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ケジメなさい、愚か者 [有名人]

このタイトルだけで誰のことかわかる方もいらっしゃると思いますが、マッチこと近藤真彦さんが、ファンや事務所の人、いろいろお世話になった方々に何の連絡もなく、先月末で40年以上在籍し、みんなから「マッチさん」とあがめられてきた?ジャニーズ事務所を退所したことで、それをテレビの報道番組で「薄っぺらい人」とバッサリ切り捨てた同じジャニーズ事務所の後輩でもあるヒガシこと東山紀之さんのことが話題になっています。

まあ、どちらが人格者で筋が通っているのかは、今までの二人の言動を見ていたら一目瞭然ではあるのですが、この二人、ヒガシのほうは出生時間もわかっているので、ホロスコープで分析してみたいと思います。
マッチと言えば明菜さんの一件から、私自身はそのころから「責任を取らない薄っぺらい男」だとは思っていましたが(ファンの方はすみません)この事務所のやめ方も、「やっぱり…マッチらしいな」と言えます。蟹座・月蠍座でこのライツは本来割と心優しい人も多いし、ライツがトラインなので、人間が悪いというわけではないのでしょうけど、時期的に、デビューしていきなり売れっ子になったりして10代にしてちやほやされすぎたことで同時期に「たのきん」として活躍したトシちゃんこと田原俊彦さんも一時期ビッグマウスで事務所をやめて干されていたような時期があるように、当時のジャニーズは飛ぶ鳥を落とす勢いでしたから、その中で「裸の王様」になってしまったし、それを注意する人も周りにいなかったことも、彼を調子に乗せてしまった一因でしょう。彼だけが悪いとも一概には言えないでしょうけど、あまりクレバーな人でないことは確かかもしれません。
ただ、ホロスコープを観ると、ヒガシとまあ同世代(2歳差)なので、土星以降の星はほぼ同じ位置にあり、アスペクトも同じです。
この世代の特徴は土星が魚座にあり、天王星・冥王星が乙女座にあるため、これらが180度になる場合が多くなります。ヒガシの場合は4-10ハウスでの180度なので、仕事にはもう、義理人情を欠かせないし、同時に家庭と仕事とのバランスをきっちりとるためにはどんな苦労もいとわないという覚悟が見えます。
なので、恋愛観・結婚観が全く違うし、太陽星座同士もオーブを広く取ればスクエアだし、もともとそりが合わないというのはあると思います。
ヒガシが結婚したのは年齢域で言うと火星から木星への移行期の44歳ですし、人間として一人前になったからというのがあったと思います。しかも彼の火星も木星もともに獅子座ですから、男気を示す「ケジメ」としての結婚だったと思いますし、現に今でも奥さんの木村佳乃さんとはオシドリ夫婦だと思います。
一方マッチは明菜さんとのことがあって、30歳の時にどこかの令嬢としれっと結婚しています。太陽期で蟹座ですので、もともとこの人のホロスコープでは金星と土星のスクエアも目立つし、何より金星と火星がともに双子座ですから正直異性関係には割と軽さを露呈します。金星と土星のスクエアは、肉体関係のみの恋愛も可能だったりすることが、男性にはあり得る配置ですからここにまず「誠実さ」「責任感」は存在しません。(金星も火星も土星も柔軟宮)
ですから、昨年20歳以上も年下の女性と不倫したわけで、「やんちゃ」をするにしてはいささか子供っぽすぎる無様さだと思います。

ジャニーズ事務所は、故・ジャニー喜多川さんも天秤座で、今、副社長としてジャニーズを支えているタッキーこと滝沢秀明さんが牡羊座、現社長の藤島ジュリー景子さんも蟹座、とまあ、活動宮のオンパレードで、相性としてはなかなか相いれないものが多いところにヒガシさんは天秤座・月牡羊座なのでそれを助長するかのような星で、マッチは蟹座ですし、それぞれが自己主張してぶつかるという感じにはなりえます。
マッチの今回の退所の仕方は、山ピーこと山下智久さんの退所とも少し似ている気がして、ハッキリとした説明もなくいつの間にか消えた…みたいな印象です。山ピーも牡羊座ですし、ホントに活動宮だらけだと思いますが。

ただ、マッチの場合、ジャニーズの後継者だとずっと言われてきた「長男格」だっただけに、何の説明もない退所だとやはり「逃げた」「飛ぶ鳥跡を濁す」の印象はぬぐえないでしょう。
そこにたいしてヒガシさんは苦言を呈したのだと思います。
ヒガシさんは今年はまさに転換期で、昨今、ジャニーズは対処する人が続出していますし、何とか自分が立て直すのに一役買わなければ、ジャニーさんに申し訳が立たないという気持ちが強いのでしょう。
イメージよりずっと男性宮が多いので、天秤座のバランス感覚とシュッとしたスマートさはありますが、内面は奥様の木村さん同様熱い人なのでしょう。
4-10ハウスの葛藤が強いので、生い立ちは決して楽観できるものばかりではなかったようですし、ジャニーさんを一生の恩人だと思っているはずです。(ライツが180度ですから芸能界には向いていますが葛藤も多かったはず)
一方、マッチは時代に恵まれたせいか、周りへの感謝の気持ちより、自分が偉いという勘違いを起こしてしまったでしょう(そのあたりがライツのトラインの「ついている」ところです)。
2歳しか違わない二人ですが、いきなりトップスターになったマッチと、それなりにいぶし銀の様な活動を経て今の地位になったヒガシとの違いは、結婚してからの生きざまに現れています。

ヒガシは54歳でプログレスの太陽が射手座にイングレスするので、アセンダント射手座3度ですからここ数年でアセンダントと合になります。これはもう、自分発信の責任を持つという決意を示すような配置です。
マッチのリリスが射手座なので、ヒガシとしてはどうしても何かしらマッチに対して前世からの因縁があったようです。そこにP太陽が来たわけですからもう、何か言わずにはいられなかったのだと思います。「自分がここで言わなければ」と思ったでしょう。
世代的に魚座に土星とキロンが同時にあるので、本来、人のためになることをしていくことが宿命なのですが、マッチも、人命救助のようなことはしているようですが、カーレースに夢中になって芸能活動はほぼ「趣味」のようになりつつあり、もともと正直歌唱力もないし演技力もないし、レーサーとしての活動ばかりだったので、事務所としても「お荷物」だったかもしれないのです。だからなのか、事務所も彼の退所に誰も引き留めることはなかったみたいですね。

マッチのプログレスのイングレスは64歳までないので、このころになって、P太陽は天秤座まで移行しますから、「常識的な行動」がやっとできるのかもしれません。
現在乙女座のP太陽で、先に書いたように天王星・冥王星と土星との180度に乗ってしまっていますので、「勝手な行動」を起こしやすいかもしれません。本人が自分の言動の無責任さにあまり気づいてないような気もします。踏ん反りがえっているわけでもないのでしょうけど、彼の中での常識と一般常識にずれがあるのでしょう。

出生時間不明の場合、プログレスの太陽のイングレスで大体の変化期がわかります。このぐらいの年齢になると結構変化もありますし、そこに年齢域などを重ねて読んでいくと概ねわかってきます。

マッチの曲のタイトルがまさに「ケジメなさい」「愚か者」なのであまりにも自分の行動と一致するタイトルだったりしたので、私見ですが述べてみました。

ジャニーズも世代交代なんでしょうね・・・。

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