのようにインパクトが強い方ではないので、そういった方の心に残るワードをうまく紡げるかというのもまた、占い師としての力量が求められるのでしょう。

短い時間で短い言葉でいかにズバッと相手の求めていることが言えるか

というのがやはり課題だなと思うので、私もまだまだ勉強だと思います。



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イングレス [占星学]

運勢を読む時には、イングレスはとても大切だなと思います。

一概にイングレスと言っても主に二つあります。

ひとつは、ハウスイングレスで、ハウスのカスプにトランジットやプログレスの惑星が来る時は、やはり今までとは変化が訪れます。
トランジットの場合は外界からくる変化ですが、プログレスだと内面の変化を示します。
私自身、何となく、気になっていたのがトランジットのドラゴンヘッドがもうすぐDES(7ハウスカスプ)に来るため、ASCにはドラゴンテイルが来るということになります。
人間関係の刷新と同時に自我を抑える必要性がさらに増すんだろうなという気がします。
厳密には来月中旬に来ますが、実は社交性はないので、新しい出会いに関しては結構緊張し、それ故に余計におしゃべりになってしまうところがあります。
余計なおしゃべりは極力控えなければいけないなと思います。

ハウスのイングレスはやはりカスプに乗るるハウスの出来事が実際に起きやすいですから、プログレスの月が現在1ハウスにあって結構変化運ですが、8か月後ぐらいには2ハウスに移行するため、金銭面での動きが内面から起きるので、散財しないようにしないといけません。

もう一つは、サインのイングレスです。
きのう、トランジットの火星が牡牛座から双子座に移行しました。私は個人的にハウスイングレスにはならないもののやはり、外部からの出来事が変化しやすいというのはあります。
火星は牡牛座にあると品位は良くないですが、双子座に移行するともう少し軽やかなエネルギーが出てくるので、現在も双子座にあるトランジットのドラゴンヘッドとはどんどん合に近づきますから、人との付き合い方が全般的に軽めになる時期なのかなと思います。

ハウスイングレスは個人のホロスコープに影響を及ぼすのですが、サインのイングレスはもっと社会的な面での変化を示すことが多いと思います。
現在、風と水のサインに惑星が多いので、ふわっとした印象になっていますが、今月21日には春分を迎え、太陽が牡羊座になるという子のサインイングレスは一年の運勢にも影響しますし、22日には金星も魚座から牡羊座に移行しますので、メリハリが出てくるような感じです。

ただ、サインイングレスは、割と天変地異も出てくる場合があるため、注意は必要でしょう。

何となく気もちの変化があったり、出来事が変わってきたと感じたときはどちらかのイングレスになっている場合がありますので見てみると面白いでしょう。


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男好きするタイプ [有名人]

卓球の愛ちゃんこと、福原愛さんが、不倫疑惑とのことでいろいろ問題になっています。

世間のイメージというのは本当に怖いもので、彼女は小さいころから「泣き虫愛ちゃん」と言われ、名前の通りの愛くるしいビジュアルで、勝手に清純な可愛らしいイメージでとらえられていたようですが、ホロスコープを観たら「いやいや、かなりのしたたかさ」というか小さいころから大人慣れしていたせいもあってか、子役タレントみたいな世渡り上手なタイプだし、清純とは程遠いなと思います。

世間の人気ほど正直私は彼女のことは好きではなく、スポーツマンとしてより何となくタレントみたいなイメージを抱いていたため、今回の騒動も、何が目的かは真実はもちろんわかりませんが、まあ、

「火のないところに煙は立たない」

というところでしょうか。

実は彼女は、田中将大投手と生年月日が同じなんで、ホロスコープ上、ハウスは違うと思いますが、アスペクトはほぼ同じです。
ただ、男女の違いもあって、イメージは全く異なると思います。(出生時間が違えば、下記のグランドトラインはできないと思うので)

