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防衛本能 [占星学]

人間は、自分を守ろうとする傾向がどうしても本能的にあると思います。

そのために、自分が傷つくのを恐れて先に相手を攻撃することで自分を守ったりすることもあるし、

自分の得意分野に逃げ込むことで守りに入り、冒険をしようとしなかったり

さらには、理想主義的に自論を打ち立てて自分を納得させようとするなど

ずべては自己防衛本能のなせるわざです。

占星学でもこれらの防衛本能をホロスコープから観ることができます。

一般的には東半球に惑星が多いタイプの人は自分の世界を守ろうとするため、協調性に欠けたり、傷つくことを恐れてあまり人と関わろうとしない傾向があります。
私自身も東半球型なので、その傾向が大いにあると自覚しています。

ただ、そういう場合やはり成長できないという課題も発生するので、成長のためにはあえて反対側の西半球型の長所であるところの協調性や常識などを学ぶ必要があります。
私は風星座に惑星もないため、どうしてもサラッとしたつきあいとか、さっぱりした関係性を築くことが苦手ですから、そういったことのためには人と関わる仕事をすることが大事なのであえて学生時代も接客業のアルバイトをしたりしてきたところがあります。(占星学の詳しいことは知らなかったですが)
なので結構社交的に観られてしまいますが、本来は人づきあいは結構苦手で努力してやっているところが大きいのです。

防衛本能の中には、あと、グランドトラインもあります。
これもまた、もともと持って生まれた才能ということで、グランドトラインは概ね同じエレメントで起きますのでその分野の意味するところに逃げ込めば傷つかないという意味での防衛です。
私はこれもあります。地のグランドトラインなので、形のあるものをどうしても好み、見えているものに対しては細かい配慮もできる方ですが、見えない事柄やフィーリング等を言葉にしようとしてしまうので、ニュアンスが伝わらない場合も多々あります。
論点を瞬時に的確に理解するというのもあまり得意ではないので、文章が長くなる傾向は否めません。

その他、防衛のアスペクトや理想主義に関するものは私はありませんが、そういった形もここでは省きますが、結構自分の殻を打ち破るには努力を要するという場合がいくつかあります。

無防備なのも問題ですが、防衛本能が働きすぎるとやはり新しいことへのチャレンジなどには戸惑いが生じます。

春、新しいことが始まる時期でもありますし、今は風の時代というフレキシブルで軽やかなものが求められている時代ですので、防衛本能はそういったことへの障害になることもあります。

以前書いたと思いますが西半球に惑星が多い人はどうしても人の評価を気にしてしまいますがその分他人軸で動けるので、人の気持ちや見えないものに対する柔軟性は持っています。
ただこれも強すぎると自分がないというグラウンディングの弱さにつながりますから、どちらかというと、西半球型の人がグランドトラインを持っていたり防衛のアスペクト等を持っている方が有効に使えると思います。

比較的どんな人ともうまくやっていけるような人がいますが、そういう人は協調性もあるけれどしっかりと自分を守る方法をも知っているような人だと思うので、周囲に流されることなく世渡りしていけるのではないかと思います。
グラントトラインでも、3・7・11ハウスという風星座のナチュラルハウスで形成されていたり、風のグランドトラインを持つ人はやはり羨ましい配置ではあると思います。

私はどちらにも惑星がありませんから、そこはもう努力しかないので学びの多い人生なんでしょうね。


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