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恋愛に不必要なプライド [ひとりごと]

コロナ禍が少し緩和されつつあるせいか、やはり人との直接のつながりを求めようとする動きが強まっているようです。
最近は直接鑑定に来てくださる方も増え、水星逆行中だからか、何年か前に鑑定した方からの依頼も多いです。やはり人とは会って話さなきゃダメだなと思います。

その最たる例が恋愛だと思いますが、昨今、出会いの形も様々に変化していて、ネットでのいわゆるマッチングなどが普通に認められています。
私みたいな老齢の人間は、ちょっとそういった出会いは怖いのですが、必ずしも悪い出会いばかりではないし、実際コロナ禍で会えないのだから、ネットを頼るしかないでしょうし、この時期ならではの恋愛の求め方だとは思います。

恋愛相談を受けていて思うのですが、どうも、恋愛においてはある程度のプライドはもちろん必要ですし、淋しいから誰でもいいというような考え方をしていると恋愛依存症のようになってしまいますし、実際弱っているときには普段なら好きにならないような人が、白馬に乗った王子様のように輝いて見えてしまうというように、鑑識眼も狂いがちです。
ただ、プライドが高すぎるとこれまた、なかなか良い出会いには結びつかないということも多いのです。
プライドが高いというと、獅子座が一般的にはよく言われていますが、獅子座のプライドは長所でもあり、自分自身に信念を持っていてそれを曲げないという感じのプライドイコール誇りのようなものだと思います。なので獅子座の人は恋愛において、良いプライドを持っていて相手に嫌われたらどうしようというような、不必要な思い入れはなく、自分が相手のことを好きであるという能動性に対してのプライドを持っているため、相手に必要以上に好かれようと媚びたりもしません。

ところが、相手に愛されたいと願うばかりで能動的に働きかけることをカッコ悪いと思うようなプライドは不必要です。
これはプライドと言っても、自尊感情を傷つけられることに対して必要以上に反応してしまうもので、例えば相手からLINEなどの返事がなかったら別に自分が連絡したければすればいいのに、「自分から連絡してばかりだと重たいと思われないだろうか」というように考えてしまって連絡できずに悶々としているうちに自然消滅してしまうようなケースがあります。

要するに自分が相手に対してどうしたいか>相手がどう思っているか

という価値判断で動ける人は、余計なプライドは持ち合わせていないと思います。
もちろん、強引すぎるアプローチは相手に引かれてしまいますが、適度なアプローチは恋愛においてはやはりインパクトがあります。

恋愛相談では、相手の気持ちを知りたいという人が圧倒的に多いのですが、相手の気持ちを知ったうえで自分が動くというのはやはり自分が傷つきたくないというプライドが邪魔をしているように思います。

もちろん、経験則によるものなので、絶対にそうだとは言えませんが、射手座にライツを持つ人が意外とこのプライドが邪魔をするケースがあります。我が次女がそうなので実例としてわかりやすいのですが、自分から追いかけるのが好きなくせに、相手からのアプローチがないと動かないのです。そして悶々と悩む自分に腹が立つので余計に動かないという悪循環です。
射手座は文字通り弓矢を射るため、能動性はあるのですが、柔軟宮だからか、コントロールがうまいかというと割と適当なため、調子の良い時はまっすぐに弓矢は飛びますが、気乗りしない時は全く飛びません。火の星座は概してプライドそのものは高いですが、射手座のそれはややわかりづらいです。自分がその人を好きだという気持ちが相手にわかるということが嫌だというような変な屈折をしていたりします。なので案外本命に対してはツンデレで、どうでもいい人にはフランクなのでどうでもいい人から言い寄られやすいでしょう。この傾向はどちらかというと太陽よりも月の射手座の人に見られるかもしれません。

あと、かっこ悪いことが恥ずかしいと思う天秤座のプライドもいささか恋愛では厄介です。
恋愛など本能でするものだから、確固たる理由などないのに、自分の言動を俯瞰して観てしまうもう一人の自分がジャッジしてしまいます。理屈をこねているうちに時間が経過してしまうというパターンです。

逆に本能に素直に動けるのが意外と蠍座や牡牛座です。恋愛においては変なプライドは意外となく、好きだという思いがストレートに伝わりやすい星だと思います。
もちろん、月や金星火星などの星も絡むので、それらに射手座や天秤座があった場合はもう少し複雑化します。

水の星座はあまり恋愛にプライドが邪魔をしません。気づいたら動いているという感じですから、かっこ悪いとかあまりそういうことは気にしないと思います。なので、愛されやすい場合が多いでしょう。

自分自身の仕事や考え方などにプライドを持つことは大事だし、自分を必要以上に下げることはないのですが、協調することと迎合することは違います。
好かれようと思って行動すると不自然になるため、たいていうまくはいかないものです。

ただ、本能で動いて、ダメだった場合に縋り付くのは、プライドのない行動ですから、潔さや自分を顧みるということもまた、本当の意味でのプライドで、自分が好きになった相手に振られたら相手のことを貶めて「あんな奴、なんで好きになったんだろう」というような思い方をするのは不要なプライドだと思います。
こういう思い方をしていると次の恋愛に対してもそのプライド(自分は間違っていないという)は邪魔をします。
恋愛は必ず相手のいることなので、相手にも言い分はあります。
ダメだった場合は縁がなかったか、相手の良さがわからなかったか、自分の良さが相手に伝わらなかったというような場合が多いし、何かが合わなかったのですから、好きになったこと自体を恥じたり後悔したりする必要はないと思います。
過去に痛い思いを経験している人のほうが良い恋愛に出会えることが多いのですから・・・。

私みたいに、恋愛において痛い思いもしていない代わりに対して熱い思いもしていないようなのは、恋愛面では成長していないなと思います。
アセンダント射手座なのと、月の乙女座のスクエアのせいか、やはり嫌われたらどうしよう~と思って行動しなかったまま年を重ねてもはや恋愛などを語れない年寄りになってしまいましたが、これから恋愛したい人はぜひともうまくいきたい、という結果を求めるよりも、その人のことが好きなんだというシンプルな思いを大事にしてほしいなとは思います。
「やりたいと思ったことはとにかくやってみよう」というように、やはり行動することが大事だとは思います。

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