愛ちゃんの場合、「男好きする」タイプなのはホロスコープからも確かにわかります。

何と言っても水のグランドトラインがあります。しかも彼女の場合、太陽と冥王星が蠍座で合ですので、正直、肉食系女子だろうなと思いますし、それが8ハウスなので性欲も強いのではないかと想像できます。冥王星はハードアスペクトが目立ちますのでこういう場合はやはり特筆すべきです。
あくまでも冥王星の場合、ただ一つのハードアスペクトはそれほど気にしなくていいと思いますが、彼女の太陽と冥王星の合はルーラーで起きているし月とスクエアなのでこれはやはり離婚にもつながるアスペクトですから、今後どうなるにしても相当の反省が必要だと思います。
今のご主人とやたらイチャイチャしすぎるところをアピールしていたりしたのがちょっと私は不快でしたが、この星だったらあり得るかなと思いましたし、この太陽と冥王星の合は魚座1ハウスにあるドラゴンヘッドやEPと5ハウスのキロンとのグランドトラインなので、世間的なアピールが「水のイメージ」なので非常に女女しているのです。
彼女の言動を見ているとどうも、あの斉藤由貴さんと被るし、キョンキョンともかぶります。
なんと、この二人も「不倫」でしたが、斉藤由貴さんなどはもはやしれっと復帰してますね。
皆さん、水のグランドトラインを持っているので確かに「異性にもてる」星です。

天然系と言えばそうなんですが、割とそれを計算しているのが愛ちゃんとキョンキョンで、
愛ちゃんはアセンダントは水瓶座だし、キョンキョンも太陽が水瓶座なので、表向きの印象はサバサバしていたりするのです。だから余計に男性の前では違う面を出すから、男はみんなコロッと行くのでしょう。
愛ちゃんは金星と火星が見事なオポジションですから、しかも1-7ハウスですので、好きな異性にはかなり自分からもアピールするでしょうし、なかなかのハンターだと思います。
(昔、錦織圭さんとも確か路上キス事件があったような)
しかも5ハウスのキロンは、恋愛体質なのが前世からのトラウマになっているようです。
好かれようとするアピールもするでしょう。ご主人と出ていたCMなどはちょっと痛いぐらいでしたから。

なのでこういう人が不倫疑惑と言われたら
「やっぱり」
というのが私の印象ではあります。

金星と火星はハードアスペクトが多いのですが、どちらも天王星とのハードアスペクトですから、自由恋愛主義だし、天王星は統治星なのでやはり強く出ます。そこがまた、10ハウスにある天王星だけに、職業的イメージに使うというのもちょっと策士だなと感じます。(天王星は土星と合ですから、将来的には政治の世界にも出たりするかも)

「かわいいふりしてあの子 割とやるもんだねって」♪
という歌がありましたが(「待つわ」(あみん))
まさに彼女の歌のように思います。

選手時代はまあ、かわいい子だな、ぐらいでしたが、本職の卓球よりもルックス先行の人気でしたし、ルックスなら、石川佳純さんのほうが私は好きですので、真剣に卓球だけに打ち込んでいる選手のほうを応援したかったのですが、やはり、小さいころから卓球だけやってきた割にはマスコミに取り上げられることも多かった愛ちゃんは、マスコミ受けする対応の仕方も柔和だし、上手でした。

でも、彼女の最終特性と補助特性は「魚座・8ハウス」なのでやっぱり恋愛体質なんだろうなと思います。
もてるのは本人のせいではないので仕方ないですが、結婚していて母となっているだけに、今回の騒動に対しては言い逃れできないかなというところはあります。

マスコミは結構養護しているみたいですが、ちょっとご主人と仲良しアピールをしすぎていた感は否めないので、無理があるなとは感じていました。ご主人のモラハラ疑惑もあるので、世間に「かわいそうな愛ちゃん」をアピールするために今回の自分自身の不倫を用いているようにも感じますからね。
ビジネス結婚だったということかなと思います。秘密を示す12ハウス主星土星が10ハウスにあるので、何となく計算ずくの行動に思えてなりません。しかもトランジット木星・土星が現在12ハウスにあるので、今回の騒動は露呈したというよりも自ら露呈させた感じすら受けます。

異性にもてるイコール幸せとは限らないなと思います。
正統派美人が好きな私としては、愛ちゃんのように「かわいい」と形容されるタイプの女性は今一つ好感度は低いのですが、世の男性は「美人」(手が届かない)よりも「かわいい」系の女性が好きですね。

