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ハードアスペクトを有効に使うこと [占星学]

将棋の藤井聡太7段が、いろいろ記録を塗り替えようとしています。
しかも飄々と、呼吸するみたいにサラッとやってのけるから彼の場合不思議です。

風の星座の子かと思ったら蟹座なんですよね。しかも月も蠍座で水の人だったとは・・・。

出生時間もわかるので以前からホロスコープは観ていたのですが、月の蠍座が醸し出すあの老成した落ち着き。(でも、明石家さんまさんと同じライツなんですけどね・・・さんまさんも余計なことは案外言わないので、実はしっかり組み立ててしゃべってるんですけどね)

藤井七段の強みは、やはり10ハウスに現在もT火星が通過中であることで、ベテラン棋士の方に非常に強いところです。若手の人にはあっさり負けてしまうところがありますが、いわゆるベテランの人には引けを取らないところがあります。もともとリリスが10ハウスですから、多分若くして地位を確立するとは思いますが、ゴルフの石川遼さんが若くして偉業を達成して以降、低迷が続いたように、あまりに早くに注目されることによって、一種の「燃え尽き」のようにならないかが心配です。

ただ、藤井七段はどうも、マイペースのようですし、あまり風評に左右されないメンタルを持っているようです。風がどこかにあるはずだと思えばアセンダントが双子座です。
偉業を達成していてもどこか他人事のような感じだし、いたって変わりません。

でも、彼の太陽は蟹座25度ですから、現在長期滞在中の山羊座にある木星・冥王星さらには水瓶座0度の土星も合わせたトリプルコンジャンクションに対してオポジションです。これをうまく生かして勝負ごとには使っていますね。
彼の太陽は水星・木星とトリプルコンジャンクションです(あれ?確かせいやさんも同じパターンだったはず)でも、彼はそれが2ハウスですのでまあ、若くしてお金を稼いでますんで、当然ですが、自分の将棋には自信を持ってるんでしょうね。

これから半年ぐらいの間、T火星は彼の10~11ハウスを通過しますので、さらなる活躍が期待できそうです。しかも今年はアセンダント付近をTドラゴンヘッドが通過するので、対戦者にも恵まれるでしょうし、1ハウスのプログレスの月がありますから変化運で、運気そのものが強いのです。

活動宮に星が集中する今年、蟹座第三デーク生まれの彼にとってはそんなにたやすい時期ではないのですが、日ごろから努力の虫のような彼にとっては、良い結果しかもたらさないのです。
根性がなかったらめげてしまうような配置なのですが、十時間以上もの対局をこなす彼にとって、辛抱とか努力とか忍耐とかは、別段普通のことなのでしょう。

月と水星とその、10ハウスにある魚座のリリスは水のグランドトラインですから、彼にとっては将棋は勝負というより、一種の芸術のような感じで楽しんでいるというのも良い意味で働いていると思います。感覚の鋭さもあり、地頭が良いことも示しています。
気負いというものがまるで感じられないタイプの人は、スポーツなどでもやはり好結果をもたらすことが多いですが、「緊張と緩和」がうまくバランスを取っているんでしょうね。
アセンダントと土星が合であることもまた、彼の忍耐強さを示していますし、何より将棋は純日本風のものですから、海外での対局はほぼないですし、9ハウスに天王星・海王星があり、海王星がややアフリクトされていますので、海外遠征などがあるとちょっと不利なのかもしれませんが、日本国内ではあまり影響しないと思います。

意外と地の星がない彼ですが、(乙女座の金星のみ)浮ついたところなどみじんも感じられません。
幸い、T金星が彼の12ハウスを通過中なので、余計な恋愛問題などに現を抜かすことはなさそうですし、今は将棋が恋人だろうと思います。

本当にこれからが楽しみな藤井七段ですが、周りがいくら騒ごうとも、一切変わらない態度でいつも臨む姿勢は、いい年をした大人は見習わなければならないですね。

まだ17歳ですので、金星期で乙女座だから唯一の地の星が出ていて老成して見えるのでしょうけど、これから太陽の年齢域になった時、不動の人気を得て、さんまさんみたいに流ちょうに喋る藤井聡太君が出てくるのでしょうか?

いずれにせよ、素晴らしい精神力です。
ハードアスペクトもこのように日ごろから努力を重ねている人には、助力にもなります。

なので、腐らずに、不断の努力を重ねるということがやはり何事にも必要なんでしょうね。


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