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来る風の時代における天王星の意味 [占星学]

今年は夏至のだったり、つまり蟹座0度が日蝕(太陽と月が合)だったり、冬至の日、つまり太陽が山羊座0度の日に水瓶座0度で木星と土星のグレートコンジャンクションが起きるなど、0度という節目で何かしら天体現象が起きるのでやはりちょっと特別な年だとは思います。

そして、今は土星は水瓶座に一時的に移行していますが、基本的に木星・冥王星に伴って山羊座の第3デークをうろうろしています。
変化を起こす惑星は天王星が主なものですが、これは、土星で築いてきた土台とか、今までの考え方を覆すような外的な変化を伴う場合が多く、「変えなきゃ」という意識の変革を促す星です。
今年は特に大惑星がほぼ地の星にいますので、同時に牡牛座という最も変化を嫌う星にその天王星がいるということが何だか意味が深いです。

天王星は、外側から気付きをもたらす星ですが、冥王星はもっと内なるパワーで、「自分の意思に関係なく変えられてしまう」変化を意味します。
意識的に変化を促すのが天王星なら、変化を余儀なくされてしまうのが冥王星でしょう。

私は地の星が多いので、この天王星のせいで、いろいろ今年は変化を起こそうとしていますが、コロナなどは冥王星的なものであり、自分の変化をまた、元の木阿弥のように変えられてしまうことが多いように感じます。
ただ、来年になると木星・土星は水瓶座に移行するため、双子座入りしたドラゴンヘッドとともに、風星座に惑星や感受点が多く移ります。

でも、天王星・冥王星は牡牛座・山羊座に滞在します。

トランジット天王星がライツに対してどのようにアスペクトしているかによって、変化に違いがあります。
私の場合はライツに対してグランドトラインを形成しますから、風の時代になると新しい考え方(今で言えばたぶんネット社会に対しての適応力のなさ)についていこうと思うより、その新しい流れをもっと楽しむというように考える方がいいのかもしれません。太陽はどうしても天王星と絡むと「新しいやり方を模索しないといけない」と思いますが、トラインの場合はあまり変化を起こすというエネルギーは出ません。これはむしろハードアスペクトのほうが能動的に働くと思いますから、風の時代になると水瓶座などの人は守護星天王星を生かすでしょう。
ただ、月とも私の場合はトラインになるので、こちらは受動的なものですから、新しい感覚が湧いてきたならそれを受け入れて楽しむことができそうな気がします。
むしろ月が天王星とハードアスペクトになる不動宮の人にとっては、その変化を受け入れるのに苦労するかもしれません。

ついつい土星や冥王星の山羊座滞在にばかり気が向くので、気が重くなりますが、天王星はグランドトラインなんだと考えるともっとこれを有効に使わなければ・・・と最近はちょっと更新頻度が増えているのです。(無意識です)
太陽はどうしても土星・冥王星に抑えられ(木星は挟まれていて窮屈)意識的に能動性を発揮しようとすると抵抗を感じますが、無意識に働きかけることが大事な気がします。
つまり、やりたいときはやるけれど、気乗りしない時は別に何もしなくてもいいというようなアバウトさです。

ネイタル天王星が獅子座にあり、ハードアスペクトが多いためどうしても急な変化に対応しづらいところがありますが、新しいことに取り組むのは、怖い気持ちがあっても同時にワクワクする気持ちもあります。
せっかくならよい方のアスペクトを意識した方がいいですから、今年はもうすぐやってくる火星の牡羊座(ルーラーなので強い)長期滞在にあたりこれまた太陽とスクエアだし嫌だなぁと思っていましたが、ネイタル天王星とはトラインです。アセンダントを含めると火のグランドトラインにもなるし、やや変則的ですが、生命宮に近いグランドトラインですから、能動性は発揮できるはずです。

火星はトラブルでもありますがエネルギーなので、負のエネルギーばかりではありません。良い方にエネルギーが向けば、活力源になります。

冥王星は確かに怖いですが、天王星はそれを跳ね返す明るさがある星です。
8ハウスの天王星はちょっとイメージ的にはいやな感じがしますが、無意識な本能的なものに従うことでエネルギーがプラスに働く可能性を秘めています。

無意識というものに目を向けていくことで天王星の変化を楽しめるような気がします。

私事ですが、大きな変化を起こそうとしましたが、そこで事前にトラブルが発生し、中断せざるを得なくなったのです。正直凹みましたが、これはきっと、無意識に小手先の変化を阻止したんだと思いたいです。
変化は確かに意志を持って起こすものですが、無理に起こすものではないという教訓です。
意志を示すネイタル太陽とT天王星がトラインの時期にわざわざ変化を起こす必要はないだろうという結果に落ち着きました。

ただ、起きていることのすべては意味のあることなので、その意味を月でじっくり感じつつ、ちょっと苦手な天王星との付き合い方を考えてみようと思いました。

冥王星は2024年には完全に水瓶座に移行しますが、天王星は2026年にならないと完全に双子座に移行しません。ここからが本当に風の時代なのでしょう。

活動宮の私はついいつでも能動性ばかりを追求し、できないことに対していら立ちますが、感じる事の大事さがなんとなくわかりました。できないのではなく、やりたくないのでは?という心の声に従うと自ずと見えてきたものがあります。

もちろん、冥王星が意思とは無関係に何かを仕掛けてくるという恐怖は常にありますが、それを気にして生きていくより、日々何かを感じながらプラスのエネルギーに変えていくことのほうが大切だなと思いました。


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