やはり数か月もたてば、斉藤由貴さん同様、しれっとテレビに出てくると思いますし、この手の女性はバッシングされると「かわいそう」に見えるので批判されにくいんだろうなと思います。
本当はこういうタイプが一番したたかなんですけどね~

となるともう、いつまでたってもイメージが払しょくされないベッキーと矢口真里は、ある意味お気の毒かもしれません。(どちらも「かわいい」タイプとは言えないので)
真実はともかく、自宅で男性と二人きりで朝まで過ごすというのは、愛ちゃんのほうが悪質なんですが。

と、あくまでもホロスコープを観ての私見なので、悪しからず。


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年齢域に思うこと [占星学]

私は今やもう、土星の年齢域になっていますが、この年齢域というのは実に実生活で出てくるもんだなと思っています。

就学前の月の年齢域の時は乙女座だったというのもあって、神経質でバスや電車の座席にも敷物を敷かないと座れない子だったし、今やもうあまりないですが、昔はトイレがいわゆる「汲み取り式」だった家も多く、祖母の家がそうだったのでそういうトイレには行けなかったりと、なかなか厄介だったと親から聞いています。月は9宮なので、読書好きだったし、おとなしい子だったようです。
水星期は射手座の水星でしたが、決して活発ではなかったのは、射手座には水星と同時に土星もあるので、それが両方1宮というのもあって、水星の表現力はひたすら「文章を書くこと」にのみ発現したようです。ただ、勉強は好きだったのでそこが水星かもしれません。
金星期と太陽期は地味な山羊座でしたから、私にはいわゆる「青春」はなく、金星期に出会った主人とそのまま結婚し、ただ現実生活を送っていたように思います。
私が一番自分自身で輝いていたかなと思えるのは実は火星期で、牡牛座5宮ですから、子育てをしながら、仕事にも趣味の延長線のように楽しみながらできていた時期だと思います。ただ、火星は品位が良くないので、体調も結構崩しましたがまあ、充実はしていたかなという気はします。
木星期は蠍座12宮ですから、ひたすら「世のため人のため」を地で行かないといけないような時期で、家族の誰かが常に入院していたような感じで、頑張るというよりも、与えられた使命を遂行してきたように思います。
そして、57歳から入った土星期はまたもや射手座1宮・・・水星も同時にあるからか、「しゃべっている」という印象になります。ただ、土星期ではあるので地に足はついていて、ただしゃべっているというよりは、必然的に言葉を紡いでいる印象です。

70歳以降の天王星期は獅子座なのでパワフルになるのかなと思うのですが、8宮なのでこの間に死ぬのかもしれないなとは思っています。
うーん・・・老年期に一花咲かせて死にたいものですが。

年齢域は、もちろんその惑星とその惑星があるハウズやアスペクトの影響を総合的に観ることにはなりますが、私の水星期と今の土星期がともに1宮の惑星というのもあり、無意識に働くのは年齢域の惑星ですが、意識的に使うのはその惑星と同じハウスにある惑星や、アスペクトしている惑星のように思っています。
太陽や金星に対しては私はソフトアスペクトがほとんどなのですが、逆にそれ故に冒険をしなかったように思います。ソフトアスペクトの惑星は意識して使う必要のない惑星なので、無理をしなくても使えますから、私にとっては火星以外の地象サインの惑星はソフトアスペクトになるためか、恋愛面での冒険はまずありません。
火星期に頑張れたのは、火星がグランドトラインとグランドクロスの両方をつかさどる、アスペクトの非常に多い惑星なので、使わざるを得ないからです。
やはり、ハードアスペクトは、意識して使うことで発奮材料にはなるものです。

今はどうしても土星期で無意識に自分をセーブしているからか、気持ちが沈みがちです。
ただ、だからこそ水星のほうで会話をするということをしています。

天王星は獅子座ですがアスペクトはハードなので、「破天荒ばばぁ」を目指すのでしょうか?(笑)

ちょっと想像がつかないのですが、変革の星であることには変わりはないので、せっかくなので楽しみにしておきたいと思います。

皆さんも年齢域をうまく使って人生を彩りのあるものにしていただければと思います。

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