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魂のレベル [有名人]

人はみんな生まれてきたときに使命を持っていますが、それが生きている間にはっきりと遂行できる人というのはなかなかいなくて、また持ち越して来世に生まれ変わるという場合が多くなります。

しかも、12のハウスにおける使命は人によって同じハウスでも異なってきますのでそこはもう、ホロスコープ全体から判断していくことになります。

特に12ハウスとか8ハウスというような深い意味合いを持ったハウスは伝え方によってはクライアントに恐怖感しか与えないので、気を付けて扱う必要があります。
魂のレベルによって大きく意味が異なるハウスだからです。
高い魂レベルの人の場合は12ハウスはまさに自己犠牲を厭わない奉仕や、癒しを与えるとか人助けの意味合いになることが多いですが、低い魂レベルだと最悪の場合犯罪に関わったりしますし、隠遁生活を余儀なくされることもあります。あの、麻原彰晃などは12ハウスの先行日蝕を持っていたので、まさに犯罪に関わる人生でしたから、魂のレベルが非常に低次元だったと思います。

先日、上皇后さまが86歳の誕生日を迎えられたというニュースがありましたが、もちろん、皇室に嫁がれた方なので、魂のレベルは最上位です。
僭越ながら、皇室の方の出生時間は割とデータとしてあるので調べてみたのですが、MC獅子座で先行日蝕はまさにMCと合、上の立場になられる使命をお持ちだったということです。(ちなみに私も10ハウス先行日蝕ですが、レベルの違いが明らかです・・・)

そしてその使命を遂行するために必要な魂のレッスンが、上皇后さまは3ハウスでした。
3ハウスというと、コミュニケーションのハウスですが、上皇后さまのお言葉はいつも感銘を受けるものが多いなと感じていたので、さすがだと思いました。
もともとお嬢様育ちの方ですが、それでも、皇室に嫁がれ、将来皇后になることが義務付けられていたのですから、いろんな帝王学なども学ばれたでしょうし、御后さまとしての立ち振る舞いやいろんな勉強をされたはずです。
蠍座のアセンダントの上に水星が上昇星としてありますので、まさに彼女の水星は強く作用します。
先日のお言葉で、感銘を受けたのが、今年は体調があまりよろしくなかったですが、それを
「愉快ではない状態」
とおっしゃったそうで、通常だったら「不愉快」「体調が今一つ」などというのが凡人だと思うのですが、聞く人を不快にしないような言い方を常にされる気遣いをされていて上記のようにおっしゃったように感じますので、本当に品性と知性を感じます。
さらに、ピアノの練習もご病気のせいでできなくなってしまわれたことに対しても
「お返ししました」
とおっしゃったそうで、これも凡人だったら「できなくなったこと」に対して「腹が立つ」「悲しい」というネガティヴワード全開になるのが常です。

いくら帝王学を学んでいてもご自身の体調の不具合に関してこのようにはなかなか言えません。

私などもう、常日頃から不平不満のネガティブワード全開になるので、大いに反省しました。

上皇后さまは7ハウスのキロンがありますので、覚悟の上でのご結婚だったと思います。
本来4ハウスに月があるので、普通の結婚だったら実家にも帰ったりできますが、皇室に嫁いだ以上、そのようなことも許されないですから、本当にシンが強くなかったら参ってしまうと思います。

9ハウスにある冥王星は統治星で、高い精神性を意味していますし、ハードアスペクトも結構多いのですが、これはもはや、魂レベルの問題で、上皇后さまぐらいの方になると、ハードアスペクトをきっと
「何事もとことんやり遂げる」
ということにエネルギーを使われたと思います。

もともと太陽が12ハウス、月も4ハウスとどちらも終末宮にありますし、絶対に上皇様よりも前に出ることなく常に三歩下がっていらっしゃったし、余計なことは決して言わないという意思の強さも半端ではなかったと思います。
水星座に最も星が多く、とても情緒的で優しい方だというのもわかります。

体調はきっと本当に愉快ではない状況が続いていらっしゃると思います。

上皇后さまのような立場の方でも、決してソフトアスペクトの多いホロスコープではなく、むしろハードアスペクトのほうが多いのですが、やはり魂のレベルで、それを糧にされてきたので常に人前では笑顔なんだろうなと思います。

もちろん凡人であっても、そういった立ち振る舞いを見習えばハードアスペクトをただ嘆くのではなく、成長のために必要なアスペクトなんだと捉えて努力、精進していけるわけです。

年を取り、普通にできていたことがどんどんできなくなる母や自分自身にいら立つことが多い毎日ですが、人は年を取ったらいろんなことを「お返しする」んだと考えると何となく優しい気持ちになります。
と言っても毎日のように母とは言い合いになっている私はまだまだ魂レベルが低すぎますが。

人様に不快な気持ちを与えないような言語体系をなるべく心がけたいものです。
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