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運が強いということ [占星学]

占いでは定番の「運がいい・悪い」ということがありますが、運がいい人というのもまた、単に籤運がいいとか、男運がいいとかそういったものから、すべてにおいて幸運を手にいれられるような人もいます。

でも、運がいいイコール運が強いというのではありません。
簡単に言うと、グランドトラインなどソフトアスペクトが主流になっているような人は「運がいい」とは言えますが「運が強い」わけではありません。むしろ、逆境には弱い面がありますので、運がいいのであまりそういう目に遭わないですが、今回のコロナのようにどんな人にも平等に来てしまうような「災難」の場合は避けて通れませんし、そういった逆境には屈してしまう面があります。
でも、グランドクロスやTスクエアなどハードアスペクトが主流になっているような人の場合、確かに人よりも試練は与えられますがその分それをはねのけられる強さがあるので「運が強い」人が多いのです。

いい・悪いというのは本人の努力や考え方である程度何とでもなります。
でも、強い・弱いというのはもともとの性質なので、努力で急に変われるものではありません。

ホロスコープを観ていて成功していたり自力で運命を切り拓いているタイプの人の場合たいてい特徴的な傾向があります。
ホロスコープ上「良いハウス」と言われているのは「生命宮」つまり火の星座のナチュラルハウスに当たる1・5・9ハウスなのですが、ここに惑星が多くある人は良しあしでなく、「運が強い」と言えます。
さらには、1・4・7・10の「アングル」(アンギュラー)ハウスに星が多い人も能動性がありますので運が強いでしょう。
私はグランドトラインもグランドクロスもTスクエアも全部あるので、割とそれなりに波乱もありますが、何とかなってきているのは、生命宮に6天体あるからでしょう。
アングルには3個しかないのですが、生命宮に星が多いとやはり自力で何とかしないといけない局面が多く、何とか頑張れます。

若いころは「強い」と言われることは正直あまりうれしくなかったのですが、年齢を重ねるとやはりいろんな経験を積むうえで、弱かったら逃げていただろうし、凹んでいたことも、何とか耐えてきたのは、この「強さ」のせいかなと思いますからありがたいことです。

逆にキャデントハウスに星が多い人は運が強いとは言えないですが、周りと調和して目立たないポジションにおいても嫌な顔をしないで生きていける長所があります。

サクシデントハウスの場合は、人と関わる事で成長できますし、人と人とをつなぐ役割を持ちます。私はここに星が多いので、人と関わる仕事を自ずとしているのでしょう。

生命宮は火の星座のハウスですが、物質宮は地の星座のハウス、関係宮は風の星座のハウス、終末宮は水の星座のハウスです。これらのいずれかに星が多いと、グランドトラインができる可能性があります。
一方、アングル・サクシデント・キャデントにそれぞれ星が多い場合、グランドクロスを形成しやすくなります。

自分で何か切り拓こうと思う人は、生命宮に惑星がいくつあるか、どんな惑星があるかに注目してみるといいでしょう。
運が強すぎてもまた、孤独と隣り合わせになりがちですので、なんでもほどほどがいいということは、言うまでもありませんが。

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