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愛することと愛されること [占星学]

誰しも、自分が愛した人に愛されることが一番幸せだろうと思います。

でも、なかなかいろんなホロスコープを観ていて、その通りになっている人は少ないのです。
だから世の中から恋愛占いがなくならないのでしょうけど・・・。

能動的な働きかけの愛(自分から愛する事)を示すハウスは5ハウスですが、受動的な愛(愛される事)を示すハウスは対極の11ハウスになります。

私自身で言うと、まあ、好き嫌いがはっきりしていますので、嫌いな人に好かれるという嫌な思いをすることはないのですが、その分能動的な働きかけをした方が良い星を持っているにもかかわらず、5ハウスの火星をうまく使えないため(品位が悪くハードアスペクトも多い)心の底からその人のことが好きで好きでたまらないというような、ドラマチックな恋愛感情を抱いたことはないのです。
反対に11ハウスには海王星しかなく、アスペクトの非常に少ない惑星なのもあって、これまた、無条件に愛されるということはあまり多く望めない配置です。
5ハウスに至っては主星が火星なのに、エネルギーがうちに向いているせいで使いこなせないし、11ハウスも主星は金星で最も配置の良い星であるにもかかわらず、うまく作動しません。

私の場合はひとえに自分自身がもてないという変な確信を幼少期に実感してしまったことで、2ハウスキロンのせいで愛し、愛されるということに対しての自信がないせいですが、やはり幼少時のトラウマというものはなかなかなくならないものです。
もはや恋愛する必要もない年齢ですが、やはり、愛する人に愛される人というのは、5ハウスや11ハウスの葛藤が少ないケースが多いですし、バランスよく配置されていると思います。

5ハウスだけが過剰に働いてしまっても、イケイケどんどんみたいな感じになって重たがられてしまったり、好きになることで好かれようとしてしまう傾向がありますから恋愛においては厄介だったりもしますし、11ハウスに凶星ばかりがあると、変な人にばかり好かれて困るケースもよくあります。
友人で、美人だし裕福だし何不自由ない生活をしているかのように見える人がいますが、彼女はとにかく「愛されたい」ということばかりに常にこだわっていて、自分からは誰も好きにならないと言い切ります。美人なので確かに男性が寄ってくるし、もてるとは思いますが、いつも不満なのです。
5ハウスも11ハウスもカスプ主星は私と同じで、火星と金星なのですがハードアスペクトがものすごく多く、特に火星に対してはハードばかりなので、自分から好きにならないと言い切っているのかもしれません。11ハウスに海王星があるのも私と同じですが、金星も海王星も比較的ソフトアスペクトが多いため、普通以上に愛されている方ではあります。
でも、いつも満足できずにいるし、実際孤独感に見舞われています。
優しい人だし、愛情も私などよりずっと深い人なのに、彼女の能動的な愛情はすべてお子さんにしか向かず、(5ハウスカスプ主星の火星が1ハウスにあるため)統治星が2ハウスの木星なので物質的な価値観に自分のアイデンティティが向いてしまうせいか、ドラマチックな愛情を求め続けているヒロイン願望の強い人なのです。
11ハウスに冥王星があるような人も、愛されることにこだわりが強くなります。

いつも恵まれていると思う我が娘ですが、11ハウス主星金星が天秤座(ルーラー)でそのまま11ハウスにあります。彼女自身は能動的な愛情も示すタイプで5ハウス主星の火星もまた5ハウスですので、愛し、愛されるために生まれてきたような子です。
娘は本当に友達を大事にしていますので、やはり愛されるのだと思いますが、自らも愛情を与えることが本能的にできるからこそなんだと思います。
2ハウスには凶星が3つもあるので、自信は思うほどないのですが、主星が木星で7ハウスですから、今の婿と出会って自信がついたようです。

見返りを求めず愛する事ができることも素晴らしいですが、やはり無条件に愛されるということは非常に恵まれていると思います。
自分の望む形で愛されたいと思うがあまり、不満を抱くより、愛されたらそのことに感謝して謙虚になり、相手の望む形で愛情を与えることができれば最高なんでしょうけど、恋愛が本能的なものだけにどうしても人間の欲望が絡むので難しいですね。

私など、愛されている配置を持ちつつ気づかないで自分からなかなか愛を与えようとしないところが大きいので、(受け入れられなかったらどうしようという傷つきたくない思いが先行するため)5ハウス関連に課題が多いのかもしれません。

2-8ハウスの自己承認と他者承認とともに、サクシデントハウスはやはり人が成長するためにはいろんな人と関わる中でいかに相手と自分を信頼できるかということに関係しますので、とても重要なハウスだと思います。

https://youtu.be/jChAaDOr_WM

「愛すること」という大好きな曲があったので・・・この曲は本当にいつ聞いても泣けます。
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